柔らか骨付き羊肉がやみつき! 日本で初めてモンゴル料理を提供した「シリンゴル」

21年もの間、巣鴨の地で愛され続けているモンゴル料理屋「シリンゴル」。何を隠そう、モンゴル料理を初めて日本で広めたお店です。モンゴル好きで、現地にも友人がたくさんいる店主さんと、モンゴル人のコックさんが作る、本場のモンゴル料理をいただくことができます。


▲馬頭琴や民族衣装、雑貨など、店内のいたるところにモンゴルを感じるモノが散りばめられています。


▲自家製の「スーテーツァイ」(税込324円)とモンゴルの代表的なお茶菓子「ボーブ」(税込324円)。


まず席に着くと、「ボーブ」という揚げパンと、「スーテーツァイ」と呼ばれるミルクティーを出してくれます。この「ボーブ」は、卵やヨーグルトなどが入った生地を羊の油で揚げたもので、携帯食でもあるそうです。岩塩が入った「スーテーツァイ」は、ミルクティーだけど甘なく、プーアール茶のような味わいです。どちらかというとスープのような感じで、「ボーブ」を浸して食べたり、お皿に余った肉などを入れて飲むこともあるのだとか。


▲シリンゴルの看板メニュー「チャンサンマハ」(税込1,620円)。


お客さんの9割以上が注文するというのがこちら「チャンサンマハ」。骨付きの羊肉を2時間かけてじっくりと塩ゆでにしたもので、モンゴル料理の代表的なメニューでもあります。


せっかくなので、手づかみで豪快にかぶりつくのがおすすめ! お肉の柔らかさとジューシーさに、きっと驚いてしまうはず。ちなみに、羊肉は1頭買いをしていて、店内でさばいて料理をしているそう。新鮮なお肉にしか出せない、クセが少なく羊の旨みが溢れます。「羊はクセが強くて苦手……」と思っていた人の概念を覆してしまうような、感動の一皿です。


▲羊肉や白菜などをモチッとした生地に包んで蒸した「ボーズ」(6個/税込756円)


こちらもポピュラーなモンゴル料理「ボーズ」。小籠包のような蒸し饅頭です。もちろん、具も皮も全て手作り。皮をやぶると中からジュワっと肉汁が溢れ出ます。モチモチの皮の食感、羊肉のコク深さがたまらない一品です。


他にも、モンゴルの家庭料理や、羊肉を使った創作料理、麺類やご飯類など、50種類近くの食事メニューをいただくことができます。現地の絶品料理をたっぷりいただいて、モンゴルに思いを馳せてみるのはいかがでしょうか?


シリンゴル
住所:東京都文京区千石4-11-9
電話番号:03-5978-3837
営業時間:18:00~22:30(LO.21:45)
定休日:不定休
最寄駅:巣鴨


モンゴル生息のモフモフな“マヌルネコ”に胸キュン♪「上野動物園」

パンダでおなじみの上野動物園では、モンゴルに生息するネコ科の動物“マヌルネコ”を見ることができます。東京でマヌルネコに会えるのは上野動物園だけ! 日本全国でも4カ所でしか飼育されていない、珍しい動物なのです。


ご飯をもりもり食べるパンダや、ダイナミックなゾウたちを見ながら、マヌルネコのいる「小獣館」へ向かいます。小獣館には、温かい地域に住む小動物がいっぱい。そのかわいらしい姿に癒されます。


そして、ついに待望のマヌルネコと対面!


▲ふわふわモフモフ♪ 砂漠地帯や樹木のない岩山などで暮らしています。


モンゴル語で「小さいヤマネコ」という意味をもつマヌルネコ。体長は50㎝~65㎝で、少し大きめの家ネコサイズです。とぼけたような独特な顔つきがとってもキュート! 木の上を歩いたり、伸びをしたりあくびをしたり……いろんな表情を見せてくれて、一挙手一投足にメロメロになってしまいます。


▲手足の短さもたまらないです。


他のネコ科動物に比べて足や爪が短く、目の位置が高くて、丸くて小さい耳が離れた低い位置についているのが特徴です。マヌルネコは最古のネコ科動物と言われていて、驚くことに約1500万年も前から生息しているのだそう。そんなに昔から絶滅せずに生き延びてきたなんて驚きです。


▲ペロッ(笑)。舌を出した姿も、かわいい……!


上野動物園では、別部屋に1匹ずつ飼育されていて、2匹のマヌルネコに会うことができます。でも、タイミングによっては2匹とも寝ていることも。眠っている姿ももちろんかわいいのですが、せっかくなら動いている姿が見たいですよね。そんなときは、ご飯の時間の14時30分~15時30分頃に見に行くのがおすすめ! 餌の時間の前後は活発に行動する上に、肉を食べるワイルドな姿を見ることができますよ。ただ、餌を食べるペースが速いので、食べている様子を見たい場合は早めに待機しているといいかもしれません。


モンゴルに、こんなに愛くるしい動物が住んでいたなんて。ますますモンゴルに興味が沸きそうです。


▲元気いっぱいのジャイアントパンダも待っています。


上野動物園
住所:東京都台東区上野公園9-83
電話番号:03-3828-5171
営業時間:9:30~17:00(最終入園16:00)
入園料:600円
定休日:月曜日(月曜日が国民の祝日や振替休日、都民の日の場合はその翌日が休園日)
    年末年始(12月29日~翌年1月1日)
最寄駅:根津/京成上野/上野


民族衣装や民族音楽が楽しめるエンタメ系モンゴル家庭料理屋「新オッと屋」

モンゴルの味と雰囲気を満喫したいときに、おすすめなお店がもう一軒あります。それが、新大久保から徒歩約10分の場所にあるモンゴル料理のお店「新オッと屋」。こちらのお店は、モンゴル人ご夫婦が経営していて、モンゴルの雰囲気溢れる店内の中、現地の味がそのまま再現された、本格モンゴル料理をいただくことができます。


▲モンゴルの遊牧民が暮らす「ゲル」をイメージした店内。


▲用意された民族衣装は種類も豊富。現地に行った気分で料理を楽しめます。


店内に入ると、そこには「ゲル」のような空間が広がっていて、あっという間にモンゴルにトリップした気分に! カラフルな色味も、モンゴルのイメージそのままです。
さらにこのお店では、モンゴルの民族衣装を無料で貸し出してくれます。好みの民族衣装に身を包めば、さらにモンゴル気分がアップすること間違いなし。


▲羊肉の味わいをダイレクトに楽しむことができる「ホルホグ」(税込1,810円)。


店舗一押しの「ホルホグ」は、羊肉と野菜を、アツアツに焼けた石と交互に詰めて石焼きにしたモンゴルの定番料理。ナイフで切っていただきます。お肉は柔らかく、プリプリの脂身もたっぷり。本場同様あっさりめの味付け。野菜もほくほくで柔く、野菜本来の甘みが引き出されています。


▲「ホーシュル」(税込320円)。サクサク衣の中からあふれ出る肉汁に感動!


こちらもモンゴル人が愛してやまない定番料理「ホーシュル」。羊のひき肉と刻んだ玉ねぎという、シンプルな食材のモンゴルの揚げ餃子。サクっとした食感の後に、口中に広がる肉汁がとってもジューシーです。くせになるおいしさで、何枚でも食べられそうです。


▲爽やかで甘口のお酒、「ヨーグルトソーダ」(税込540円)。


モンゴルの自家製のお酒も用意されています。自家製ヨーグルトを使った「ヨーグルトソーダ」は、とっても爽やかで女性にもおすすめです。


ほぼ毎日、20時30分頃から馬頭琴の演奏も行っているので、その時間帯を狙っていけば、さらにモンゴル気分を感じることができるかも。
また、羊まるまる一頭が振るまわれる「羊一頭を食べ尽くす大宴会」(35名~・要予約)は、目の前で羊をさばいてくれて、インパクト抜群。変わった飲み会として、盛り上がること間違いなし! 貸し切りではモンゴル相撲もできるので(!)、楽しみながらモンゴルを体験することもできますよ。
雰囲気、音楽、衣装、食事……モンゴル要素たっぷりのお店で、モンゴルの空気にどっぷりとつかってみるのはいかがでしょうか。


新オッと屋
住所:東京都新宿区歌舞伎町2-41-3レオ寿2F
電話番号:03-6205-5672
営業時間:17:00~24:00
定休日:月曜日
最寄駅:西武新宿


<まとめ>
遊牧民の好物・羊肉料理、キュートなマヌルネコ、広大なモンゴルの砂漠に想いを馳せる馬頭琴の音色……。同じアジアの国ですが、なにもかもが新鮮な「モンゴル」体験は、手軽に異国情緒を味わえるのでオススメ。気に入ったら、次はぜひ現地に足を運んでみてくださいね。



ライター:石部千晶(女子部JAPAN(・v・))
※2016年4月時点の情報です。



関連コンテンツ「ゴールデンウイーク特集2016」

関連コンテンツ「ゴールデンウイーク特集2016」
2016年のゴールデンウィークの予定は決まりましたか? ゴールデンウィークに開催される都内のイベントやフェス、子連れで楽しめるレジャースポット、デートにおすすめのカフェ、パワースポットや花めくりなど、ゴールデンウィークをもっと楽しむ方法を提案します。

本記事内の情報に関して

※本記事内の情報は2016年04月20日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※本記事中の金額表示は、税抜表記のないものはすべて税込です。