この夏、ちょっと怖くて懐かしい展覧会の「はじまり、はじまり」!
ニューヨークを拠点に幅広い表現活動を続けている荒木珠奈(1970-)は、へんてこなかわいらしさとゾクッとする感覚が混ざり合った世界観が魅力の作家です。光と影、昔話、家や舟といった物語を想起させるようなモチーフを用いて、私たちの心の底にある懐かしい感覚や感情、記憶を揺さぶりながら、日常を越えた非日常の世界へと誘う作品を発表してきました。20代でメキシコに留学、「明るさと暗さ」、「生と死」が共存する独特の文化に魅了されたという作品には、清濁あわせた人間の存在そのものを肯定するような眼差しが感じられます。
本展は、これまでに国内外で発表された詩情豊かな版画や立体作品をはじめ、2022年に東京都美術館のプログラムとして、ウクライナなどさまざまな国のルーツを持つこどもたちと荒木が共同制作したインスタレーションやメキシコの先住民と共同制作した絵本、鑑賞者参加型のインスタレーションなど、初期作品から近作までの約60点以上に加え、開催地である「上野の記憶」に着想を得た大型インスタレーションの新作を展示する、作家にとって初めての回顧展です。さらに関連プログラムとして、造形ワークショップや鑑賞プログラムなどを多数開催します。
この夏、東京都美術館の地下空間で、まるで絵本を1ページずつめくっていくように、日常と非日常の境界を行き来する不思議な旅が味わえます。物語性あふれる作品がもたらす鑑賞体験を通じて、荒木が近年関心を寄せている「越境」「多様性」「包摂」といった、国や地域を越えて現代社会が共通して抱えるテーマについて、思いを寄せ、日々の暮らしのかけがえのなさ、生きていくことが持つポジティブな力を見つめ直す機会となるでしょう。
こどもから大人まで楽しめる、ちょっと怖くて懐かしい、不思議な展覧会を体験してみませんか?
開催場所・
最寄駅
東京都美術館
上野駅(徒歩7分)
所在地
会場
東京都美術館 ギャラリーA・B・C
開催期間
2023/07/22(土) ~ 2023/10/09(月・祝)
※休室日あり
時間
開始 9:30 / 終了 20:00
金曜日は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)
料金・費用
観 覧 料:一般1,100円、大学生・専門学校生700円、65歳以上800円
※高校生以下は無料
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料
※いずれも証明できるものをご持参ください。
主催・共催・協力
主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館
問い合わせ
東京都美術館
03-3823-6921
公式サイト
備考
休室日:月曜日、9月19日(火)
※ただし8月14日(月)、9月18日(月・祝)、10月9日(月・祝)は開室
※新型コロナウイルスやその他諸状況により、掲載内容が変更となっている場合があります。会場・主催者までお問い合わせいただくか、公式サイト等で最新情報をご確認ください。
おでかけリストに保存しました
おでかけリストから削除しました
おでかけリストの保存に失敗しました
閲覧履歴をすべて削除しました
メールアドレスを変更しました
パスワードを変更しました
好きなエリアを変更しました
好きなカテゴリを変更しました
認証コードを再送しました
クレジットカードを変更しました
にエントリーしました
処理に失敗しました