オトナ女子が「誘ってほしいな！」3月のデートにオススメ映画3選 by トーキョー女子映画部

現実の世界で映画監督を夢見る青年と、モノクロ映画の中から出てきた、人が触れると消えてしまうヒロインの恋物語。ラブシーンは、プラトニックだからこそ余計にロマンチック。二人の距離感を保ったキュートな場面がたくさんあるので、付き合いたてのカップルは、真似してみるのも良いかも。好きな人に触れたくても触れられないという設定が切なくて、“触れる”という当たり前の行為の尊さを実感できる。最近スキンシップが減ってきたなと悩むカップルにも、良い刺激になるはず。

今夜、ロマンス劇場で

公開日：好評劇場公開中

配給：ワーナー・ブラザース映画

監督：武内英樹

出演：綾瀬はるか／坂口健太郎／本田翼

舞台は1962年、アメリカとソビエトの冷戦時代。清掃員として政府の極秘研究所に勤める、言葉を話せない孤独な女性と、研究所に連れられてきた半魚人の触れあいを描く。水中で交わるラブシーンはとても独創的で、絵画を見るような美しさがあり、女性なら思わずうっとり。一方、『パシフィック・リム』『パンズ・ラビリンス』を手掛けたギレルモ・デル・トロ監督らしいグロテスクな描写が、程よい刺激になっているので、男性でも観やすいラブストーリーになっている。言葉を介さず種を超えて通じ合う男女の様子も、とてもロマンチック。

シェイプ・オブ・ウォーター

公開日：好評劇場公開中

配給：20世紀フォックス映画

監督：ギレルモ・デル・トロ

出演：サリー・ホーキンス／マイケル・シャノン／リチャード・ジェンキンス／ダグ・ジョーンズ

パキスタンで生まれシカゴに移住したコメディアンの男性が、アメリカ人女性との恋愛を通して、パキスタン人としてのルーツや宗教という縛りに悩みながら成長していく様を描く。本作は実話の映画化作品で、主人公を演じているのは、この体験の張本人・クメイル・ナンジアニ。彼の恋人が冒された難病については、信じられないような状況が綴られているが、そういう困難があったからこそ、愛のために勇気を振り絞った彼に共感できる。家族から交際を反対されているカップルなら、クメイルの姿に、きっと勇気をもらえるだろう。

ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ

公開日：好評劇場公開中

配給：ギャガ

監督：マイケル・ショウォルター

出演：クメイル・ナンジアニ／ゾーイ・カザン／レイ・ロマノ／ホリー・ハンター／アヌパム・カー