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内田あぐり展ー安里/積層

  • 2025/03/19(水) ~ 2025/04/07(月)
  • 日本橋髙島屋S.C. 本館
  • 日本橋駅
    日本橋
    展示・展覧会
  • 内田あぐり展ー安里/積層_1

    《夜の人/The Night Fly》

  • 内田あぐり展ー安里/積層_2

    《沼地》53.0×53.0cm 2025年               岩絵具、顔料、墨、膠、切箔、野毛、雲肌麻紙

  • 内田あぐり展ー安里/積層_3

    《COLTRANE OM》ドローイング 34.0×49.0cm 2024年鉛筆、木炭、パステル、紙

  • 内田あぐり展ー安里/積層_4

    《柘榴》ドローイング 112.0×42.5cm 2025年       天然染料蘇芳、膠、墨、鉛筆、木炭、越後門出和紙

  • 内田あぐり展ー安里/積層_5

    《夜の人/The Night Fly》45.5×53.0cm 2022年          岩絵具、顔料、墨、膠、雲肌麻紙 

  • 内田あぐり展ー安里/積層_6

    《河-I》15.5×10.5cm 2025年               岩絵具、顔料、墨、膠、雲肌麻紙

  • 内田あぐり展ー安里/積層_7

    《河-II》15.5×10.5cm 2025年               岩絵具、顔料、墨、銀泥墨、膠、雲肌麻紙

「内田あぐり展ー安里/積層」が、日本橋高島屋S.C. 本館 美術画廊Xにて開催されます。

内田あぐり氏は、膠や和紙など伝統的な日本画材による描画に拘りながら、原初から人間が背負うテーマを身体的なストロークで描きだす画家です。画面からイメージされるのは“存在を確かめるかのような傷”、そしてその痕跡を塞ぐようにコラージュを施し、あるいは縫い合わせる、破壊と再生行為の連鎖。それはまるで漠然とした、しかし確かにそこにある何かを、画布という依代で感受するための儀式のようです。これまで一貫して人間やその人体フォルムのモチーフを中心に制作を続けてきましたが、近年は河川や風景を題材にした作品も描くようになり、生命の循環や、より広い自然観から人間を俯瞰するステージにも入ってきました。

本展を象徴する幅約10メートルにおよぶ大作『安里-ASATO』は、沖縄県那覇市街を流れる川にインスパイアされた作品です。内田が直感的に選んだ特に変哲もないその二級河川は、凄惨な歴史の目撃者でもありました。作品に立ち顕れるのは、時間、空間、異なる属性の人間や文化、感情が、様々に交錯し折り重なった堆積層。本展ではこの『安里-ASATO』を中心に、内田作品の根幹に迫る新作・近作によるタブローの中・小品やドローイングを展示。その中で柘榴(ザクロ)の作品は、画家自身の命名の由来にもなった自我に繋がるモチーフであり、また図らずも川の大作の隠喩としても機能しています。この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。

◆【作家略歴】
1949年東京都港区生まれ。
1975年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻日本画コース修了。
1993年文化庁芸術家在外研修員として渡仏、第12回山種美術館賞展大賞受賞。
2002年第1回東山魁夷記念日経日本画大賞受賞。
2003-04武蔵野美術大学在外研修員として渡米。
2019年第68回神奈川文化賞受賞。
2021年第2回JAPA天心賞で大賞受賞。
2022年令和4年度地域文化功労者文部科学大臣表彰。
現在、武蔵野美術大学名誉教授。

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基本情報Info
  • 開催場所・
    最寄駅

    日本橋髙島屋S.C. 本館
    日本橋駅 / 東京駅

  • 所在地

    〒103-8265

    東京都中央区日本橋2-4-1  
    MAP

  • 会場

    日本橋高島屋S.C. 本館6階 美術画廊X

  • 開催期間

    2025/03/19(水) ~ 2025/04/07(月)

  • その他URL

    美術画廊X

※掲載内容が変更となっている場合があります。最新情報については、会場・主催者の公式サイト等でご確認ください。

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