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ヴィタリナ

2020年09月19日(土)~ 公開中

絵画のような陰影の中で自分の人生を語る女性

監督

: ペドロ・コスタ

出演

: ヴィタリナ・ヴァレラ/ヴェントゥーラ/マヌエル・タヴァレス・アルメイダ/フランシスコ・ブリト/マリナ・アルヴェス・ドミンゲス/ニルサ・フォルテス

製作年

: 2019

製作国

: ポルトガル

配給

: シネマトリックス

上映時間

: 130分

解説・あらすじ

リスボン。空港にひとりの女性が降り立つ。カーポ・ヴェルデから出稼ぎに来ていた夫の危篤の知らせを受けたヴィタリナだ。しかし夫ジョアキンはすでに亡くなり、埋葬もすんでいた。夫の住んでいた家にヴィタリナはそのまま留まり、死んだ夫に語りかけるように自分の人生を話しだす。生前の夫を知るものも部屋を次々と訪れ、自らの人生を語っていく。教会でヴィタリナはミサを依頼するが、神父は信仰を失っていた。
『ヴァンダの部屋』『コロッサル・ユース』など、移民達が暮らすリスボンのフォンタイーニャス地区に暮らす人々を撮り続ける鬼才ペドロ・コスタ監督。その映画表現は独特で、一般的なエンタメ映画とは全く異なった世界を見せてくれる。本作でもすべてのシーンで光と影が強調され、考え尽くされた構図はまるでゴヤやレンブラント、エル・グレコの絵画のよう。美術館にかけられた名画のように、細部までしっくりと見たくなるだろう。その画面の多くを占めるのは暗闇や影だが、この暗闇があるからこそ光が当たるところが生きてくる。死んで映画に登場することのない夫がその影の部分なら、語り部となるヴァンダは光の部分だ。男に裏切られた人生を語るが、みじめな男どもに比べるとその目線ははるかに力強い。スクリーンでこそ観たい作品だ。

ユーロスペースほか全国にて順次公開

ヴィタリナ公式HP>>

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