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100年後の世界に想いを巡らせる――未来への視座を、デザイナーやアーティスト、思想家、エンジニア、研究者など、多様な参加者たちとともに可視化する試み。
21_21 DESIGN SIGHT では、2021年12月21日より「2121年 Futures In-Sight」展を開催。ディレクターに、テクノロジーが人類の文化やライフスタイルをいかに変えるのか、その未来を見据えた数多くの書籍や雑誌を手がける編集者の松島倫明を迎えての展覧会となります。
英語では優れた視力を「20/20 Vision (Sight)」と表現します。「21_21 DESIGN SIGHT」という名称は、さらにその先を見通す場でありたいという、「未来」にむけた想いからつけられています。
この展覧会が始まる2021年から、ちょうど100年後―。私たちの活動の名称と同じ数字を持つ100年後の世界に想いを巡らせるところから、本展の構想は始まっています。
古くから人々は、明日の天気から国の繁栄まで、まだ見ぬ先の世界を捉えるために、さまざまな予言や予測を行ってきました。近年では、情報解析や計測に関するテクノロジーの著しい進歩に伴い、より精緻な予測が可能になっているように感じられるかもしれません。しかし、そもそも「未来」は過去の延長線上にだけ存在するわけではありません。
現在、私たちは、世界的なパンデミックを体験し、生活様式やコミュニティのあり方、コミュニケーションの手法などにはじまり、物事の考え方や価値観など、ありとあらゆるものが劇的に変化していく様子を目の当たりにしています。そのことは「未来」がいかに未知なるものであるかを私たちに強く実感させることとなりました。
本展は「Future Compass」(未来の羅針盤)というツールをきっかけに、未来を思い描くだけでなく、現在を生きる私たちの所作や創り出すものに内在する未来への視座を、デザイナーやアーティスト、思想家、エンジニア、研究者など、多様な参加者たちとともに可視化していくことを試みます。身近な存在からまだ見ぬ他者、それらをめぐるさまざまな時間軸へ思いを馳せる中から生まれた未来にまつわる多彩な視座は、会場に集結し、繁茂する草木のごとく複数形の未来を形成していくものとなるでしょう。
「未来」を考えるという姿勢自体を示す本展は、現在を生きる私たちとこれからを生きる世代にとって、デザインとともに明日を創造していくための豊かな洞察力(Insight)を養う機会となるかもしれません。
開催場所・
最寄駅
21_21 DESIGN SIGHT
六本木駅
/ 乃木坂駅
所在地
会場
21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2
開催期間
2021/12/21(火) ~ 2022/05/08(日)
時間
開始 10:00 / 終了 19:00
※入場は18:30まで
※入場予約制の可能性あり
料金・費用
一般1,200円、大学生800円、高校生 500円、中学生以下無料
問い合わせ
21_21 DESIGN SIGHT
03-3475-2121
公式サイト
備考
【休館日】火曜日(12月21日、5月3日は開館)、年末年始(12月28日~1月4日)
※掲載内容が変更となっている場合があります。最新情報については、会場・主催者の公式サイト等でご確認ください。
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