フジフイルム スクエア企画写真展 中谷吉隆写真展「125年の絆 -日本で活躍する中南米の日系人の今日-」

  • 2024/10/04(金) ~ 2024/10/17(木) 会期中無休
  • 富士フイルムフォトサロン
  • 六本木駅
    六本木
    展示・展覧会
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    尺八奏者 東京音楽大学付属民族音楽研究所講師 渕上ラファエル広志さん(ブラジル出身 日系三世)(左)と三味線奏者 奥様の満梨さん(ブラジル出身 日系三世)(右)2023.05.28東京都内にて ©Yoshitaka Nakatani

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    ©Sayaka Ikemoto

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    ©Yoshitaka Nakatani

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    ©Yoshitaka Nakatani

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    ©Yoshitaka Nakatani

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    ©Yoshitaka Nakatani

フジフイルム スクエア企画写真展 中谷吉隆写真展 「125年の絆 - 日本で活躍する中南米の日系人の今日 -」が、富士フイルムフォトサロン 東京にて開催されます。

19世紀終わり頃に日本から中南米への移民が始まり60余年を経た1963年、中谷氏が単身渡航して中南米の日系人社会を取材した写真展「蒼氓(そうぼう) 60年 -南米の日本人-」と、さらにその60余年後の現在、日本を舞台にあるいは国際的に活躍する日系の方々を2年にわたって取材した新作「125年の絆 -日本で活躍する中南米の日系人の今日-」を一挙に展示。「移民とは何か」という一貫した問いの下、人々のルーツやアイデンティティ、日本人・日系人である意識、多文化共生社会について考えます。

自身が幼少期に中国大陸で暮らし終戦を迎えて帰国するという、「移民」とよく似た経験を持つ写真家 中谷吉隆氏。そのためか、1961年「ドミニカ(現ドミニカ共和国)から移民の集団帰国」の新聞記事を見て「移民とは何か」という疑問を持ち始めました。その問いを胸に、1963年単身中南米(ペルー 、ボリビア 、アルゼンチン、ブラジル 、ドミニカなど)に赴き、そこで懸命に生きる日系の人々と日系社会を約5カ月間にわたり取材します。帰国後、翌年富士フォトサロン(当時銀座)にて写真展「蒼氓 60年-南米の日本人-」を発表しました。

それから約60年、当時の写真が話題になったのをきっかけに「あの時の移民の皆さんやその子孫たちは、今どうしているのだろうか」という率直な関心が中谷氏に湧き上がり、80代半ばにして現役の報道写真家である氏を、新たなプロジェクト・撮影取材に突き動かしました。かくして2022年から約2年にわたり、国際協力機構横浜センター(JICA横浜)(※2)の全面的な協力・アドバイスを元に、現在日本で、あるいは日本と主に中南米の国々の間を行き来しながら国際的に活躍する20名以上の日系の方々を取材しました。

本展では、それぞれのポートレートに加え、職業に従事する様子、お互い支え合う家族や同僚、仲間とのつながりの様子などを撮り下ろしで「125年の絆 -日本で活躍する中南米の日系人の今日-」としてご紹介します(富士フイルムフォトサロン 東京 スペース2 約100点 17組 約40人予定)。あわせて、「蒼氓 60年-南米の日本人-」で展示した作品も当時のプリントで展示されます(富士フイルムフォトサロン 東京 スペース3 約120点)。

1899年、ペルーへ渡った南米への初めての計画的集団移住から今年で125年。今の日本には約27万人の日系人が住んでいるといわれています。中谷氏の、資料としても貴重な価値のある60年前の写真と、その証人でもある中谷氏が新たに記録した日本および世界で活躍する日系の人々の「今」。それは、日本の近現代の歴史の一端を知ることができる内容であるとともに、日本人・日系人・外国人の垣根を越えて共に歩み存在していくべき日本社会のあり方、我々のアイデンティティなどを見直すきっかけとなる意義深い写真展となっています。この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。

◆中谷吉隆氏のギャラリートーク
日時:下記4回 いずれも 13:00~13:30
①10月5日(土)②10月6日(日)③10月12日(土) ④10月13日(日)
場所:富士フイルムフォトサロン 東京写真展会場内
定員:なし
参加費:無料
申込:不要
※写真展・イベントはやむを得ず、中止・変更される場合があります。

※内容の詳細は公式サイトをご確認ください。

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基本情報Info

※掲載内容が変更となっている場合があります。最新情報については、会場・主催者の公式サイト等でご確認ください。

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