2016/1/14 10:10
【平日夜が狙い目!】夜景にダイナーを満喫するモダン浅草夜デート
浅草と言えば、言わずと知れた大観光地。どこへ行っても人・人・人! だけど、平日夜なら、混雑振りもそこまでではないんです。最近、おしゃれでモダンなお店が増えている浅草エリアでの、平日の夜にオススメなデートコースをご紹介します。

平日夜が狙い目!モダンな浅草夜デートコース
- 1. 浅草文化観光案内センターの穴場の無料展望テラスで浅草の夜景にうっとり!【所要時間:1時間】
- 2. 東京スカイツリー(R)を眺められる「SUKE6 DINER」の特等席でディナーを【所要時間:2時間】
- 3. 観音裏の古民家を活かした和風バー「FOS」でまったり大人時間を【所要時間:1時間】
待ち合わせは浅草雷門前「浅草文化観光センター」で♪

東京メトロ浅草駅から徒歩1分。浅草雷門前にある「浅草文化観光センター」で、まずは待ち合わせしよう。
この建物は、今話題の建築家・隈研吾氏が設計しており、特徴的で洗練されたデザインのため、見逃すことはまずない。待ち合わせにぴったりだ。
【浅草夜デート1】穴場の無料展望テラスで浅草の夜景にうっとり!

▲浅草の街並みと東京スカイツリー。(写真提供:縄手 真人さん)
待ち合わせ場所の「浅草文化観光センター」で無事出会えたら、まずはそのままこの建物に入ってみよう。
8階建のこの建物は、名前の通り、観光案内カウンターや観光情報コーナーがあるほか、会議室、多目的ホールなども入る。さらに、最上階には半野外の展望テラスもあり、なんと無料で浅草の街を一望できるのだ。
北を向けば、雷門や仲見世、五重の塔、本堂まで見渡せ、東には東京スカイツリーが浮かぶ。
昼間は国内外から訪れる大勢の観光客がつめかけているものの、夜は比較的人が少ない。雷門のほぼ正面という好立地で無料にも関わらず、意外と知られていないので、かなり穴場といえるスポットだ。

浅草文化観光センターからSUKE6 DINERまでの道のり<徒歩5分>
夜景を堪能したら、隅田川沿いにある食堂「SUKE6 DINER(スケロクダイナー)」へ。隅田川の遊歩道を歩けば、スカイツリーの夜景も見られるのでオススメ。ベンチも点在しているので、途中で足をとめて、夜景を眺めてもいいかも。
【浅草夜デート2】東京スカイツリーを眺められる「SUKE6 DINER」の特等席でディナーを

到着したのは、2015年3月にオープンして以降、若い人や海外からの観光客に絶大な人気を誇る「SUKE6 DINER」。
同じビルの3階には、同系列のパン屋「Manufacture(マニファクチュア)」があり、自家製パンや手作りのソーセージ、卵料理を使ったブランチの評判が高い。
店内へ入ると、大きな吹き抜けに、大きなダイニングテーブルやカウンター席があり、開放的な海外の食堂といった趣き。
男女ともに嬉しいメニューの数々♪メニューを見てみると、ブランチの時間帯にとくに人気の自家製パンを使ったサンドイッチやハンバーガーをはじめ、スープ、ピクルス、パスタ、肉や魚料理など、無国籍料理がずらり。

▲手前から時計回りに、「JANBALAYA(ジャンバラヤ)」(1,600円)、「NICOISE SALAD(ニース風サラダ)」(1,290円)、「SPARKLING(スパークリング)」(700円)。
お店の方に、カップルにおすすめのメニューを聞いてみると、NICOISE SALAD(ニース風サラダ)」(1,290円)とのお答え。
カップルでサラダ? 男性には物足りないのでは・・・と思っていたが、運ばれてきたサラダのボリュームを見て納得。セロリ、赤玉ねぎ、きゅうり、じゃがいも、トマト、オリーブオイルなど野菜がたくさん。しかも、その上に盛り付けられたマグロの自家製グリルツナは、これだけでメイン料理になりそうなほど。
これなら、野菜の食べたい女子も、がっつり食べたい男子もどちらも満足すること間違いなし!
さらに、もう一品おすすめされたアメリカ南部の炊き込みご飯「JANBALAYA(ジャンバラヤ)」(1,600円)も、見た目のインパクト大! ほんのりスパイシーなケイジャンスパイスでお米が炊きこまれ、チキン、エビ、さらに自家製チョリソー入り。優しく泡が立ち上るスパークリングワインで乾杯しながら、食事をすれば、特別感のある食事になりそう。
【おすすめデートポイント】窓越しスカイツリーが見える特等席
ひとりでも大人数でも、使い勝手の良いお店だが、カップルにおすすめは2階席。まるで自宅の天井裏のような空間に、テーブル席とソファ席がある。夜になると、明かりは最小限で、キャンドルでテーブルを照らしてくれるサービスも。

2階席のなかでも予約したいのが、写真の特等席。東京スカイツリーが窓越しに絵画のように映し出される。
デートのために、この席をわざわざ指定して予約する男性客もいるんだとか。何気なく案内されたら、女子のテンションも俄然UPするハズ。
※写真の東京スカイツリーのライティングは、撮影時の特別ライティング。
SUKE6 DINERから和風バーFOSまでの道のり<徒歩12分>
おいしいディナーを堪能したら、腹ごなしと夜景鑑賞を兼ねて、浅草寺境内を歩こう。日没から23時頃までライトアップされる浅草寺の雷門、仲見世を抜け、本堂の方へと向かいたい。とくに五重の塔付近は幻想的な美しさなので、足を止め、愛を語らうのにもってこいだ。
浅草寺の夜景を存分楽しんだら、“観音(浅草寺)裏”といわれるエリアにある、バー「FOS(=Forest on the sea)」へ。言問通りに出ると、観光客の姿もまばらになり、なにやら少し佇まいが変わる。静寂に包まれているのに、どこか華やか。
【浅草夜デート3】観音裏の古民家を活かした和風バー「FOS」でまったり大人時間を

観音裏エリアは古くから花街として栄えてきたという。メインストリートの千束通り商店街は、言問通りから旧吉原遊郭へと約1.2kmも続き、周辺には今も芸者さんが存在し、高級料亭も残っている。
そんな歴史ある千束通り商店街の1本奥待った通りに「FOS」はある。一見すると、バーとはわからない和風の佇まいで、初めて入る時はなかなか勇気がいる。

▲バーテンダーの早川和樹さん。
思い切って引き戸を開き、中へ入ると、そこはまさに隠れ家。
玄関で靴を脱ぐ、バーには珍しいスタイルだ。照明は白熱灯が灯され、かなり薄暗い。
ここは、元々踊り子のお師匠さんだった築約50年の古民家を改装したバー。壁際にウィスキーやリキュール類が500種類以上も並ぶ。
席に着き、驚くのはドリンクメニューがないこと。知らずにやってきた男性諸君、やっちまったと動揺してはいけない。こちらのお店ではバーテンダーが会話の内容や好みを聞いて、その人だけのドリンクを作ってくれるのだ。なんと素敵な演出でしょう。
とはいえ、気になるのはお値段。相場がわからないと、手が震えてお酒が飲めないかもしれないので、目安を聞いてみた。
ウィスキーは800円~、カクテル1,000円~、お通しが800円ほど、とのこと。居酒屋と比べると少し高いと感じるかもしれないが、洗練されたバーなら、びっくりするようなお値段ではございません。どうぞ、ご安心を!

▲(手前)ウォッカベースで、ラ・フランスとレモンの搾り汁をプラス。(奥)ジントニックにキンカン、オレンジジンが各1200円。下仁田ネギを使ったスープのお通しは各800円。
この日は、カップル向けにフレッシュフルーツを使ったカクテルを作っていただいた。飲んでみると、どちらも柑橘系の爽やかな搾り汁を使っているので飲みやすい一方、ほんの少しの量で結構クラクラと酔う。
このような計算されたカクテルを提供してもらうことによって、少し飲んでは相手を見つめ、近づいて語らいを深める。そんな映画のワンシーンのような行動を起こすチャンスである。
さらに、「マスター、わたしたちをイメージしたカクテルを作って」なんてことも、お願いできるそうなので、ふたりでお願いしておおいに盛り上がろう。
なお、カップルで訪れた場合、静かに見守ってもらえるので、心ゆくまで自分たちの時間を楽しみたい。
営業時間は、ラストオーダーが深夜2時半まで。この絶妙な時間を活かすも殺すも、あなた次第。浅草のモダンな過ごし方をふたりで過ごしてみませんか?
ライター/撮影:上浦未来
※2016年1月現在の情報です。