国宝が目の前に!キッチンカーから提供されるアフタヌーンティーセット/迎賓館赤坂離宮

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「迎賓館赤坂離宮」は四ツ谷駅から徒歩7分。各国の国王や大統領が来日した際、首脳会談や晩餐会などの行事や宿泊のために使われる施設で、外交の重要な一翼を担っています。


明治期に東宮御所として建てられた本館は、日本で唯一のネオ・バロック様式の西洋宮殿。正門、主庭の噴水とともに、国宝に指定されています。

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2016年4月から通年で一般公開されるようになり、2018年に前庭でのアフタヌーンティーが始まりました。


西門から入って手荷物検査を受け、庭園入場チケット(300円/大学生以下は無料)を購入して立派な門を通って前庭に入ると、本館とカフェスペースが見えてきます。

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広々としたスペースの一角にテーブル&チェアが用意されていて、本館を間近に眺めることができます。開放的な空間にいると、国宝を独り占めしているような気分になれます♪


ここは参観で訪れた人なども自由に休憩できるスペース。「アフタヌーンティーセット」は予約できますが、席は早い者勝ち。ベストポジションをおさえたいなら、早めに来るのが◎。

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席を確保したら、端に停まっているキッチンカーへ。迎賓館のアフタヌーンティーセットは、こちらで提供されているんです。


カジュアルなスタイルが意外ですが、急な行事で前庭を使う際にもすぐに移動できるというメリットがあるそうです。

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「アフタヌーンティーセット」(4,800円 ※支払いは現金のみ、2021年10月から5,600円に変更)は2名分なので、デートにもピッタリ♪1日20食限定でオンライン予約できるので、公式サイトをぜひチェックしてみてください。(迎賓館の一般公開日程が発表になり次第開始)


お会計を済ませると呼び出しベルを渡され、鳴ったらキッチンカーまで受け取りに行きます。お料理はアフタヌーンティー定番の3段スタンド。飲み物やカトラリーはトレーにのせて渡してくれます。3段スタンドは片手で持つのは難しく重いので慎重に運びましょう。

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この日は一番乗りだったため、本館に一番近い特等席を取ることに成功!立派過ぎる建物を目の前にティータイムを過ごせるなんて、まるで貴婦人になった気分です♪

大満足の味とボリューム!ブランチがオススメ

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「アフタヌーンティーセット」がこちら!


温かい飲み物はポットサービスの紅茶で、複数の茶葉から選べます。取材時はパレスブレンドティー、ダージリン、アッサム、アールグレイなど7種類、冷たい飲み物はアイスティー、アイスコーヒー、ラフランスジュースなど5種類がありました。

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紅茶は、迎賓館赤坂離宮前庭でのアフタヌーンティーのためにブレンドされたパレスブレンドティーをチョイス。カップに注ぐと、ふわっと上品な香りに包まれます。

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下から1段目がサンドイッチ、2段目がスコーン、3段目がスイーツと、ベーシックなスタイルのアフタヌーンティーセット。


そして、かなりのボリューム!午前中に来てブランチとして楽しむのが良さそうです。下から順に食べていきましょう。(都合によりメニューが変更になる場合あり)

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1段目はクロワッサンサンド、豚肉の田舎風パテ、ハムとチーズのムース。パテは厚みがあり、ニンジンがたっぷり挟まれています。


最初のサンドイッチから、いきなりハイレベルな美味しさ!表面パリパリで中はふわっとしたクロワッサンはほのかに甘く、クリーミーなパテと酸味の効いたキャロットラペと相まって絶品です♪

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紅茶も、他では味わえない爽やかで上品な香りです。屋外の開放的な空間で最高の景色を前に、大好きな人と一緒・・・時間を忘れて楽しめちゃいます♡

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2段目はイングリッシュスコーン、マスカルポーネと季節のジャム添え、ツナとタプナードのグジェール、ベーコンとほうれん草のキッシュ。左側の可愛い形のものがグジェールで、チーズ風味のシュー生地だそう。

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マスカルポーネとラズベリーのジャムをつけたスコーンも美味しく、紅茶とベストマッチ。


ちなみにポットの紅茶は、飲み切ってしまってもキッチンカーに持って行けば無料でお湯を足してもらえますよ。

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パラソルの下から眺める本館は圧倒的な存在感。両脇が前に張り出した特徴的な設計で、和の意匠にもこだわっています。屋根に鎮座する甲冑・弓矢や天球儀など、近くでじっくり観察してみて。

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果汁100%のみかんジュースも人気のドリンク。チーズとオリーブの風味が効いたグジェールなど、塩気の効いたものを食べた後に飲むと、甘酸っぱさが引き立ちます。


キッチンカーではドリンクの単品もオーダー可。「アフタヌーンティーセット」を注文した人に限り、2杯目の飲み物はすべて半額で提供してもらえますよ。

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3段目は、本日のケーキ、季節の果物、四万十米粉のバウムクーヘン、マカロン2種、カフェアマンド。カフェアマンドは、コーヒー生地にアーモンドを効かせたクッキーです。華やかなスイーツのお皿は、やっぱりテンションが上がります♪


なお、涼しくなる秋以降は、食べ切れなかった場合の焼き菓子を持ち帰ることができるそうです。

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キューブ型にカットされているのは、スイカとメロン。スイカのシャリッとした食感とメロンのとろけるような口どけが交互に楽しめる、贅沢な一品です。甘く、冷たく、食べやすく、あっという間に平らげてしまいました。


季節のフルーツがいただけるので、いつ訪れても楽しめますよ。

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こんなに充実した内容で、ホテルのレストランでいただく同様のメニューに比べるとかなりリーズナブル。屋外の開放的な空間で、秋の気配を感じながら楽しめるのも魅力です。

まだまだ見どころがたくさん!建物内の見学も併せて楽しむのがオススメ♪

「朝日の間」 写真提供:内閣府迎賓館

「朝日の間」 写真提供:内閣府迎賓館

前庭でのアフタヌーンティーは、迎賓館の公開日に合わせて実施されています。別途予約して、本館や和風別館の見学(有料)も楽しんでみるのもオススメです。「本館・庭園(主庭および前庭)」「和風別館・本館・庭園」「和風別館・庭園」「庭園」の4コースが用意されていて、前日正午まで予約を受け付けています。


本館では、表敬訪問や首脳会談が行われる「朝日の間」、晩餐会や記者会見の場として使われる「花鳥の間」などを見ることができます。

主庭 写真提供:内閣府迎賓館

主庭 写真提供:内閣府迎賓館

本館の南側に広がる「主庭」の中央にある噴水は、創建当時からのもの。彫刻の石組みの上に青銅製の水盤が置かれた造りで、水盤の上にシャチ、縁石に亀が配され、四方をギリシャ神話に登場するグリフォンが守っています。庭園入場チケットがあれば参観可能ですよ。

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帰りは中門を通り、正門の隣にある脇門を通って帰ります。本館はどこから見ても、何度見ても、力強さと美しさを感じさせます。

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最後は、ヴェルサイユ宮殿をはじめとするフランス宮殿の門に倣ったデザインの正門を振り返ってみて。中央上部には、金色に輝く菊の紋章が掲げられています。


目の前には、2020年6月にオープンした「迎賓館赤坂離宮前休憩所」があります。カフェやショップが入った、水盤を囲む明るい空間。帰りに立ち寄ってみるのも良さそうです。

まとめ

迎賓館という特別なロケーションでいただく、一日限定20食のアフタヌーンティーセット。屋外ならではの開放的な雰囲気もあり、夢見心地のひとときを過ごせるはずです。

迎賓館赤坂離宮
  • 所在地

    東京都港区元赤坂 2-1-1

  • 最寄駅

    四ツ谷

  • 電話番号

    03-5728-7788

本記事内の情報に関して

※本記事内の情報は2021年09月17日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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