【祝！ネコの日】 個性派からスター級ネコまで！都内の看板ネコ巡り総集編

スペシャル編ということで、これまで出会ってきた有名ネコや優秀な働きネコたちの中で、どのネコが最も素晴らしいネコであるか、看板ネコの格付けを行いたいと思います。

これまで培ってきたネコ審美眼をここで発揮すべく、できるだけ公平な立場から、時には辛口にネコを評価していくという初の試みです…！

吉祥寺の古本屋の魔法使い系ネコ。人間の心を見透かすような眼力、何考えているかわからない。だがそこがいい。ヂルみたいなネコでも、おやつを食べる時には甘えた表情を見せるのだろうか、一度でいいからお食事シーンに出くわしてみたい。あわよくば自分の手からご飯をあげたい。

ネコベテランな飼い主さんの、あったかくてデレデレな対応が印象的だった酒屋さんのネコ。ご家族もお客さんも、「ミーちゃん」と呼ぶ声は皆、少し甘い声。みんなからの愛情をしっかり受け止めているような、背中の三毛斑点、絶妙な前髪柄、ピンクの肉球。一度しかお会いしてないけれど、愛おしくてたまらないのです。

個性的な生活スタイルをしていた、ゆめどん。パン屋のこんがり色の丸顔ネコっていうだけでも十分いいのだけれど、何といっても、この散歩姿。赤いリードをつけて公園に散歩へ行けたことは最高の思い出。ネコにリードをつけるというのは賛否両論あるが、ここの飼い主さんはきちんと責任感と思いやりがあって。どこまでもマイペースなゆめどん、幸せ者のゆめどん。ネコが羨ましくなる。

いまや看板ネコの代表格、ピンクくん。このポースを生で見られたことが嬉しかった！（休憩時間中にご協力いただいた、お店の方には本当に感謝）。ピンク自身も保護ネコだったが、他のネコたちの里親探しにも一役買っているというところに感動してしまった。人からもらった優しさが詰まっているような、このお腹の柔らかそうなところ、ずっと撫でていたい！

ヒップホップ×ネコという組み合わせに衝撃を受けたこのお店。エルフは二匹のうちのやんちゃな弟分。いたずらもするが、そのピュアな瞳には、コワモテのラッパーでさえ、ゾッコンにさせてしまう仔猫の威力。ネコって一体なんなんだ。フェロモンかなんか電磁波みたいなものが出てるのか。そんなことまで考えてしまう、底知れぬ魅力をもつエルフには、期待を込めてこの評価。

図らずも、みんな５つ星級（肉球）の素晴らしいネコたちばかりという結果に…。あらためて、ネコはマイペースな生き物だけれど、飼っている人によってネコが見せる顔も違ってくる。それぞれのネコに合った暮らし方が存在するし、ネコは皆、幸せであるべきだと思ったのでした。

※写真は全て取材当時のものです。

石井芳征（2月22日生まれ/ネコ偏愛者/クリエイティブディレクター/Cat’s Whiskers編集長）