多摩動物公園で、百獣の王ライオンや珍しいキングチーターを発見! 

豊かな自然が多く残った園内で、約320種類の動物が飼育されている多摩動物公園。檻のかわりに壕で仕切るようにしたり、群れで暮らす動物は群れで飼育するなどの工夫がされていて、動物たちの自然な姿を見ることができます。月・金曜日の14時、土・日・祝日の11時から行われる「ガイドツアー」や、ライオンを間近で見られる「ライオンバス」も人気です。
多摩動物園で会えるネコ科動物を紹介します。

◎多摩動物公園で会えるネコ科動物:ライオン、チーター、サーバル、ユキヒョウ、トラ


◆ かっこいいネコ科動物の代表格! ライオン(多摩動物公園)

大きさ、吠え方、どれをとってもダイナミックな、百獣の王ライオン。多摩動物公園では、広い放飼場で群れをつくって暮らすライオンたちの姿を見ることができます。

【生息地】
アフリカ

【生態】
体長1.6m~2.5m 体重150kg~260kg オスには立派なたてがみがある。

【習性】
血縁関係のあるメス複数とこども、血縁関係のないオスで構成される“プライド”と呼ばれる群れをつくって生活します。狩りはメスの役割で、オスは外敵と闘います。
※ライオンバスは、発着場の工事のため、2016年4月1日より運行を休止。工事にともないライオンの展示自体も休止・縮小する可能性あり(詳細未定)。


◆ スマートかつしなやかな身のこなしにほれぼれ! チーター(多摩動物公園)

スタイルも動きもスマートなチーター。陸上を走る動物の中では最も速いと言われています。多摩動物公園では、広い敷地でのびのびと暮らすチーターの姿を見ることができます。他のネコ科動物には見られない、そのしなやかな体つきに着目してみましょう。

また、斑点模様がつながって帯状になっているチーターを通称で「キングチーター」と呼びます。多摩動物公園で見ることができるので、模様に注目してみるのも楽しいですね。(展示状況は日によります)

【生息地】
中近東やアフリカのサハラ砂漠以南のサバンナ、西アジアなど

【生態】
体長1.1~1.5m 体重35~72㎏ 他のネコ科の動物とは違い、爪はしまえず常に露出して、この爪が走行時スパイクの役割を果たしているのだとか。

【習性】
走ることに特化していて、その最速スピードは時速100km。狩りをするときは獲物にそっと近づき、30mほどの距離から一気に襲い掛かります。


◆ もふもふでかっこかわいい! ユキヒョウ(多摩動物公園)

寒い地域に住んでいるため、長く密生したもふもふの毛で覆われている、かっこよくもありキュートでもあるユキヒョウ。もともと寒い地域の動物なので、寒さが残る今の季節に見に行くと、活発な姿が見られておすすめです。

【生息地】
ネパールやモンゴル、内陸アジアの山岳地帯など

【生態】
体長1~1.5m 体重35~55㎏ 上部に位置する眼は、岩陰に隠れながら獲物を探すためと考えられています。80~100㎝ほどある長く太いしっぽは、急斜面を移動するときに体のバランスを保つのに役立ちます。

【習性】
普段は単独で暮らしていますが、繁殖期の1月~5月にはオスとメスが1週間ほど一緒に過ごします。


◆ 大きさも動きも大迫力! アムールトラ(多摩動物公園)

トラの中でも最も大きな体つきをしているアムールトラ。多摩動物公園のトラの展示場は、一部がガラス張りになっているので、間近で観察することができます。大きなトラは、近くで見るとさらに迫力満点!

【生息地】
シベリア東部から中国東北部の森林

【生態】
体長2.5m~3m 体重は180kg~250kg 足の裏まで毛に包まれているので、足音を立てずに忍び寄ることができます。

【習性】
獲物は、大型の哺乳類、鳥類、爬虫類など様々。狩りは、茂み隠れて獲物に近づき、前足の鋭いカギ爪を使用して一撃で捕らえます。

多摩動物公園
所在地:東京都日野市程久保7-1-1
電話番号:042-591-1611
最寄駅:多摩動物公園



日本ではここでしか見られない珍しい種類も! 8種のネコ科動物がいるよこはま動物園ズーラシア

珍しい動物がたくさん暮らす日本最大級の動物園、よこはま動物園ズーラシア。「生命の共生・自然との調和」をテーマに、世界の気候帯・地域別に8つのエリアに分けて、110種640点の動物が飼育されています。動物だけだはなく、その土地の植物・文化も織り交ぜながら、世界各地の生物の環境を演出。地域特有の雰囲気が味わいながら、世界一周動物旅行が楽しめます。
よこはま動物園ズーラシアで会えるネコ科動物を紹介します。

◎よこはま動物園ズーラシアで会えるネコ科動物:スマトラトラ、ウンピョウ、インドライン、アムールヒョウ、ツシマヤマネコ、オセロット、チーター、ライオン


◆ 胴長短足でかわいすぎる! ツシマヤマネコ(よこはま動物園ズーラシア)

長崎県対馬市に生息する、日本固有のネコ科動物です。胴長短足で、太くて長い尾をもった、なんともかわいらしいフォルムをしています。現在は野生では70もしくは100頭しか生息しておらず、日本で最も絶滅の危機が高い動物のひとつです。よこはま動物園ズーラシアでは、木を軽やかに登ったり、お昼寝するキュートな姿を見ることができます。

【生息地】
長崎県対馬市

【生態】
体長0.7~0.8m 体重3~5㎏ 灰色の体色で、全身に茶色の斑点があり、額に黒と白の縦縞、また、トラと同じように耳の後ろには白い斑点があります。

【習性】
主な獲物はネズミ類で、冬は鳥類、夏は昆虫類を多く食べます。木登りが得意で、ネコ科には珍しく水に浸かることもあるのだとか。


◆ ちょっぴり小柄の希少なライオン インドライオン(よこはま動物園ズーラシア)

現在、生息数は世界で約400頭といわれていて、ライオンの中で最も絶滅の危険があると言われているインドライオン。日本では、3施設でしか見ることができない、珍しい種類です。よこはま動物園ズーラシアでは、ガラス面から間近でみることができるので、大きな手や肉球、口の中など観察してみましょう。

【生息地】
インド北西部ギルの森林保護区とその周辺

【生態】
体長 1.4~2.5m 体重120~200㎏ アフリカのライオンと比べると、やや小柄でたてがみが短かく、しっぽの房毛が長いと言われています。

【習性】
食べ物は、昆虫類からハ虫類、大型草食獣と幅広く、体調が優れない時は草を食べる事もあるのだとか。


◆ 時期によって毛色が変わる! アムールヒョウ(よこはま動物園ズーラシア)

最も北に分布するヒョウの仲間で、他のヒョウに比べて大きい体をしたアムールヒョウ。よこはま動物園ズーラシアには、ピン・ポン・ダッシュというユニークな名前をした三兄弟のダッシュに会うことができます。2月末までの11時30分からは、飼育係さんがアムールヒョウの説明をしてくれるガイドが毎日開催されているので、詳しいことを教えてもらいましょう。

【生息地】
ロシアの沿岸地方

【生態】
体長1~2m 体重35~70㎏ 寒い地域に暮らしている為、長くて密な毛を持っています。夏は20㎜ほどの赤味がかった黄色、冬は70㎜ほどの明るい黄白色の毛に変化します。

【習性】
野生では主にシカを狩りますが、ときにはアナグマやタヌキ等の小動物を狩ることも。また、食べきれなかった餌は落ち葉で隠して保存するのだとか。


◆ 美しい模様と短い手足のギャップがキュート! ウンピョウ(よこはま動物園ズーラシア)

漢字では雲豹と書き、空に浮かぶ雲のような模様からこの名がついたと言われるウンピョウ。短い手足がとってもチャーミングです。そんな美しくてかわいいウンピョウに会えるのは、日本で3施設、関東ではよこはま動物園ズーラシアだけ。木に登る姿や、岩の上でリラックスする姿を見ることができます。

【生息地】
ネパール東部から中国南部、東南アジア

【生態】
体長0.6~1m 体重16~23㎏ 木登りが得意で、短い手足で重心が低くし、長いしっぽでバランスをとるなど、樹上生活に適した体つきをしています。

【習性】
木の上で身をひそめ、木の下を通りかかるウサギやシカなどの動物に飛び乗り、鋭い牙で襲い掛かります。


◆ 見た目はポピュラーだけど実は希少! スマトラトラ(よこはま動物園ズーラシア)

密林の王者といわれる、オレンジと黒の鮮やかな模様をしたスマトラトラ。トラと言われるとこの姿をイメージする人も多いと思いますが、実は国内では15頭しか飼育されていないんです。よこはま動物園ズーラシアでは4頭が飼育されていて、生息環境が再現されたエリアの中で、木で爪を研いだり、ボールで元気に遊んだり、いきいきとした姿が見られます。

【生息地】
インドネシアのスマトラ島

【生態】
体長2~2.7m 体重75~150kg 頬の毛が長いのが特徴です(特にオス)。赤味が強い体色をしていて、林の中でカモフラージュができるように縦の縞模様をしています。

【習性】
基本的に単独で行動し、子育てもメス親が1頭で行います。子どもは1歳半~2歳ぐらいで独り立ちするのだとか。


◆ 端正な顔立ちはネコ科動物のイケメン枠!? オセロット (よこはま動物園ズーラシア)

メキシコの言葉で「野生の虎」という意味をもつオセロット。美しい斑紋の模様をしていてヤマネコの一種です。その毛皮の美しさだけでなく、海外ではペットとしても人気なため、乱獲が続き、絶滅危惧種に指定されています。日本で見られるのは、よこはま動物園ズーラシアだけ。木が生い茂る展示場に上手に溶け込んでいるので、探すのに苦労することもあるそう。

【生息地】
北アメリカ南部からアルゼンチン北部

【生態】
体長0.5~1m 体重18~27km 体毛は短く、全身に黒い斑紋が散らばり、オレンジっぽい黄色の体色が特徴。また、尾は規則的に黒の横縞が並んでいます。

【習性】
げっ歯類や鳥類などを捕食しますが、自分より大きなサル類や、ヘビやイグアナなどの爬虫類も捕まえることも。木登りや泳ぎも得意。

よこはま動物園ズーラシア
所在地:神奈川県横浜市旭区上白根町1175-1
電話番号:045-959-1000
最寄駅:中山/鶴ヶ峰/三ツ境



上野動物園で、マヌルネコやベンガルヤマネコなど、個性派ネコ科動物に癒される

日本で最初の動物園であり、日本を代表する総合動物園でもある「上野動物園」。世界各地の動物が飼育展示されています。また、動物解説員によるガイドツアー、ボランティアが動物についてくわしく紹介するスポットガイド、子ども動物園でのふれあいコーナーなどを実施しているので、動物のことを詳しく学べるチャンスがいっぱい!
上野動物園で会えるネコ科動物を紹介します。

◎上野動物園で会えるネコ科動物:ベンガルヤマネコ、マヌルネコ、スマトラトラ、インドライオン


◆ くりくりの大きな瞳がラブリー! ベンガルヤマネコ(上野動物園)

くりくりの瞳がとってもキュートなベンガルヤマネコ。イエネコの品種「ベンガル」は、イエネコとベンガルヤマネコを交配してつくられたのだとか。関東近郊では上野動物園で見ることができ、15時30分以降にあるエサの時間を狙って行くと、馬肉などを食べるワイルドな姿を見ることができます。

【生息地】
インドからマレー半島

【生態】
体長6~8.3m 体重3~7㎏ 全身がスポット柄で、イエネコに比べ瞳孔が大きいのが特徴。生息域が広いため、生息地によって体の大きさや毛色、毛の長さが異なります。

【習性】
野生では単独で生活し、小動物や鳥類、昆虫などを食べます。木登りも得意です。


◆ とぼけたような顔に胸キュン! マヌルネコ(上野動物園)

モンゴル語で「小さいヤマネコ」という意味をもつマヌルネコ。とぼけたような独特な顔つきに、はまってしまう女子が多そうです。上野動物園では、2010年5月4日に生まれた三つ子の、オス1頭、メス1頭を、隣接した別部屋で展示しています。マヌルネコを展示している小獣館の給餌の時間帯は、14時30分~15時30分。餌を食べるペースが速いので、食べている様子を見たい場合は時間にご注意。

【生息地】
バイカル湖からモンゴル、中国、イラン、アフガニスタン周辺など

【生態】
体長0.5~0.65m 体重2.5~5㎏ 砂漠地帯や樹木のない岩山などに生息。他のネコ科の動物に比べて足や爪が短く、目の位置が高くて、丸くて小さい耳が離れた低い位置についているのが特徴です。

【習性】
脚が速くないので、狩りは待ち伏せや尾行をして行います。片方の上唇を釣り上げて震わせ、犬歯をむき出しにするという、独特な威嚇行動をとります。


上野恩賜公園(上野公園)
所在地:東京都台東区上野公園・池之端三丁目
電話番号:03-3828-5644
最寄駅:上野



神の化身・ホワイトタイガーを間近で見られる東武動物公園

動物園・遊園地・夏はプールもオープンする複合レジャー施設、東武動物公園。東京ドーム約11個分の広さを有する園内では、約120種類1200頭の動物が飼育されています。毎日開催されている「オットセイショー」や「ゾウのエサやり」などの豊富なイベントも要チェック。10~16時の「ふれあい動物の森」では、ヒツジやアルパカ、ウサギなどと触れ合うことができるので、かわいい動物たちに囲まれて癒されましょう。
東武動物公園で会えるネコ科動物を紹介します。

◎東武動物公園で会えるネコ科動物:ホワイトタイガー、ライオン、ヒョウ、アムールヒョウ、チーター


◆ がっしり&しなやかな動きが魅力的! ヒョウ(東武動物公園)

がっしりかつしなやかな体つきをしているヒョウ。その美しい模様は、ファッションとしても人気がありますよね。東武動物公園のヒョウは、飼育係特製の麻袋でつくったハンモックがお気に入りで、日中はいつもハンモックでお昼寝をしています。朝と夕方は動いていることが多いので、朝に動いている姿を見て、お昼に寝ている姿を見るのもいいですね。

【生息地】
アフリカ大陸

【生態】
体長1~1.9m 体重30~70㎏ 黄色に黒い斑点模様が特徴的で、オスとメスの大きさはほとんど変わりません。

【習性】
実は木登りが得意で、2.5m位の高さを飛び越える跳躍力があります。ほかの肉食動物にエサを横取りされないように、木の上にエサを隠したり、木の上で食べたりします。


◆ 神の化身と言われる姿は威厳たっぷり! ホワイトタイガー(東武動物公園)

キレイな白い毛色をした、「神の化身」と信じられてきたホワイトタイガー。現在は、動物園等の飼育下でしか見ることができない希少種です。東武動物園では夏場、プールで泳ぐ姿も見ることができます。毎週土・日曜日の14時40分から開催している「ホワイトタイガーガイド」は、エサを食べる迫力ある姿を間近で見ることができます。

【生息地】
インド北部 しかし、現在は野生のホワイトタイガーは確認されていないようです。

【生態】
体長1.4~2.8m 体重115~280㎏ 普通のベンガルトラと違い体毛は白く、黒の縞模様があります。また、目は青色、肉球はピンク色をしていて、他のトラと色合いが違います。

【習性】
ホワイトタイガーは水が好きで泳ぎも得意です。獲物を捕えるために水の中に飛び込んだり、暑さをしのぐために水に浸かってくつろいだりすることもあると言います。

東武動物公園
所在地:埼玉県南埼玉郡宮代町須賀110番地
電話番号:0480-93-1200
最寄駅:東武動物公園



井の頭自然文化公園で出会える、イエネコのように愛らしいアムールヤマネコにメロメロ

リピーターも多く、地元の方々に親しまれている井の頭自然文化公園では、約200種類の動物を見ることができます。第2・4土曜日と第2・3・5日曜日の13時30分~14時30分には、ヤマネコガイドを実施。実物大のぬいぐるみやフンの標本などを使いながら、イエネコとの違いやくらし、生息地での現状などを紹介してくれます。また、動物園の敷地の中には長崎の平和祈念像の制作に用いたアトリエ館や彫刻作品が見られる展示棟があり、芸術に触れることもできます。
井の頭自然文化公園で出会えるネコ科動物を紹介します。


◎井の頭自然文化公園で会えるネコ科動物:アムールヤマネコ、ツシマヤマネコ


◆ もふっとした尻尾に注目! アムールヤマネコ(井の頭自然文化公園)

体長1m足らずで、まるでイエネコのような見た目をしたアムールヤマネコ。ツシマヤマネコと同じ種類とされています。井の頭自然文化園では、8頭のアムールヤマネコが飼育されていて、日中は巣箱から顔だけ出して休息をする、愛くるしい姿を見ることができます。15時30分~16時30分頃のエサの時間が近づくと、活発に動く様子を観察できます。

【生息地】
中国、朝鮮半島など

【生態】
体長0.6~0.8m 体重3~7㎏ 額から頭にかけて黒と白の縦縞があり、尾は長い毛で覆われているために太く短く見えます。

【習性】
昼間は木の洞などですごし、暗くなってから活動をはじめます。獲物は小動物や昆虫など。軽やかに木に登って、リスや鳥などを捕らえます。

井の頭自然文化園
所在地:東京都武蔵野市御殿山1-17-6
電話番号:0422-46-1100
最寄駅:吉祥寺/井の頭公園



クールなシベリアオオヤマネコ、スタイル抜群のサーバルに会える羽村市動物公園

小さな動物園ならではのアットホームな雰囲気が魅力の羽村市動物公園には、ワオキツネザルやレッサーパンダなど、小柄でかわいらしい動物を中心に、約100種類の動物が飼育されています。“オオカミと七匹の子ヤギ”や“さるかに合戦”など、「童話」をモチーフにしたメルヘンでユニークな展示方法は、見ているだけで幸せな気分になれそう!
羽村市動物公園で出会えるネコ科動物を紹介します。

◎羽村市動物公園で会えるネコ科動物:シベリアオオヤマネコ、サーバル


◆ 耳の長毛がおもしろい! シベリアオオヤマネコ(羽村市動物公園)

耳先の長い飾り毛が特徴的なシベリアオオヤマネコ。ヨーロッパオオヤマネコと呼ばれ、オオヤマネコの中では一番大きい体をしています。日本で見られるのはとても珍しく、中でもオスは羽村市動物公園の“チップ”だけ。垂れた左耳がチャームポイントのチップは、近づくと「フーッ」と威嚇してくることがあって、とても迫力があります。

【生息地】
ユーラシア大陸の温帯域以北

【生態】
体長0.8~1.3m 体重18~30㎏ 夏は、黄褐色や暗褐色など赤味が強い毛色をしていて、茶色か黒色の斑点が見られます。冬には灰色が強くなりますが、寒い地方のものは斑点もはっきりとしないものもいて、住む地域によって体色に変化があるよう。

【習性】
視覚と聴力が優れていて、3.2km先のリスを見つけたり、5㎞先の音に反応することができます。耳先の長毛はアンテナの役割をしているので、切れてしまうと視覚と聴力がかなり低下してしまいます。


◆ 長い手足でスタイル抜群! サーバル(羽村市動物公園)

顔は小さく、長い手足をした、スタイル抜群のサーバル。体の割合からしても大きな耳を持っていて、その聴力は、土に潜るねずみの動きを感知できるそう。羽村市動物公園では2015年4月に、一般にも珍しいサーバルの4つ子が誕生! (現在はオス1頭、メス3頭に分けて飼育)。子どもたちは好奇心旺盛なので、見ている人の近くまでよってきてくれることもあります。

【生息地】
サハラ砂漠以南のアフリカ

【生態】
体長0.7~1m 体重9~18㎏ 体毛は短くやわらかで、黄褐色の毛に小さな黒い斑点があります。毛色には個体差があり、まれに全身真っ黒のものもいるのだとか。

【習性】
視覚と嗅覚、3mジャンプできる抜群の脚力を使って狩りをします。獲物は、トカゲやウサギ、ホロホロチョウなどですが、時には草や果実を食べることも。

羽村市動物公園
所在地:東京都羽村市羽4122
電話番号:042-579-4041
最寄駅:羽村



<まとめ>
好みのネコ科動物は見つかりましたか? 同じネコ科といっても、種類によって大きさも、色も模様も違うことがよくわかりました。寒さに負けないように毛がモフモフ、ジャングルの中に溶け込めるような模様をしているなど、住む場所によって特徴が変わってくるんですね。今回ご紹介した動物園はすべて関東圏内だから、日帰りで行けるところばかり。次のお休みは、それぞれの特徴に注目しつつ、いろんなネコ科動物に会いに行くのはどうでしょう。2月22日は猫好きの友人に、見に行ったときの写真を見せながら、ネコ科動物についての知識を披露しちゃいましょう! 

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本記事内の情報に関して

※本記事内の情報は2016年02月21日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
※本記事中の金額表示は、税抜表記のないものはすべて税込です。