学食研究家がナビゲート!

20年にわたり日本全国の学食を食べ歩き、学食研究家として多くのメディアで学食を紹介してきた唐沢明です。本記事では「青山学院大学 青山キャンパスの学食」をご紹介します。

都内でまっさきにオススメしたい“横綱級”の学食/青山学院大学 青山キャンパス学生食堂 大学17号館1階

▲青山学院大学 青山キャンパス 正門

▲青山学院大学 青山キャンパス 正門

首都圏120大学、全国でも270以上の大学の学食をリサーチしている学食研究家の私が「都内でオススメの学食は?」と聞かれたら、すぐさま名前を挙げるのが青山学院大学。なぜなら「安くて美味しい、アクセスが良い、雰囲気が明るい」の3点がそろった、相撲でいえば「横綱」、野球でいえば「殿堂入り」ともいえる学食だからだ。


青山学院の学食は、昭和27(1952)年オープンと歴史も長い。私が初めて青山学院大学を訪問したのは平成4(1992)年の就職活動のとき。同じ出版社を志望していた青山学院大学に通っている友人から「うちの学食は外部の人も入れるから、学食で勉強会をしよう」という誘いを受け、初潜入した。


まだオープンキャンパスもなくインターネットも発達しておらず、大学情報を知れるのはパンフレットのみの時代。「学食情報」は皆無だった。そんな中で訪れたのが地下の学食。かつ丼を食べたのだが自分の大学のものより美味しく、4年間毎日こんな学食を満喫できるなんて羨ましい、自分も青山学院大学を受験すれば良かったと、プチ後悔した記憶がある。

▲キャンパス内の様子/写真提供:青山学院大学

▲キャンパス内の様子/写真提供:青山学院大学

青山学院大学の学食は、学食ブームの先駆け、パイオニア的存在として知られている。私が学生だった当時は外部の人が入れる学食はかなり珍しかった。あわせて渋谷駅や表参道駅といった利便性が高い駅の近くかつオフィス街であることも、一般の人に“大学の学食”が浸透するきっかけとなったのだろう。


なんといっても青山学院大学の学食といえば「ビーフシチュー」(650円)が有名。30年以上不動の人気を誇るロングセラーメニューで、現在も7号館地下の学食をメインに提供されており、土曜日はもう1つの学食である17号館1階の食堂にも登場する。650円で高級レストラン顔負けの本格的な美味しさ。なかなかこの金額では食べられないクオリティで、昔から「安くて美味しい」は健在なのだ。

一般人も利用可!「青山学院大学 青山キャンパス」学食_1471313
▲この日はあいにくの雨だったが、晴れていたらテラス席で食べることもできる

▲この日はあいにくの雨だったが、晴れていたらテラス席で食べることもできる

ここからは実際に食堂の様子を紹介していこう。前述のとおり「青山学院大学 青山キャンパス」には7号館地下と17号館1階に学生食堂があるが、今回は一般の人にオススメしたい1階の「17号館食堂」、通称イチナナ食堂にフォーカスする。


新しく明るい雰囲気で、また1階に学食があるのは珍しく、地下よりも気軽にアクセスしやすい。混んでいることも多いが正門から食堂まで1分弱、そこから券売機で食券を買い、食事をトレイにのせてもらいテーブルに向かうまで、合計5分程度だろう。待ち時間が短いのは、社会人にはとくにありがたい。

▲17号館食堂内観

▲17号館食堂内観

▲提供を待っている時間も味噌汁のいい匂いが立ち込める

▲提供を待っている時間も味噌汁のいい匂いが立ち込める

また、食堂のおばちゃんが優しい雰囲気なのもうれしい。他大学だと、食券を見てササッとご飯をのせ、味噌汁を入れ、おかずを皿にのせて、また次の食券・・・・の流れ作業がエンドレスに続いていく印象だが、青山学院大学の学食のおばちゃんはフレンドリーさも「横綱級」で「殿堂入り」。元気に挨拶をしてくれ、自然と心も笑顔になる。


食事を楽しむだけでなく、学部やサークルの仲間などとコミュニケーションを取る場として学食を活用している生徒も多く見られた。学生たちの黄色い笑い声であふれかえる、憩いの場所でもあるようだ。

コスパ最強の絶品メニュー

▲学食を利用する時は“学生ファースト”で。学生が多い11時30分~12時30分の時間帯は避けて訪れよう

▲学食を利用する時は“学生ファースト”で。学生が多い11時30分~12時30分の時間帯は避けて訪れよう

イチナナ食堂のメニューは常時10種類。肉、魚、麺類、丼などどれも絶品なので、券売機の前で悩んでしまう。

▲「表参道」(450円)。美味しさ満点ながら価格は安いコスパ最強メニュー。内容は週替わり

▲「表参道」(450円)。美味しさ満点ながら価格は安いコスパ最強メニュー。内容は週替わり

▲この日のメインディッシュは唐揚げ黒酢ソース(左上)と豚キムチ(右上)

▲この日のメインディッシュは唐揚げ黒酢ソース(左上)と豚キムチ(右上)

私が推したいのは、まずこちらの「表参道」(450円)。販売数1日200食超えの人気メニューで、青山学院大学ならではのネーミングもおしゃれ。基本は洋風だが、食材の仕入れに応じて内容も変更。この日も中華風だった。


450円で、味付きのご飯と、肉系のメニュー2種類、コールスロー、そしてパスタがセットになっている。この日は唐揚げ黒酢ソース、豚キムチ、麻婆豆腐ライス、パスタ、コールスロー、味噌汁と普通のレストランで食べれば軽く1,000円を超えるようなラインナップだった。


唐揚げはジューシーな揚げたて。豚キムチはしっかり味が染み渡り、辛さは定食全体のスパイスにもなっている。またライスには麻婆豆腐がトッピングされており、お得感もある。

▲「油淋鶏」(550円)

▲「油淋鶏」(550円)

▲一見大きく見えるが、実際食べると女性のおなかにちょうど良い量だそう

▲一見大きく見えるが、実際食べると女性のおなかにちょうど良い量だそう

次にオススメなのが「油淋鶏」(550円)。こちらは1日150食超えと「表参道」に次ぐ人気メニュー。一目見て驚くのはその大きさで、平皿には特大サイズの油淋鶏が鎮座している


鶏もも肉はジューシーだが、適度に酸味が効いた手作りのタレとたっぷりのった千切りキャベツと一緒にいただけば、見た目の割にさっぱりと食べられる。取材に同行していた編集担当の女性も、気づいたらペロリと完食してしまったと驚いていたほどで、実際女性にも人気のメニューだそうだ。

  • 一般人も利用可!「青山学院大学 青山キャンパス」学食_1471322
  • 一般人も利用可!「青山学院大学 青山キャンパス」学食_1471323

この他、中華麺にご当地そば、パスタなどの麺類は基本2日替わりで週3種類ラインナップする。塩ラーメンは常時同じものがある。また「THEフィッシュ」という500円で小鉢も豊富に付く、お得感満載の魚のフライ定食も最近登場したそう。まだ食べられていないのが、ぜひ近々注文したいと思う。

レトルトが登場するほど人気のカレー

▲「イチナナカレー」(350円)

▲「イチナナカレー」(350円)

写真の「イチナナカレー」(350円)も定番中の定番で長年愛されている人気メニューの一つ。シンプルだが、飽きない味。ルーも本格的でスパイスもしっかり効いており、思わず「うまい・・・」とひとりごとを言ってしまうほどクオリティの高いカレーだ。

▲「青学カレー(チキン味)」は1階の購買部で販売。ネット販売もある

▲「青学カレー(チキン味)」は1階の購買部で販売。ネット販売もある

学生だけでなく外部の人からも評判が良く、より広く多くの人が食べられるよう、レトルトでも販売されている。


こちらは僭越ながら、平成28(2016)年に学食研究家の私・唐沢明監修で青山学院大学購買部さんと共同制作をしたもの。「青学カレー(チキン味)」なので、学食で食べられるビーフカレーと具材は違うが、ベースのカレーはほぼ同じ味わいなので学食外でも青学カレーの美味しさを堪能できる。

まとめ

青山学院大学の学食は外部のリピーター率が高いそう。立地が良いだけでなく都会のオアシスといった雰囲気のキャンパス内では、自然に囲まれリラックスできるからか、仕事途中の社会人や近くに買い物に来た人が多く訪れる。なにより青山学院大学を卒業したOB・OGの姿もよく見られるそうだ(私の印象だが、芸能人やアスリートをはじめ、青山学院大学の多くの卒業生は母校愛が強いイメージ)。


長く深く愛され続けている青山学院大学の学食で、自身のキャンパスライフを思い返しながら、食事を楽しんでみてほしい。

青山学院大学 青山キャンパス学生食堂 大学17号館1階
  • 所在地

    東京都渋谷区渋谷 4-4-25

  • 最寄駅

    表参道

  • 電話番号

    042-759-6175

本記事内の情報に関して

※本記事内の情報は2023年11月03日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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