【予備知識】街のメインストリート「神楽坂通り」って?
神楽坂下交差点から西に延びる「神楽坂通り」は、牛込・神楽坂の言わずと知れたメインストリート。飲食店や雑貨店など大小さまざまなお店が立ち並び、連日多くの人でにぎわっています。
通りには街のシンボルである「毘沙門天 善國寺(ゼンコクジ)」が鎮座しているほか、“粋なお江戸の坂の街”をキャッチフレーズにした「神楽坂通り商店街」があり、江戸の風情を感じさせる工芸品のお店などが点在。テイクアウトのできる惣菜店や菓子店もあり、食べ歩きにも楽しいスポットです。
そして、そんな神楽坂通りの周辺に張り巡らされているのが“横丁”と呼ばれるさまざまな裏路地。本記事では、とくにおさえておきたい5つの裏路地に焦点を当て、それぞれの特徴や見どころをご紹介します!
【1】神楽坂最大規模の横丁/本多横丁
神楽坂で最も大きな横丁が「本多横丁」。その名は、江戸中期から明治初期にかけて、旗本である本多家の屋敷がこの一帯にあったことに由来しています。
神楽坂下交差点から神楽坂通りを進み「善國寺」に到達する手前を右折したところにあり、神楽坂通りと平行に延びる軽子坂までを結んでいます。
約100mの間に数十軒の店舗が立ち並び、ビルの間には古い木造の店舗や旧料亭の建物も残っています。神楽坂に数ある横丁の中では大衆向けの飲食店が多く、親しみやすい雰囲気があるのも特徴です。
- 本多横丁
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所在地
東京都新宿区神楽坂 3丁目
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最寄駅
飯田橋
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【2】ロケ地としても有名!神楽坂で最も古いといわれる道/兵庫横丁
軽子坂に接続し、本多横丁と平行に延びるのが「兵庫横丁」。老舗の料亭が軒を連ねる石畳の景観が評価され、新宿区まちなみ景観賞も受賞しています。
神楽坂の中でも最も古い道といわれており、その名は戦国時代に武器庫(兵=兵器/庫=倉庫)があったことに由来しています。
風情ある景観はドラマや映画のロケ地に選ばれることもしばしば。神楽坂にある横丁の中で1、2を争う知名度を誇りながら、神楽坂通りに面する入り口が分かりづらく辿り着けない人も多いといわれています。
- 兵庫横丁
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所在地
東京都新宿区 神楽坂4丁目付近
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最寄駅
牛込神楽坂
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【3】飲食の名店が集う、神楽坂きってのグルメスポット/かくれんぼ横丁
本多横丁の南東にある「かくれんぼ横丁」は、神楽坂を代表する路地の一つ。
こちらは歩行者専用道路で「お忍びで遊びに来た人でも、ここに入り込めば人目を忍べる」ことから、その名が付けられたといわれています。かつての花街の趣を色濃く残しており、石畳に黒塀、古民家といった昔ながらの風景が絵になると評判です。
和食やフレンチ、イタリアンなど多様なジャンルの名店が集う都内屈指の美食エリアでもあるので、通りを歩きながら気になるお店を発掘してみるのもオススメです。
- かくれんぼ横丁
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所在地
東京都新宿区 神楽坂3丁目付近
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最寄駅
牛込神楽坂
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【4】今もなお芸者衆の稽古場がある横丁/見番横丁
神楽坂下交差点から神楽坂通りを進み、3本目の小道を左折したところにあるのが「見番横丁」。
芸者衆の手配や稽古を行う「見番(ケンバン)」が沿道にあることから名付けられた、全長100mほどの通りです。歩く時間帯によっては、沿道の稽古場から情緒ある三味線の音色が今でも聞こえてくるので耳を澄ましてみて。
- 見番横丁
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所在地
東京都新宿区神楽坂 3-6-21
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最寄駅
飯田橋
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【5】かつて芸者衆がお座敷に向かった小道/芸者小道(芸者小路)
先ほどの見番横丁から銭湯「熱海湯」へと降りていく小道が「芸者小道(熱海湯階段)」です。
その昔、芸者衆の事務所である「見番」から、多くの芸者がここを通ってお座敷に出向いていたことから名付けられました。小道にある階段は“熱海湯階段”とも呼ばれています。
有名映画やドラマのロケ地としても知られており、カメラを片手に散策を楽しむ観光客の姿が多く見られる神楽坂屈指のフォトスポットです。
- 芸者小道(芸者小路)
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所在地
東京都新宿区神楽坂 3-10
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最寄駅
飯田橋
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