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皿を割ってストレス解消できる! 「八つ当たりどころ」に行ってみた

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仕事のストレスが溜まっている人に、ちょっと変わったストレス解消法をご紹介。それは「お皿を割って(!?)ストレスを発散する」というもの。専門家に認められた「正式なセラピー」であるだけでなく、エコ活動でもあるのだとか!? いったいどんなものか、ライター川口が実際に体験してみました!

Date2016/03/15

カテゴリ
エンタメ・体験

お皿を割ることが、れっきとしたセラピーになる理由は?

仕事のストレスが溜まってイライラ、「スカッとする解消法があればいいのに。」と思っている人、いませんか? かく言うライター川口も、日頃のあれやこれやでストレスが溜まりまくり。

そんな中、「お皿を割る」ことでストレス解消ができる、という一風変わったサービスの存在を聞きつけました。何、お皿を割る体験ですと!? しかも調べてみると、お皿を割ることで「エコ」にもなるというではありませんか。

この『破壊セラピー(皿割りセラピー)』を実施しているのは「八つ当たりどころ」という会社。現在は出張式での出店と、週末に開店する埼玉県三郷市の実店舗、2つの形で活動しているそう。

出張式の場合も、移動式ワゴンでの出店と、屋内にテントを張る形での出店の2パターンあり、場所さえあれば全国どこでも開店可能!とのことなので、オフィスやお祭り、イベントへの出張も盛り上がっていいかもしれませんね。実は欧米では「皿割り」は願望実現や厄払いに効果があると言われているため、合格祈願のため神社へ出張する、なんてこともあるそうです。





今回は、都内の貸しスタジオで行われた出店に参加させてもらいました。部屋の中にテントが設置されています!





さっそく、気になるテントの内部に入場します。





中にはどっさりと積まれた食器と、的となるコンクリートがありました。
しかしなぜ、「皿割り」なんでしょう? スタッフの方に聞いてみました。


――どうして八つ当たりどころを始められたのでしょうか?

「もともとは代表が整体師として活動していたんですが、お客様と接する中で、現代社会でストレスを溜めている方が非常に多いということ、またお子さんの家庭内暴力などに悩んでいる方が多い、ということに気づいたんですね。これはどうにかできないかと。そこで思い至ったのが、心理学における『破壊セラピー』でした。」


――恥ずかしながら『破壊セラピー』というものを今回初めて知りました。

「実はスペインでは既に『破壊セラピー』がセラピーとして認められているんです。しかし、それは車や家屋を破壊するという大掛かりなもの。では日本でやるとしたらどうすればいいか、しかもエコな形でやりたい…そうやって行き着いたのが現在の「皿割り」なんです。」





――どうやったら利用できるんですか?


「出張の場合、基本料金は1日52,500円+食器代+交通費等諸経費、という形になります。お皿の枚数は人数によっても変わるんですが、例えば30人分で一人あたり中皿1枚、小皿1枚としてお皿代は30,000円と思っていただければ。」


――……すいません、意外とお高いんですね。

「そうですね(苦笑)、こちらの料金には陶器の運搬費用と、割ったお皿のリサイクル費用も入っています。少人数だと割高になってしまいますので、グループやサークルの仲間、会社のイベントなどに利用していただくのがいいかと思います。」





――しかしながら、「お皿を割る」となるとやっぱり「もったいない」と思う人、いるんじゃないでしょうか?


「お客様が割る食器は、全て『国産の陶器』です。主に美濃焼のものを使用していますが、生産をする上ではどうしても市場に出せない廃棄品が出てしまうんですね。それを買い付け、割った後はリサイクル工場に運び、粉砕されて再び食器へと生まれ変わります。だからストレス解消もでき、かつ100%リサイクルも可能になっているんですよ。」


――なるほど! 再び食器へと生まれ変わると知ったらちょっと気持ちが楽になりました。





でも、中にはこんな豪華なお皿も。一見わかりませんが、これもキズやカスレなどがある廃棄品なのだとか。ちなみに完璧なものは市場に出たらウン万円とのこと!


――なんだか、割るのに気が引けます…。


「それは違います。なぜお皿を割ることがストレス解消になるかというと、“やってはいけないこと”のハードルが高いほど、人はカタルシスを感じるからなんですよ。だから一見きれいな食器を割るという部分にも、実は意味があるんです。」


――そうだったんですね! 心構えができてきました。じゃあ体験させてください!




ドキドキの初体験? 皿割りセラピーって気持ちいい!



体験する人は、このようにフェイスガードと軍手を着用します。





投げ方など細かなことについて、スタッフの方から諸注意を受けます。コンクリートの的にめがけて投げること、難しければ軽く放り投げるだけでもOK、とのことです。

テントの中でスタッフの方から説明を受け終わると、外からはおもむろに大音量の「ロッキーのテーマ」が…。


「不満を思い切り叫びながら割ってくださいねー!」


外からスタッフの方が叫びます。この「声に出しながら割る」というのもセラピーとして重要なんだとか。わ、わかりましたー!





日頃の鬱憤を叫びつつ投げます!





パリーン! 小気味いい音を立ててお皿が砕け散りました。





想像以上に粉々になり、少しビビりつつも次々に割って行きます。何枚か割るうちに「的に当てるコツ」や「お皿の種類で割れる感触も音も違う!」と、いろんなことが分かってきました♪





特大サイズも割ります。だんだんテンションが上がってきます。かつ「やっちゃいけないことをやってるドキドキ感」が半端ないです!





体験終了! 見事に割れたお皿が散乱しています。





フェイスガードを取り、まず出た感想はひと言「なんというカタルシス!」……正直、終わってからもしばらくドキドキ感が止まりませんでした。お皿を割るだけで、こんな体験ができるとは…。これは、ハマりそうです。
体験してみてどんな方が利用されているのか気になってきたので、改めてスタッフの方に突撃です。




意外? 実は女性の方が……

――この皿割りですが、ずばりどんな人が利用しているのですか?


「本当にいろいろで、男女比も半々ですよ。ただ、男性が割る時に叫ぶ内容をオブラートにくるむ方が多いのに対し、女性はストレートな表現の方が多いですね。」


――それは意外…と思いつつも、なんだかわかる気がします。


「以前、秋葉原の駅前で営業していた時は、駅前で彼氏と別れ話になった女の子がそのまま店にやってきて、泣きながらお皿を割って帰っていった…なんてこともありました(笑)。あとは社会的地位の高い男性の方とか…。」


――仕事に、プライベートにとストレスが溜まりやすいんですかね?


「この間若いOL向けのイベントに出店させて頂いたんですが、あっという間に大行列ができまして、予定よりだいぶ早くお皿が終了してしまいました。みなさんストレスが溜まってるんだなと(笑)」


というわけで、日頃の鬱憤やストレスがかなり発散できた「皿割り」体験。一番大きな発見は、日常の中で「うっかりお皿を割っちゃった」というのと、「自分の意志で“割る”」というのは全然違う! ということ。しかも家庭のお皿でやると後から罪悪感が半端なさそうですが、こちらはエコ活動の一貫! 心置きなく割れます。


今後は三郷での店舗の営業に加え、出張の場合もお皿の数を絞り、お手頃価格となった「ライトプラン」なども予定しているとのことで、体験しやすくなりそう!興味を持った方はぜひ、公式サイトをチェックしてみてくださいねー!



八つ当たりどころ
http://yatsuataridokoro.com/



ライター:川口有紀
カメラマン:阿部栄一郎

※2016年3月時点の情報です。

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