めざせ、はんなり美人!大人の女性が似合う浴衣姿とは?

WAnocoto(ワノコト)

表参道にある着付け教室「WAnocoto(ワノコト)」は、表参道駅のA3出口から歩いて約3分。着付けだけでなく、お茶や生け花といった和の伝統文化をカジュアルに学べる新しいスタイルのお稽古スタジオ。

今回、体験してきたのは「大人の浴衣レッスン」(受講料:1回4,860円 ※浴衣レンタル代込み)。

その名の通り、大人の女性に似合う浴衣姿を作るためのポイントを中心に、浴衣の着付けや帯の結び方、着崩れしたときの直し方、浴衣を着た時の所作などをしっかり押さえられる1回完結のレッスンです。


約10種類ほどの浴衣

キャミソールやレギンスなどを着用していけば、必要な持ち物は補正用のフェイスタオル2枚のみなので、会社帰りでも気軽に手ぶらで参加できちゃいます。

大人の女性にぴったりな落ち着いた色や柄を揃えた、約10種類ほどの浴衣の中からお好みの一枚をレンタルできます。

もちろん自分の浴衣を持ち込でもOK。そのまま浴衣で帰りたい人は、腰紐や伊達締め、下駄などの小物も忘れずに持参して。


浴衣

う~ん、どれもこれもかわいくて迷っちゃう!

大人の女性の浴衣選びのコツは、暖色よりは涼しげな寒色を、大柄よりも小柄、柄物の場合は色使いの少ないものを選ぶとぐっと色香のある浴衣姿に仕上がるのだそう。

気になっていた色味や図柄を試すのはもちろん、彼が好きそうなデザインを想像しながら選んでみるのも楽しいですね。


早見由美子先生

この日、教えてくださった早見由美子先生。
「浴衣は誰でも本当に簡単に着られますので、ぜひポイントを覚えて帰ってくださいね」。

所作から話し方までたおやかな早見先生による、やさしく楽しい着付けレッスンが始まりました!

自分で浴衣を着て出かけることもあるという岡田さんも、「ちゃんと習ったわけじゃないのでイマイチ自信がなかったから、今日はしっかり覚えて帰りたい!」と意気込み満点!

最初のポイントは補正。ウエストにフェイスタオルを2枚ほど巻いて寸胴体型に。汗も吸い取ってくれるので、面倒くさがらずに必ず巻くこと。さらに和装用下着をつけると美しい着姿になるだけでなく、着崩れもしにくくなるのだそう。


おはしょり

続いては、浴衣初心者にとって一番のキモであり難しいところ。腰紐を結び、おはしょりをきれいに整えます。

ここは焦らず丁寧に。背中のしわを両サイドに集めて脇で折りたたみ、腰紐を骨盤のところでしっかりと締めることで、苦しくなく着崩れ知らずな美しい仕上がりになります。


着付け

伊達締めを使い、衿合わせやおはしょりを固定したら、あっという間に基本的な浴衣の着付けが完成!

先生に教わりながら着てみると、本当にすごく簡単に思えてきた。一回習うとバランスの取り方とか処理の仕方がわかるから、次回から自分でもキレイに着られるようになれそう♡

岡田さんも「本や動画ではよくわからなかった細かいポイントがたくさんあった!」と満足気な様子。


帯

次はいよいよ、帯締め。帯も同じく約10種類からお好きなものを選べます。

帯一枚で様々な表情に変わるのも浴衣の魅力。初心者はやわらかい布地のものよりも、ハリ感のある帯の方が結びやすく、美しく仕上がります。


帯

どの帯も合わせてみると、案外しっくりくるのが浴衣の楽しさ。ハリ感のある帯もベーシックでかわいいけど、くたっとした布地の帯もかわいすぎる~。迷う~。

「浴衣がふわっとした色なので少し濃い色味の帯を合わせると、全体的に落ち着いた雰囲気になるわね」という早見先生のアドバイスで、茶色の帯に決定!


割り角出し(わりつのだし)

帯が決まったところで締めていきます。この日教わったのは、スタンダードな帯結びのひとつで、華やかかつ涼しげな「割り角出し(わりつのだし)」。

まずは前中心を押さえながら帯を2巻きし、ギュッと締めていきます。結ぶ前に下の1巻きめの部分を左手の指で押さえながら、右手でしっかり帯を引っ張るとゆるみにくくなります。


帯結び

ここからは向かい合って先生と同じ動きをしながら、ひとりで帯結びにチャレンジ! 締めた帯を二つ折りにし、羽のような形にギュッと結びます。


帯結び

長くたれている帯を結び目の下を通して、下から上に引っ張りあげます。


帯結び

下から入れて引き抜く動作を2、3回繰り返します。1回目はきっちりと、2回目、3回目は徐々にふんわりと引き上げます。


割り角出し

最後にふんわりと形を整えたら、「割り角出し」のできあがり!


帯

出来上がった帯を後ろに回します。その際には、衿合わせに沿って必ず時計周りでまわすこと。反対に回すとせっかく整えた衿がはだけてしまい台無しに。ご注意を。


着付け完成

できた♡ かわいい~!すごく簡単なのに、粋でオシャレ!

ここまでで所要時間は約30分。通常8名くらいで開催することが多いという1時間半のレッスンでは、1度目に先生からポイントを教わりつつゆっくり手順を習い、すぐに脱いで2度目は自分の力だけで着てみるのだそう。


衿合わせ

ここでもう一度早見先生に、はんなりと素敵な浴衣姿を作るために押さえておくべきポイント3つを改めて教えてもらいました。

1つめは衿合わせ。襟元は深めにしっかりと合わせること。上品で凛とした女性を演出します。


衣紋(えもん)の抜け

2つめは、衣紋(えもん)の抜け。

うなじが少し見えるくらいに抜けていると、ぐっと女らしさが上がります。浴衣デートで彼をドキリとさせちゃいましょう。


裾

3つめが裾。

丈は長すぎず、短すぎず。くるぶしが隠れるくらいの長さが上品で、後ろから見たときに先すぼまりになっていることで、全体がスッキリとした印象になります。

この3つを押さえれば、誰でも絶対に浴衣美人になれちゃいます♪


浴衣

初めて浴衣を着るという人が、一度のレッスンで着崩れしないほどのキレイな着付けを覚えられるかといえば、それはやはり少し難しいのだそう。しっかりとマスターしたい方は、2~3回受講するのがおすすめ。

「帯は簡単だから、誰でも1度のレッスンで二度やれば、結べるようになるはず」と心強い、早見先生のお言葉。確かに帯はコツさえ掴めれば、簡単だったかも!


小物

レッスンの最後には生徒さんからの質問タイムも設けてあるので、和装の素朴な質問も解消しちゃいましょう。

意外に多いのが小物の使い方。小物も気になるけど、どこから手をつけたら良いかわからないという質問から、買ったはいいけどどうやって使うのが正解?と悩んでしまう人も。

浴衣をもっと素敵に着こなしたい人が、簡単にトライしやすい帯締めや帯留め。


帯留め

爽やかなカラーのトンボ玉や、朝顔が描かれたガラス製の帯留めは、とにかくかわいくて涼しげ!

こういう楽しみもあると、浴衣の世界にどんどんハマっちゃいそう♡


上級者な着こなし

トンボ玉のついた三分紐とうちわといった小物を添えるだけで、一気に浴衣上級者な着こなしに。

デートの待ち合わせ場所でこんな彼女が待っていたら、どんな男子もきゅんとしちゃうはず。




まとめ

上級者な着こなし

浴衣を着てみたら、やっぱり嬉しくて楽しくて、所作だけでなく言葉遣いまで自然と女性らしくなっちゃうということを再発見!普段とはちょっと違う雰囲気に、きっと彼もドキッとしちゃうはずです!

まだまだ、夏はこれから!今年こそ自分でキレイな着付けができるはんなり浴衣美人になって、夏のデートを思いっきり楽しんじゃいましょ♡



WAnocoto(ワノコト)
住所:東京都港区北青山3-5-9 中央珈琲本社ビル2階
電話番号:03-5772-6663
営業時間:11:00~20:30 ※日曜日は18:00まで ※夜間レッスン休講の場合は19:00にてクローズの場合あり
定休日:無休(年末年始、お盆を除く)
最寄り駅:表参道

レッスン名:大人の浴衣レッスン(8月中旬まで開催)
受講料:4,860円 ※浴衣レンタル代込み
申し込み:HPよりオンライン申し込みが可能



岡田彩花さん

★今回、「浴衣レッスン」を楽しんでくれたのは

岡田彩花さん(キャンパスクイーン)

1993年生まれ。成蹊大学ミスコン2014グランプリ、Miss of Miss2015アナトレ賞。TVや雑誌、ラジオなど幅広く活躍中。レギュラー番組に、文化放送「A&Gリクエストアワー 阿澄佳奈のキミまち!」(レギュラーレポーター、毎週日曜11時~13時)などがある。
⇒岡田彩花さんのtwitterアカウントは@missseikei14_05




取材・撮影/君島 有紀
※2017年7月5日時点の情報です。価格は税込。情報、内容等は変更になる場合があります。



本記事内の情報に関して

※本記事内の情報は2017年07月05日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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