「大トロ」2貫で300円だって！？渋谷でお寿司デートに超使える居酒屋を発見

渋谷駅3a出口または神泉駅から徒歩5分ほどのところに「居酒屋 肴（さかな）とり」はあります。道玄坂を上りきり、東急百貨店渋谷・本店の道を挟んですぐのところです。提灯を見つけたら、2階へと進みましょう。

総席数は40席。真ん中に円卓があり、そこを取り囲むようにしてテーブル席が並びます。デートで利用したいのは、静かな窓際の2名席。

もしくは、料理の仕上がる様子を間近で見られるカウンター席もおすすめ。そのほか、最大15名まで入れる掘りごたつの個室もあります。

店内はアットホームな広さで、品のある落ち着いた雰囲気。時々、ホールスタッフと料理人たちの、ハツラツとしたかけ声が飛び交います。

それでは、ディナーメニューからご紹介します。

ぜひとも頼んでほしいのが、「マグロ大トロ握り」。2貫でなんと324円です！マグロは肴とり自慢の逸品。脂がのっていて、口の中でとろけますよ！

「こぼれ寿司」（1,620円）は、カニ、ウニ、イクラ、ネギトロがシャリからこぼれるほど盛られた一品。もはやシャリがまったく見えません！豪華な４種の海鮮に、どこから手をつけようか迷ってしまいます。

「トロたく巻き」（626円）は、たくあんとネギトロの手巻き。こちらも、ネギトロが中からあふれ出ています。シャリよりもネギトロの量の方が多いような……。たくあんはやや甘めに漬けてあり、ネギトロとよく合います。

アートな盛りつけがぐっとくる「サーモン・アボカド・イクラのうら巻きロール」（734円）。手巻きとは思えないサーモンの分厚さに感動です。アボカドとマヨネーズのまろやかさの中で、イクラの旨みがぷちぷち弾けます。

このほかにも、2種類のトロを巻いた「大トロ中トロ鉄火巻き」（486円）や、旬の魚介を惜しみなくのせた「贅沢！！スペシャル海鮮丼」（1,058円）など、「この美味しさと量でこの値段！？」と、信じられないほどコスパのいい寿司メニューがあります。

しかも、どれもサーブされた瞬間にワクワクするインパクトのある見た目。デート中の気分も上がりますよ♪

味噌汁椀よりも一回り大きい器の「漁師汁」は、なんと0円（無料サービス）です。頼まない手はありません！

お酒は各種そろっていますが、寿司に合わせるならやっぱり日本酒。時どきにオススメの銘柄を全国から取り寄せているので、店員さんに好みの味を伝えて見繕ってもらいましょう。寒い季節はぜひ熱燗で♪

すでに毎日お昼になるとお客さんが並んでおり、これ以上有名にしたくないのですが、実は肴とりはランチもすごいんです。

写真は、500円でいただける「鮪丼」。たっぷりの赤身とネギトロ、下に千切りの海苔とたくあんが敷いてあります。酢飯は、ほんのりではなくしっかりと酢が効いています。自家製タレは醤油よりもやや甘め。ちょうど九州の刺身醤油のような味で、マグロと酢飯と絶妙なハーモニーで絡み合います。とろろはそのままスプーンで食べてもよいですが、丼にかけるとまた美味しい。

鮪丼と並んで「海鮮バラちらし」のセットも500円です。丼の中にはマグロやサーモン、タコなど、ブツ切りの海鮮がゴロゴロ。レンゲほどの大きさのスプーンにウニがのって出てくるので、やや甘めの醤油ベースのタレを入れてウニを溶いてからちらし全体にかけます。ウニ醤油で食べるちらしは磯の香ばしさが引き立ち、いっそう食欲をそそりますよ。

数量限定の「漁師丼」（1,000円）も忘れちゃいけません。大トロ、カツオのたたき、イワシと、たっぷりのネギがのった“たたき丼”、さらにネギトロ、塩ユッケがつくセットです。ピリ辛ラー油ベースのタレと、ネギ塩ベースのタレがついてきます。もちろん、卓上には醤油も。いくつもの味のバリエーションが楽しめるというわけです。ネギトロは途中で丼に入れてもいいですね。

ランチはほかにも、焼き魚や煮魚、刺身の定食（800円～）があり、すべてのメニューがご飯と味噌汁の大盛り無料、おかわりも無料です。

ディナーもランチも、肴とりの料理がここまで安いのは、お客さんに喜んでもらいたい一心で、薄利多売覚悟で値段設定をしているからだとか。

仕入れでは、少しでも時間がたったものは提供したくないため、毎日適切な量を見極めて、“余り”が出ないようにしているそう。そうして回転を早め、到着したばかりの新鮮な魚介を、惜しみなく盛りつけています。料理人の粋なサービス精神を感じますね。

味もコスパも大満足！店の雰囲気もステキなので、デートで渋谷に来るときは、ぜひ「肴とり」を利用してみてはいかがでしょうか。

取材・文／よしだまお
※2019年2月19日時点の情報です。料金・メニューなど、情報は変更になる場合があります。
※料金はすべて税込です。