眺望抜群な下町モダン温泉銭湯「御谷湯」は非の打ち所なし!

▲銭湯建築家の今井健太郎氏の手で生まれ変わった御谷湯はおしゃれ度もヤバい!


去年5月にリニューアルオープンしたばかりの御谷湯さん。
若旦那が「限られた敷地で広さを出すためにビルにした」と仰ってて心意気がヤベーなと思いました。


▲銭湯メインでビルを建てちゃったなんて話、聞いたことありません!


大抵のビルになってる銭湯って上をマンションにしちゃって銭湯自体は小さくなってしまいがち。そんな銭湯とは御谷湯は全く発想が違います。銭湯のためのビルなのです!


だから最上階の4階5階が銭湯。これだけでも信用出来ます!こんな人が作った銭湯が良くない訳ありません!! 入らないでも良いくらいですが、そこはやっぱり入らしてもらいますよ!


▲銭湯なのに黒湯の天然温泉でかけ流しって、贅沢すぎでしょ~!


4階と5階の銭湯は週変わりで男湯女湯が変わります。若旦那はリニューアルを決めた時に全国の色んな人気温泉を回ったらしく、あらゆるところにこだわりが詰まったオシャレでキレイな銭湯に仕上がってます。


スカイツリーが目の前!半露天風呂からは花火も見えちゃう

▲この眺望はヤバいっしょ!(※編集部注:撮影用に格子戸を開放しています)


お湯は天然温泉の黒湯。しかも源泉掛け流しの贅沢さ。4階5階とも半露天風呂があり、スカイツリーが目の前に見れます。なんと夏には隅田川の花火も真ん前に見る事が出来るそうです。温泉、花火、スカイツリーの三拍子揃った銭湯なんてここくらいです。


▲湯温は低温(約25度)から高温(約43~46度)まで4種類そろって至れり尽くせり!


そして温泉の温度にもこだわりが! なんと温度が4段階に分けられていて熱いのが好きな方も温めが好きな方もどちらも楽しめる作りになってます。ジャクジーもあるし薬湯もあって非の打ち所がない銭湯です。


まるでお母さんのおなかの中!?にいるかのような感覚

▲薄暗いスペースの不感温温泉は、心も落ち着くんだよね~!


中でも僕が1番好きだったのが4階にある不感温温泉!36度くらいの冷たくないくらいのお湯のお風呂。ずっと入っていられて、のぼせない。なんだかだんだんお母さんのお腹の中にいるような安心した気持ちになってきます。

これから暑くなってくるのでこの温度は最高!!山梨とかにある武田信玄公の隠し湯とかこれくらいの温度だったりして好きな温度だったので、まさか東京の真ん中であの気分を味わえるとは!と感嘆いたしました。


東京に来たらまずはここの銭湯!というくらいオススメですよ!!


今月の一風呂【天然温泉 御谷湯】

▲5階にある葛飾北斎の冨嶽三十六景「甲州三坂水面」はペンキ絵師・丸山清人氏の作。


▲5階の半露天風呂の隣には、開放感のあるくつろぎスペースも。


▲5階の薬湯は、生薬や生ハーブ、アロエなどが日替わりで楽しめる。


▲洞窟のような4階フロアの壁は、尾形光琳「紅白梅図屏風」のイメージ。


▲入口奥の1階にはヒノキ風呂の福祉型家族風呂もあるよ!


天然温泉 御谷湯
住所:東京都墨田区石原3-30-10
営業時間:15:30~翌2:00
定休日:月曜(祝日の場合は火曜休)
料金:大人(高校生以上)460円、ほか



やついいちろう
お笑い芸人「エレキコミック」のボケ担当。無類の銭湯、温泉、サウナ好きで、かつては週2回は通っていた。都内で訪れたことのある銭湯は100を越える。銭湯以外にも音楽好きで友人も多く、お笑い界一音楽業界に顔の広い(?)芸人とも言われている。NHK Eテレ「シャキーン!」、TBSラジオ「エレ片のコント太郎」出演中。好きなアーティストが見つかるフェス「YATSUI FESTIVAL!」が6月18日、19日に渋谷で2日間開催。公式HP


文:やついいちろう(エレキコミック)

撮影:菊池さとる

※2016年4月時点の情報です。


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※本記事内の情報は2016年04月22日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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