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近現代陶芸の旗振り役の一人として評価される板谷波山の生誕150年を記念して、その生涯と作品を紹介する回顧展を開催。
彫刻的な技法と釉下彩(ゆうかさい)の技法に加えて、当時欧州で流行していたアール・ヌーヴォーの様式をいち早く受容し、それまでの日本陶磁史にない新しい波山独自の意匠表現を生み出した彩磁(さいじ)や葆光彩磁(ほこうさいじ)。一方で中国陶磁を中心に古典的な東洋の陶磁器をはじめとする工芸品を学習し、そこから青磁、白磁などにも新しい表現を試みました。
その表現の幅は一人の陶芸作家により生み出されたとは思えないほど、多様かつ創造性に溢れています。それは西洋や東洋、古典や現代を感じながら作陶し、模倣ではない独自の表現を求めていた軌跡であり、その結果、波山の作品は時空を超えた新しい陶芸の世界を創り出したとも言えます。彼の陶芸による表現の世界観は高く評価され、昭和28年(1953)には陶芸家として初めて文化勲章を受章しました。出光美術館の創設者である出光佐三(1885 - 1981)は、波山のやきもののみならず、その生き様にも魅了され、多くの波山作品を収集したことでも知られています。
本展では、波山の作陶への思いと作品の変遷を辿り、今でも色褪せることのない波山陶芸の魅力を紹介しています。
開催場所・
最寄駅
出光美術館
日比谷駅
/ 有楽町駅
所在地
開催期間
2022/06/18(土) ~ 2022/08/21(日)
時間
開始 10:00 / 終了 16:00
※入館は15:30まで
※オンラインによる事前予約制
料金・費用
一般1,200円 / 高・大生800円
中学生以下無料(ただし保護者の同伴が必要です)
問い合わせ
ハローダイヤル(展覧会案内)
050-5541-8600
公式サイト
備考
月曜休館
※掲載内容が変更となっている場合があります。最新情報については、会場・主催者の公式サイト等でご確認ください。
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