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パン通が選ぶおいしい東京の食パン5選

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新年度がスタートして約1ヵ月。息切れ気味な人も、エンジン全開の人も、おいしい朝食があれば一日の始まりがもっと充実するはず♪ 都内の人気パン屋さんの中から、ブレッドジャーナリストがおすすめする絶品の食パンをご紹介します。

Date2016/04/19


こんがりトーストしてバターをぬれば、たちまちごちそうになる「食パン」。各地のベーカリーとパンを知り尽くしたブレッドジャーナリストの清水美穂子さんが、「東京で本当においしい食パン」をセレクト。朝食にぴったりのお手軽レシピとともに、教えてくれました。


【田原町】浅草っ子に愛される老舗「ペリカン」の食パンは耳まで美味

▲『2斤食パン』

昭和17年創業の老舗ベーカリー「ペリカン」。日本にパン食が普及した昭和30年頃からは、地元の店と競合しないよう食パン、ロールパンに絞った今のスタイルに。



4代目の店主・渡辺陸さんによると、先代から受け継いだ味を守るため配合はほとんど変えていないそう。パンがどんどん焼き上がる朝の時間帯、奥の厨房から運ばれてくる食パンが、壁面の棚に並んでいく様子は壮観!

ご近所には、「ペリカン」のパンをメニューに使うカフェや名物喫茶店も。おいしいものに目がない浅草っ子に愛され続ける食パンは、まさに逸品の味わいだ。


★清水さんオススメの食パン&朝食レシピ
『2斤食パン』(2斤 760円)
「トーストするとミミがカリッ、中がふわっとする食感のメリハリが絶妙に効いています。最高においしいミミを少しだけ多く味わえる9センチ角のサイズが特におすすめ。厚切りでバタートーストに。朝のコーヒーによく合いますよ」



ペリカン
住所:東京都台東区寿4-7-4
電話:03-3841-4686
営業時間:8:00~17:00
休業日:日曜、祝日、特別休業日(夏・年末年始)
最寄駅:田原町



【国立】訪れる人を笑顔にする「アカリ・ベーカリー」

▲『アカリブレッド』

国立駅南口から立川方面に向かう線路沿いに、2015年オープン。灯りがともる小さな家がデザインされた、かわいらしい看板が目印。国立でパン作りを学び、その後修行を重ねた高山顕さん夫妻が営んでいる。



店内からガラス越しに見える厨房で作られるのは、飾らない味わいの“日々のパン”。ご近所さんが入れ替わり立ち代わりやってきては、惣菜パンやおやつ用のパンをにこにこしながら選んでいく。



看板メニューの食パン「アカリブレッド」は、焼き上げて生地を落ち着かせてからスライスし、枚数シールを貼ってパッケージ。毎日の食卓に取り入れやすく。そんな心遣いが感じられ、また笑顔に。


★清水さんオススメの食パン&朝食レシピ
『アカリブレッド』(1斤 330円)
「湯種製法でもちっとした食感に、北米産の小麦粉でふんわりさっくり焼かれています。優しいのに甘過ぎず、すっきりと澄んだ味わいは飽きがこない。トーストして半熟卵をディップして、あるいは季節のジャムをのせて」



アカリ・ベーカリー
住所:東京都国立市中1-7-64
電話:042-505-4263
営業時間:10:0~14:00、15:00~19:00
休業日:日曜、月曜
最寄駅:国立



【中村橋】オリジナリティあふれる「nukumuku」は、パンの宝石箱!

▲『モチモチ食パンスペシャル』

トイショップのようなポップな店構えの「nukumuku(ヌクムク)」。駅前の商店街という分かりやすい場所にありながら、ベーカリーらしからぬ佇まいに気づかず通り過ぎてしまう人もいるかも。

オーナーシェフの与儀高志さんが収集したアメリカンヴィンテージのおもちゃ類が、パンと仲良く同居する店内は、不思議と居心地がいい。



好きなことを突き詰めるシェフが生み出したパンのレシピは、なんと150種類以上。「生産者とのつながりを大切に、安心して食べられるパンを」との思いから、国産材料や天然酵母を使って焼き上げている。イートインスペースで焼きたてを味わえるのも、パン好きにとってこの上ない贅沢。


★清水さんオススメの食パン&朝食レシピ
『モチモチ食パンスペシャル』(1斤 330円・税抜)※木・土・日限定
「国産小麦「ゆめちから」と「きたほなみ」を湯種と液状酵母種で長時間発酵させた、水分量たっぷりのぷるぷるの生地はきっと今まで食べたことがない未知の食感。焼きたてをちぎって、ハチミツバターをつけて食べたいです」



nukumuku
住所:東京都練馬区貫井1-7-25
電話:03-3825-5404
営業時間:10:00~19:00
休業日:月曜、火曜
最寄駅:中村橋
※2016年9月頃、三軒茶屋の茶沢通り沿いに移転予定。



【三軒茶屋】著名シェフが究極の味を追求する「シニフィアン シニフェイエ」

     ▲『パン ド ミ』

パン好きやブーランジェ(パン職人)の間で知らない人はいない、志賀勝栄シェフが2006年にオープン。美味しさと同時に健康も提供できるようなパンをめざし、素材や酵母にこだわっている。



日本人の主食=白米をイメージして配合された食パンの「パン ド ミ」をはじめ、ドライフルーツを練り込んだハード系のパン、発酵バターの風味豊かなクロワッサンなどが人気。

店内は対面式販売で、好みや食べるシーンを伝えて相談しながら選ぶことも。世田谷本店ではワインの取り扱いもあり、パンとのおいしいマリアージュを提案。ふだんの朝食はもちろん、ここぞ!という日のディナーにもぜひ♪


★清水さんオススメの食パン&朝食レシピ
『パン ド ミ』(1本 1,188円)
「レーズン酵母、ホップ、そして米麹で低温長時間発酵させた生地は艶があってみずみずしい。砂糖も油脂も入らず超シンプルな配合なのに深い味わい。スライスした無塩バターか、エキストラヴァージンオリーブオイルで」



シニフィアン シニフィエ 世田谷本店
住所:東京都世田谷区下馬2-43-11 COMS SHIMOUMA 1F
電話:03-3422-0030
営業時間:11:00~18:00
休業日:不定休
最寄駅:三軒茶屋、池尻大橋



【松陰神社前】予約必須の超人気食パンが2種類。「ブーランジェリースドウ」

▲『世田谷食パン』

ローカル電車「東急世田谷線」の沿線で、下町情緒を残す松陰神社前。駅前商店街にあり、遠方からのファンも訪れるのがこのベーカリー「ブーランジェリースドウ」だ。厨房に立つのは、数々の名店で修行を積んだ須藤秀男シェフ。


「毎日食べても飽きのこない上質なパン」がテーマの2種の食パンは、予約が必須というほどの人気。角型の「世田谷食パン」と、山型の「世田山食パン」。生地の配合は同じだが、焼き方で異なる味わいと食感を楽しめる。

一つひとつが作品のような、丁寧な仕事を感じるパンが並べられた店内。焼き菓子やプリンなども絶品で、パン好き、スイーツ好きにとっては至福の空間なのだ。


★清水さんオススメの食パン&朝食レシピ
『世田谷食パン』(2斤 620円・税抜)
「自家製ホップ種を用いたしっとりと香りのよい食パン。焼き上がり当日はハムやたまごのサンドイッチに。翌日以降はトーストで、フランボワーズなどブーランジェリースドウ特製のジャムと合わせるのがおすすめです」



ブーランジェリースドウ
住所:東京都世田谷区世田谷4-3-14
電話:03-5426-0175
営業時間:9:00~19:00
休業日:日曜、月曜(火曜不定休あり)
最寄駅:松陰神社前



まとめ

各店の実力派シェフが、研究を重ねて作り上げた食パンたち。慌ただしい朝も、一口ほおばれば幸せな気分になる逸品ぞろい。どのパンも人気のため、買いに行くときは事前に問い合わるのがベターです!



清水美穂子
ブレッドジャーナリスト。レッツエンジョイ東京でのパン連載を始め、All AboutパンやBread Journal、雑誌等メディアでおいしいパンとその向こう側にスポットをあて続ける。




※2016年4月時点の情報です。
取材・文:芝真紀子



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