2017/4/12 10:00
【1年に一度だけ】国宝“燕子花図屏風”&カキツバタがコラボ!表参道「根津美術館」でまったり春デート
表参道にある「根津美術館」で、今年も1年に一度のチャンス、国宝「燕子花図屏風」とカキツバタの競演がやってきた! 4/12(水)~5/14(日)まで、特別展「燕子花図と夏秋渓流図」を開催。休日や会社帰りデートで、絵画と花の壮大なコラボを体感してみては?
国宝「燕子花図屏風」とカキツバタの美しいコラボに注目♡

国宝 燕子花図屏風(右隻) 尾形光琳筆 6曲1双 日本・江戸時代 18世紀 根津美術館蔵
建築家・隈研吾氏が手がけ、2009年にリニューアルされた「根津美術館」。
シックでスタイリッシュなデザインの空間は、静かで落ち着いた雰囲気の中、ゆっくりとデートが楽しめるスポットです♡

▲本館1Fに常設展示されている大小さまざまな仏像。©藤塚光政
日本・東洋から集められた、7,400点にも及ぶ秘蔵のコレクションは多岐にわたり、年7回開催される展覧会も充実の内容になっています。

国宝 燕子花図屏風(右隻) 尾形光琳筆 6曲1双 日本・江戸時代 18世紀 根津美術館蔵
なかでも注目なのが、庭園のカキツバタが満開を迎える初夏に合わせて毎年開催される、国宝「燕子花図屏風」展示の特別展。
今年は4月12日(水)〜5月14日(日)の約1ヶ月間に渡り、琳派(りんぱ)の二大傑作を鑑賞できる特別展「燕子花図と夏秋渓流図(かきつばたずとなつあきりゅうけいず)」を楽しむことができます。

夏秋渓流図屏風(右隻) 鈴木其一筆 6曲1双 日本・江戸時代 19世紀 根津美術館蔵
特別展では、江戸時代を代表する絵師・尾形光琳の最高傑作ともいわれる国宝「燕子花図屏風」、鈴木其一筆の「夏秋渓流図屏風」の2点を中心に、19世紀前半から20世紀初頭までに制作された絵画作品が展示されます。
きらびやかな作品の数々は、思わず息をのんで見入ってしまうほどの壮麗さ!
庭園の水辺に、凛と咲き誇る青紫色のカキツバタに癒される♡

▲水辺を濃い青紫色のカキツバタが埋め尽くす光景は圧巻!
展覧会と合わせて、この季節に絶対見逃せないのが、4月上旬~5月下旬に見ごろを迎えるカキツバタ。
大正初期に建てられた茶室「弘仁亭(こうにんてい)」前の池一面に、見事な花を咲かせたカキツバタが広がります♪ 鮮麗なカキツバタの姿に、二人もきっと癒やされるはず。

5月9日(火)〜14日(日)の期間中は、閉館時間が19時まで延長(入館は18:30まで)されるので、仕事帰りに彼と待ち合わせして、美術館デートなんてことも可能に。
庭園を臨む人気カフェ「NEZUCAFÉ(ネヅカフェ)」ではこの期間、17時からシャンパンを飲むこともできるので、食事の前のアペリティフにもぴったりですね。
まとめ

©藤塚光政
都心の表参道にあるとは思えないほど、閑静な空間の中で楽しむ「根津美術館」デート。
カキツバタと国宝「燕子花図屏風」を一緒に鑑賞できるのは、毎年初夏の季節、一年に一度だけなので、きっと彼との特別な思い出になるはずですよ!
根津美術館
住所:東京都港区南青山6-5-1
電話番号:03-3400-2536
営業時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)、5月9日(火)〜14日(日)10:00~19:00(入館は18:30まで)
定休日:月曜(月曜が祝日の場合、翌火曜)、ただし5月1日(月)は開館、展示替期間・年末年始
入館料:<特別展>一般1,300円、学生(高校生以上)1,000円、中学生以下は無料
最寄駅:表参道
NEZUCAFÉ
住所:東京都港区南青山6-5-1 根津美術館内
営業時間:10:00〜17:00(フードLO 16:15、ドリンクとデザートLO 16:30)、5月9日(火)〜14日(日)10:00~19:00(LO 18:30)
定休日:根津美術館に準ずる
※NEZUCAFÉ利用は美術館入館者に限ります。予約不可。
取材・文/倉山恭史
※2017年4月12日時点の情報です。イベント期間や内容、カキツバタの見ごろは変更になる場合があります。