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思春期前後の少年少女をモデルとした瑞々しい作品が印象的なアルゼンチン出身の女性アーティスト、カロリーナ・ラケル・アンティッチの新作絵画による個展。
この度Art-U roomでは、アルゼンチン出身の女性画家カロリーナ・ラケル・アンティッチを迎え、当ギャラリーでの4回目となる個展を開催致します。
アンティッチの作品では、主に思春期前後の少年少女を中心とする子供たちの姿が、広く余白を残した画面の中に、淡く繊細なタッチで描かれています。どこか現実と空想の狭間の世界に存在するかのように佇む子供たちの姿からは、彼らが持つ多面的で儚く移ろいやすい感情の揺らめきが反映されているように感じられます。また、これらの作品の前に立つ時、かつて子供だった大人たちは、遠く記憶の底に埋もれた自身の記憶を、そっと呼び起こされるような印象を受けるかもしれません。
アンティッチは現在、ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションにて開催中のグループ展「忘れられない、」にも作品を出展しています(会期は4月15日まで)。そちらの展覧会とも関連する本展「Somehow」は、どういうわけか画家の心に残る忘れられない場面や人物を題材とした新作絵画約10点と陶製の彫刻1点で構成されます。これらの作品の中には、アンティッチがこれまでも繰り返し描いてきた氾濫した河のイメージを扱ったものや、また、以前から続けられている著名な人物の幼少期を描いたポートレートのシリーズとして、探検家のアーネスト・シャクルトンや映画監督のアンドレイ・タルコフスキーをモデルとした作品が含まれています。Art-U roomの移転後初となる本展覧会、ぜひご高覧下さい。
■ カロリーナ・ラケル・アンティッチ
1970 年アルゼンチンのロサリオ生まれ。現在はイタリアのヴェニスにて制作活動を行なう。2005 年にイタリア若手芸術家賞の最終選考者となり、同年開催された第51 回ヴェニスビエンナーレにて作品が展示される。以降ニューヨーク、ミラノ、ロンドン、東京、ブエノスアイレスほか世界各都市で個展を開催。近年は磁器による彫刻作品の制作に取り組むほか、吉本ばなな作品のイタリア語翻訳版のために表紙デザインの原画を提供している。
作家ウェブサイト
www.carolinaantich.com
後援:在日アルゼンチン共和国大使館
会場
Art-U room 港区南青山1-15-2 南青山スタジオフラットB1-II
開催期間
2018/03/23(金) ~ 2018/04/21(土)
時間
開場 火 - 土13:00-19:00 / 日・月休
料金・費用
入場無料
主催・共催・協力
Art-U room
問い合わせ
Art-U room(アートユールーム)
artuinfo@abox23.so-net.ne.jp
公式サイト
※掲載内容が変更となっている場合があります。最新情報については、会場・主催者の公式サイト等でご確認ください。
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