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自作の赤外線センサー付きのロボットカメラで撮影困難な野生の姿を撮影するなど、「自然界の報道写真家」として活躍する宮崎学の写真展。
宮崎学(1949-)は中央アルプスの麓、長野県上伊那郡南向村(現・中川村)に生まれ、伊那谷の自然豊かな環境を活かし、1972年よりフリーの写真家として活動を開始しました。「自然界の報道写真家」として、現在も日本中の自然を観察しています。
宮崎は動物たちの通り道に自作の赤外線センサー付きのロボットカメラを設置し、撮影困難な野生の姿を撮影した〈けもの道〉のシリーズなど、哺乳類、猛禽類の撮影において独自の分野を開拓してきました。また、人間の生活空間近くに出没する野生動物や、外来動物の影響など、動物の生態を通して人間社会を浮き上がらせる社会性のあるテーマにも取り組んでいます。シリーズ最新作となる〈新・アニマルアイズ〉〈君に見せたい空がある〉は「動物たちの住む森を動物の目線で見る」をコンセプトに、動物たちの痕跡を注意深く読み解き、自作のロボットカメラで人間の目が及ばない世界をみごとに写し出しています。本展覧会は、半世紀近くにわたる宮崎の作家活動の軌跡をたどりながら、黙して語らぬ自然の姿を浮き彫りにしようとするものです。
本展のみどころ
1)自然界の報道写真家・宮崎学が伝える「野生動物のイマ」
初期作品から撮りおろしの最新作まで、全7シリーズ(合計210点)で概観する大規模個展。
2)生命とは、人間とは、そして自然とはなにか。
森のなかで起こる、野生動物たちの死をめぐるドラマを克明に写し出したシリーズ、〈死〉(1994)、〈死を食べる〉(2012-15)を時系列的に紹介。
3)ロボットカメラの眼がとらえた驚異の世界
無人撮影の実現化によって、人間の存在を意識しない、野生動物たちの素の表情や知られざる生態を視覚的にとらえます。
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