「小西真奈 Wherever」が、府中市美術館にて開催されます。
小西真奈は、現代の日本において、風景画の可能性を拡張しているひとりです。アメリカの美術大学で学んだ後、帰国して描いた作品が、2006年のVOCA賞を受賞します。雄大な景観を大画面に収め、隈までしっかりと描きこんだ理知的な絵画は、広く人気を得ました。写真にも似た客観的描写は、個人的な思い入れなど感じさせず、穏やかに人々の記憶に語りかけます。
2010年代に生じた変化は、2020年代頭コロナ禍の時期に決定的になります。隔離生活を余儀なくされた時期に小西真奈は、自宅から歩いて行ける都立公園や付属の温室、あるいは近所を流れる小川を訪れ、それらの風景を描きました。対象との距離は縮まり、筆運びは即興的でおおらかになり、色は感覚的に選ばれます。絵を見るわたしたちの緊張を解くような、軽やかさとやさしさが魅力です。
本展は、小西真奈の美術館での初の大規模個展となります。2000年代の代表作を精選し、また近作と新作をたっぷりと展示します。どこででもあり、どこででもないような場所を描いた風景画を、堪能してみてはいかがでしょうか。
《見どころ》
◆小西真奈の美術館での初の大規模個展。絵画約100点(油彩画約80点、鉛筆・水彩画約20点/予定)が展示されます。現代の日本において、風景画の可能性を拡張する画家のこれまでとこれからが、たっぷりと紹介されます。
◆評価を決定づけた、大画面の風景画を精選して展示します。2006年のVOCA賞を受賞した2点を中心に、作家が選んだ優品を集めます。雄大な景観を大画面に収め、隈までしっかりと描きこんだ見応えのある絵画ばかりです。
◆近作および新作は、自宅近くの風景画が主で、半分以上が初公開となります。筆運びは即興的でおおらかになり、色は感覚的に選ばれています。絵を見るわたしたちの緊張を解くような、軽やかさとやさしさが魅力です。
◆小西真奈の絵画は写真にも似て、わたしたちの記憶に語りかけます。実在する風景でありながら、その場所を訪れたことがなくとも、なぜか多くの人が懐かしさを感じます。どこででもあり、どこででもないような場所を散策する、特別な展覧会です。
《関連イベント》
◆アーティストトーク
日時:12月14日(土)午後3時から
会場:企画展示室
予約不要、無料 ※企画展観覧料が必要です。
◆レクチャー「小西真奈の絵画」
講師:神山亮子(府中市美術館学芸員)
日時:2月2日(日)午後2時から
会場:講座室
予約不要、無料
◆小西真奈 対談
ゲスト:加藤泉(画家)
日時:2月11日(火・祝)午後2時から
会場:市民ギャラリー
予約不要、無料
※内容の詳細は公式サイトをご確認ください。
開催場所・
最寄駅
府中市美術館
東府中駅
所在地
〒183-0001
東京都府中市浅間町1-3
MAP
会場
府中市美術館階企画展示室
開催期間
2024/12/14(土) ~ 2025/02/24(月・休)
休館日:月曜日(2025/01/13、02/24は開館)、2024/12/29(日)~2025/01/03(金)、01/14(火)
時間
開始 10:00 / 終了 17:00(入場は16:30まで)
料金・費用
一般800円(640円)、高校・大学生400円(320円)、小・中学生200円(160円)
※( )内は20名以上の団体料金。
※未就学児無料。
※障害者手帳(ミライロID可)等をお持ちの方と付き添いの方1名は無料。
※コレクション展もご覧いただけます。
※府中市在住、在学の小中学生は「府中っ子 学びのパスポート」提示で無料。
問い合わせ
ハローダイヤル
050-5541-8600
公式サイト
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/tenrankai/kikakuten/Konishi_mana.html
※掲載内容が変更となっている場合があります。最新情報については、会場・主催者の公式サイト等でご確認ください。
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