▲江ノ島越しに沈む夕日を眺められる絶景スポット「鎌倉海浜公園 稲村ガ崎地区」


<鎌倉穴場デートコース>

  • 【1】鎌倉野菜がズラリ!市民の台所『鎌倉市農協連即売所』
  • 【2】隠れ家的な古民家カフェ『WanderKitchen』でランチ
  • 【3】生活雑貨店『mar』でおそろいのお気に入り小物を探す
  • 【4】オーシャンビューが壮観な『稲村ヶ崎食堂&BAR』でひと休み
  • 【5】夕陽スポット『鎌倉海浜公園 稲村ガ崎地区』でロマンチックに

今回、地元鎌倉のフリーペーパーKAMAKURA編集長・宮部誠二郎さんに提案してもらったのは、休日の朝から日没まで日帰りで楽しめる、鎌倉駅~稲村ガ崎までのデートコース。

鎌倉ツウならではの地元御用達のお店から、知る人ぞ知る穴場な絶景スポットまで、何度か足を運んだことのある人でも新たな魅力が見つかるスポットばかり!


【鎌倉穴場デート1】鎌倉野菜がずらり!市民の台所『鎌倉市農協連即売所』

▲地元民も御用達の「鎌倉市農協連即売所」。料理好きカップルなら最高の場所!

まずはJR横須賀線の鎌倉駅東口から歩いて数分の「鎌倉市農協連即売所」へ。

ここは通称“レンバイ”の愛称で知られる、鎌倉市の農家が野菜を販売するマルシェ。1928(昭和3)年に、外国人牧師がヨーロッパの直売事情を伝えたことが始まりとされている。

足を踏み入れると、そこは時が止まったかのような昔ながらの市場。
「ここは鎌倉の地元民も、毎日のように通ういわば“台所”のような存在。新鮮な鎌倉野菜が驚くほどお得です。カップルならここで野菜を買って帰って、自宅で料理するデートもいいかもしれませんね」と宮部さん。

机の上には採れたての野菜がうず高く積み上げられ、出品する生産農家の前を常連客や観光客が入れ代わり立ち代わり行き来するなど、市場全体に活気が充満。カップルは「迷子にならないように」お互いの手を取り合って!

▲「ゴールデンビーツ」(1個250円)ほか、スーパーでは見かけないカラフルな野菜もたくさん。

▲信号機カラーで並んだトマト「桃太郎ゴールド」は糖度の高さが自慢。この日は100g200円。

この日、目についたのは赤だけでなく、黄色や緑色をしたトマト「桃太郎ゴールド」。それぞれのトマトがどのように味が違うのか、気になるところ。そのままでも食べられちゃうので、買って帰って、お散歩の途中にどこかで一緒に食べ比べてみるのもいいかも? もちろん、家に帰ってから一緒に料理してみるのもOK!

まずは、こんなショッピングデートから始めてみるのも鎌倉ツウっぽくて新鮮!

鎌倉市農協連即売所
住所:神奈川県鎌倉市小町1-13-10
電話:0467-44-3851
営業時間:8:00~日没まで
定休日:無休



【鎌倉穴場デート2】鎌倉・古民家カフェ『WanderKitchen』でランチ

▲1階にはアメリカ西海岸で買い付けたというインテリアも。

市場をぶらぶらした後は、鎌倉駅からほど近い住宅街にあるエスニックカフェ「WanderKitchen(ワンダーキッチン)」でランチを。築40年の古民家を改装したどこか家庭的な雰囲気の隠れ家カフェでは、アジアや南米、ヨーロッパなど各国の家庭料理が味わえる。

▲住宅街の中にひっそり。路地の奥にあるので見逃さないで!

「手作りの温もりを感じる内装で、まるで鎌倉の友達の家に遊びにきたような居心地の良さ。僕のお気に入りは、2階の席。プライベート空間のようでおすすめです」と宮部さん。

12時のオープン時に訪れてみると、店内にはすでに地元客とおぼしき10名ほどのお客さんが席に座っておしゃべりを楽しんでいて、その人気ぶりに驚き。

▲ゆっくりくつろげる2階の部屋。手作り感満載でほっこり。

2階へと上がると、これまたお店とは思えない、ほのぼのとした景色。窓の外には赤いレトロなベランダがあり、視線の先には鎌倉の家々が広がっていて、まるで二人で日向ぼっこでもしているかのような、の~んびりとくつろいだ気持ちになる。

こんなステキなカフェに案内されたら、彼を惚れ直しちゃいそう。初デートなら、緊張がほどけるかも!?

▲「チキンコリバタカレー」1,050円、「マンゴーラッシー」550円。

お料理は日替わりメニューが毎日10種類、唯一の定番は「チキンコリバタカレー」。南インドでよく食べられている、ココナッツミルクをベースにしたチキンカレーで、何種類ものスパイスが複雑に絡み合い、奥深く、まろやかでヤミツキになる味わい。ちょっとピリ辛なので、「マンゴーラッシー」との相性も抜群。

午後に向けてお腹いっぱい食べて、パワーをチャージしておくべし!

WanderKitchen
住所:神奈川県鎌倉市御成町10-15
電話:0467-61-4751
営業時間:12:00~20:00(LO19:30)
定休日:無休



【鎌倉穴場デート3】生活雑貨店『mar』でお気に入りのペア小物をゲット!

▲センスのいい食器やカトラリーは、二人の新生活にもぴったり!

ランチが終わったら、御成通りの雑貨店やブティック、お土産屋さんなどをチェックしつつ、「普段づかいできるいいもの」をテーマにした雑貨店「mar(マル)」へ。

「お散歩の合間に、ふらりと寄りたくなる小さなお店です。個人的には、料理を彩ってくれる素敵な木製プレートや陶器などがお気に入りです。他にも日常で使えるシンプルでかわいいものが多く、男女とも楽しめると思いますよ」(宮部さん)。

興味津々で中へ入ってみると、世界中からセレクトされた、器やカトラリーなど、日々の生活の中で取り入れたくなるアイテムがたくさん。職人の手仕事を感じるものが多く、なんともステキ♥

料理をポンとのせるだけで、一気においしく見えそうな、イギリス製の木製カッティングボード「HAMPSON WOODS serving boad」(9,720円)や、彼とおそろいで欲しくなる、フランスのアンティークのようなデザインの「ディナーフォークリーフカトラリー」(各1,080円)など、長く使えそうなものばかり。

▲鎌倉さんぽにもおすすめ!思わず買いたくなるかわいいアイテムがズラリ。

とても丈夫な植物繊維のアバカを使ったバッグ「tapred bag」(9,504円)、やわらかな触り心地の「シルクコットンソックス」(1,620円)、乗馬ブーツづくりからはじまったスペインのメーカーの革靴「Palancoローファー」(42,984円)など、おでかけのお供にぴったりな春アイテムも充実!

▲イタリアのおしゃれな封筒「ENVELOPE BOX SET(20枚入り)」(2,700円)。

乙女心をくすぐる文具系アイテムも!ヨーロッパで“ファンタジーペーパー”と呼ばれる、イタリアのフィレンツェの伝統柄で作られた封筒は、あまりのかわいさに衝動買いしてしまうこと必至。思いがけず、彼からこんなプレゼントをされたら、女子なら誰でもキュンキュンしてしまうはず!

鎌倉デートの最後に手紙を書き添え、お互いに交換すれば、二人の思い出に残ること間違いなし!

mar

住所:神奈川県鎌倉市由比ヶ浜2-5-1
電話:0467-24-6108
営業時間:11:00~18:00
定休日:無休



【鎌倉穴場デート4】オーシャンビューが壮観!『稲村ヶ崎食堂&BAR』で休憩

▲2階のテーブル席。壁にはサーフィン好きな店主のサーフボードもディスプレイ。

ショッピングを満喫したら、江ノ電に乗り、夕陽の名所として知られる稲村ガ崎へ。ローカル感たっぷりの稲村ガ崎駅で降り、海岸方面へ5分ほど歩くと「稲村ヶ崎食堂&BAR」に到着。まさに海辺の食堂といった感じで、店内へおじゃますると、いい感じにゆるゆるとした空気が流れる。

「2階の窓から広がる海の景色を眺めながら、まったりお茶やお酒を飲むのもおすすめです。週末と祝日は、通し営業で、しらすや魚介系の遅めのランチも楽しめますよ」と宮部さんもイチオシのお店で、目の前は「かながわの景勝50選」にも選ばれる稲村ガ崎海岸という、すばらしい立地。

真っ白な階段をのぼると、窓越しには一面の海!!美しい景色にうっとり見入ってしまいそう。二人でひと息つきながら、この日のデートを振り返ってみるのもいいかも。

▲「ハワイアンフレーバーコーヒー」550円。バニラとマカダミアナッツのフレーバーで疲れも吹き飛ぶ。


▲国道134号沿いに立つお店の目の前にはオーシャンビューが広がる。

夜はバーとして営業しているので、日没後もおすすめ。地元を愛するマスターが厳選した、しらすや鎌倉地ダコなどの魚介を使ったつまみを食べつつ、音楽とお酒に酔えば、素敵な夜を過ごせそう。

稲村ヶ崎食堂&BAR

住所:神奈川県鎌倉市稲村ガ崎1-15-9
電話:0467-22-9920
営業時間:月・木・金は日没後~22:00(LO)、土・日・祝11:30~22:00(LO)
※6月上旬からは月・木・金もカフェ営業開始
定休日:火曜・水曜および悪天候の日



【鎌倉穴場デート5】知る人ぞ知る夕陽スポット『鎌倉海浜公園 稲村ガ崎地区』

▲鎌倉海浜公園 稲村ガ崎地区の入口。日没まで潮風に吹かれながらの散歩もおすすめ。

「稲村ヶ崎食堂」で日没を眺めるのはもちろん、超おすすめなのだが、お店から徒歩1分で到着する「鎌倉海浜公園 稲村ガ崎地区」からの景色は一度は見ておきたい、絶景スポット。

宮部さんによると、「地元の人なら誰もが知る有名スポットです。晴れた時は、江ノ島をバックに富士山が美しく望めるロケーションです。日が沈むに連れて変わりゆく空のグラデーションもとても幻想的です」とのことで、これはデートのシメに絶対に見なければ!

▲18時過ぎ、陽が沈み始めると、その場にいる皆が夕陽の鑑賞モードに。

日が沈むにつれ、変わりゆく空のグラデーションが幻想的になり、うっとり。ロマンチック度指数120%越え! この景色を見て、ラブラブにならないカップルはいないハズ。ゆっくりと二人だけの時間に浸ってみては?

鎌倉海浜公園 稲村ガ崎地区

住所:神奈川県鎌倉市稲村ガ崎1-285-1
電話:0467-23-3000(代表/鎌倉市役所都市整備部公園課)



宮部誠二郎(フリーペーパーKAMAKURA編集長)
宮部誠二郎(フリーペーパーKAMAKURA編集長)

宮部誠二郎(フリーペーパーKAMAKURA編集長)

学生から社会人まで有志で結成されている企画制作団体chameleonの代表として、「もっと面白きまちへ」を合い言葉に人とまちの出逢いをつくるフリーペーパーKAMAKURAの発行やイベントの企画運営を手がける。

<Web KAMAKURA>
http://chameleon-kamakura.com/webkamakura/

ライター:上浦未来


※2016年4月22日時点の情報です。スポットの情報は変更になる場合があります。

本記事内の情報に関して

※本記事内の情報は2016年04月22日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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