2016年6月1日から9月30日まで、本館1階のレストラン、2階の宴会場などが耐震修理に伴う大規模改修工事のため休業になるので、リニューアル前の雰囲気を味わえるのは今だけ。映画のワンシーンのような非日常に浸れるホテルニューグランドのレストラン&バーをご紹介!



ホテルニューグランドは、1927年(昭和2年)の開業当時に建てられた「本館」と、1991年に完成した「タワー館」からなる。本館は「銀座和光」や「東京国立博物館本館」で有名な建築家、渡辺仁の設計。横浜市歴史的建造物に指定されている和洋折衷の優美な建物だ。タワー館は、横浜港やマリンタワーを望むことができるその見晴らしが特長。

館内のレストランで食事だけを楽しむ事もできるから、映画のようなロマンチックなムードを二人で味わうのにおすすめ。


横浜を一望できる壮大なパノラマビューで、極上フレンチを楽しむデート

本館に隣接するタワー5階にあるフレンチレストラン「ル・ノルマンディ」。陽光が降り注ぐ大きな窓からは、横浜港や山下公園などが一望できる。「洋上の宮殿」と呼ばれたノルマンディ号をイメージした華麗な内装は、甲板と同じ高さに窓枠が調整されるなど細部まで本格的な仕様。眼下に広がるパノラマビューの絶景を眺めながら、豪華客船に乗ったクルージングデートのような優雅なひとときに浸れる。

▲1930年代のインテリアはヨーロッパを代表するデザイナー、ピエール・イヴ・ローションによるもの。


料理は「ホテルニューグランド」の伝統の味を継承し、ソースからデザートまで本格的なフレンチを提供。伝統的なフレンチに現代風アレンジが加えられ、より洗練された味を楽しめる。ノルマンディ専用のプレートやクロス、クリストフルシルバーが特別感を演出。レストランスタッフの定評あるホスピタリティに、高級感のある大人のデートが盛り上がる。思いっきりお洒落して非日常を楽しもう。


▲ランチのプリフィクスコースやディナーのフルコース、アラカルトまで幅広いメニュー(※料理はイメージです)


パノラミックレストラン ル・ノルマンディ(タワー5階)
《営業時間》朝食 7:00~10:00
      ランチ 11:45~14:30
      ディナー 17:30~21:00(L.O. 20:00)
《座席数》 116
※男性はジャケット着用のドレスコードあり


明るい陽光降り注ぐ開放的なパティオを眺めながら正統派イタリアンを堪能

本館1階にある「イル・ジャルディーノ」は、緑豊かな中庭を望むクラシカルなイタリアンレストラン。噴水の水しぶきが光り輝き、明るく開放的な空間設計はアメリカで活躍するR・バリーによるもの。モザイクタイルが敷き詰められたアプローチは、ヨーロッパの街並みのようでデートの気分が高まる。

▲大きな窓から明るい陽光がふりそそぐ


アンティパスト、パスタ、メイン、デザートまで、正統なイタリア料理がカジュアルに楽しめる。イタリアの味を知り尽くしたシェフがシンプルでいて素材を活かした奥深い味わいの一皿を作り出す。日替わりで提供される、ティラミスやカッサータなどの伝統的なドルチェも人気。


▲コース料理の華やかな盛り付けは目にも楽しくデートにもぴったり(※料理はイメージです)


イタリアンレストラン イル・ジャルディーノ(本館1階)
《営業時間》ランチ  11:30~16:30(L.O. 15:30)
      ディナー 17:00~21:00(L.O. 20:00)
《座席数》 47席(個室なし)


「コーヒーハウス ザ・カフェ」で数々の洋食の発祥を二人で堪能!

ホテルニューグランドの開業当初から“伝統の洋食”をコンセプトとしてきた「コーヒーハウス ザ・カフェ」。アメリカ西海岸をイメージしたカジュアルな店内は、木目が基調の温かみのあるインテリア。窓に面した席からは、緑豊かな横浜の街並みを眺められ、落ち着いた雰囲気で二人のおしゃべりも盛りあがる。


▲イル・ジャルディーノと同じR・バリーのデザインで当初の面影を残す


フレンチをベースにした軽食やスイーツなどメニューはさまざま。シーフードドリア、スパゲッティナポリタン、プリンアラモードなどここから誕生した洋食の数々は、今でもそのままの味が楽しめる。ニューグランドが終戦後、GHQ将校の宿舎として利用されていたことなど外国人との交流が、それぞれの発祥料理のヒントになっている。


▲ヨーロッパから招聘された初代総料理長サリー・ワイル氏が考案した「シーフードドリア」


コーヒーハウス ザ・カフェ(本館1階)
《営業時間》10:00~21:30(L.O. 21:00)
※コースのラストオーダーは20:30となります
《座席数》 108席


英国調の正統派バーで、映画のワンシーンのようなデートを演出

食事の後に立ち寄りたいのが、英国調の正統派バー「シーガーディアンΙΙ(ツー)」。港が近いことからシーガーディアン(海の守り神)と名付けられ、客船のバーがモチーフ。1991年のホテルニューグランドの改装時に「シーガーディアンΙΙ」と改名。重厚感のある雰囲気は、静かで落ち着いた大人のデートにおすすめ。

▲思いっきりおシャレして映画の主人公になりきろう


カクテルレシピのバイブル「サヴォイ・カクテルブック」にも紹介された、世界的に有名なカクテル「ヨコハマ」などニューグランドならではのカクテルが味わえる。「ヨコハマ」は、ジンとウォッカをベースにオレンジジュースを加えたフルーティーで飲みやすい味わい。他にも横浜発祥の「バンブー」などもここにきたらぜひ味わいたいカクテルのひとつ。マンネリ気味のカップルも、バーの心地いい緊張感に新鮮さが蘇るかも。


▲多くの著名人に愛されたホテルニューグランドのドライマティーニと名物アンチョビトースト


シーガーディアンΙΙ(ツー)(本館1階)
《営業時間》17:00~23:00(L.O 22:30)
《座席数》 43席

6月1日〜9月30日の改装工事の間、レストランは「ル・ノルマンディ」のみ営業。ただし、通常のフレンチからメニューを変更して、以前タワー建設のため閉店となった「スターライトグリル」の名物伝統料理が復活。

現在も「ザ・カフェ」で提供されているドリア、ナポリタン、プリンアラモードはもちろん、ビーフストロガノフ、ポテトサラダ、ハムステーキなど大人気だった幻のメニューが食べられるので要チェック。

食事が終わってからも、歴史あるホテルの雰囲気をゆっくり味わいたい。映画やドラマに登場したロマンチックな本館ロビーで、記念写真を撮るのもおすすめ。お洒落して映画の主人公気分でデートを楽しんで。10月には、また新しくなった「ホテルニューグランド」を訪れてみよう。



(ライター:橋村望 女子部JAPAN(・v・))

※2016年4月時点の情報です。お店の情報、内容等は変更になる場合があります。



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