東京の大パノラマ夕景がきれいな「船堀タワー」展望施設マニア・かねだひろのイチ推し。

日本全国にある展望タワーや展望台を巡っている展望施設マニアの「かねだひろ」です。

展望施設の情報や、その日その時その場所に行ったからこそ目にすることができる景色をSNSやブログなどで発信しています。この連載では1都3県のオススメしたい展望施設をテーマごとにご紹介できればと思います。どうぞよろしくお願いいたします！

今回は「都心に沈む美しい夕日をみるならココ！」として、「船堀タワー」をご紹介します。

東京には100ｍを超える高さの展望タワーが3つあります。東京のシンボル・東京タワー、世界一の自立式電波塔・東京スカイツリー（R）、そして・・・もう一つの展望タワーこそが今回オススメする「タワーホール船堀」なのです！

船堀駅の北口を出ると、目の前にどーんと現れるのがタワーホール船堀、通称・船堀タワー。コンベンション機能を兼ね備えた複合型文化施設として誕生し、現在では映画館やレストラン、結婚式場、江戸川区が誇る伝統工芸品を取りそろえるアンテナショップ「エドマチ」などがある区民の憩いの場となっています。

船堀タワーは、水辺都市・江戸川区にちなみ「区民の乗合船」をコンセプトに造られました。船の形をした7階建てのビルにまるで船のマストのように展望タワーがそそり立つ、とてもユニークな姿をしています。

高さ103ｍの展望室までは7階にある専用エレベーターで向かいます。展望室に到着してエレベーターの扉が開くと、目の前には東京の大パノラマが！思わず「わー！」と声をあげたくなってしまいます。

正面の南側には葛西臨海公園の大観覧車や東京ディズニーリゾート（R）、西側には東京タワーに東京スカイツリーなど有名なランドマークを見つけることができ、北側・東側には江戸川区だけでなく埼玉県、千葉県の街並みや茨城県の筑波山までをも見渡すことができます。

このように360度ぐるりと絶景を楽しむことができる展望室。中でもこの船堀タワーに来たら絶対に見ていただきたいのが・・・

西側からの夕暮れです！

どうですか？この都心部に沈む夕日の美しさ！！

暁に染まりゆく空、高層ビル群に沈む夕日、荒川越しに浮かび上がる都心部のシルエット、その中で圧倒的な存在感を放つ東京スカイツリー。日が暮れるにつれ空の色がどんどんと変化し、街に光が灯り、徐々に煌めく夜景へと変わっていく・・・。

何度見ても心から「綺麗だ・・・。そして東京ってすごい・・・」とため息をついてしまうほどのこの夕景が見られるのは、船堀タワーがこの場所にあってくれるからこそなのです！

夕景だけでなく、この展望台ならではの風景としてご紹介したいのが、東側にみえる都営新宿線の線路。

都営新宿線は東大島駅～船堀駅間が地上区間となっていて、地下から飛び出してきたり地下に吸い込まれていったりする電車の姿をみることができます。

街並みもジオラマみたいに感じられて、この景色の中にギュッと詰まっているたくさんの人の人生を覗き見しているような・・・そんな気分にもさせてくれるのです。

さらにもう一つ紹介したいのが、ほぼ毎日、東南方面にみることができる花火。そう、船堀タワーからは東京ディズニーリゾート（R）の花火も楽しむことができちゃいます。

キラキラ輝く夜景と花火なんてロマンチックでしかないですよね！この日もカップルのみなさんがうっとりしながら花火の方面をみつめていました。ドリンクとともに夕景や夜景を楽しむことができるビューラウンジも期間限定でオープンするそうなので、ぜひチェックしてみてください。

東京タワーや東京スカイツリーと比べると低い高さの船堀タワーですが、私はこの100ｍくらいの高さが街自体を立体的にみることができるので、とても好きです。人や車、電車や飛行機などが動いている様子をみると「街が生きている！」と感じられるのです。

こんなにも美しい景色を見せてくれる船堀タワーは、なんと入場料無料！船堀タワーだから見ることができる絶景を、ぜひともみなさんの記憶にも刻んでいただけたら嬉しいです！