旅に出たい、でも、一人で海外旅行に行くのはちょっと怖い…というソロ活女子におすすめしたいのが、渋谷にある「TOKYO FAMILY RESTAURANT」。世界中のビールと多国籍料理が気ままに楽しめる、まさに“大人のファミレス”のような空間で、ぜひ“一人世界旅行”してみては?


世界35ヶ国のビールとともに味わう北欧や中東などの多国籍料理が自慢


TOKYO FAMILY RESTAURANT



街で外国人を見かけることの増えた昨今。自分も海外に出てみたい…なんて思いを抱えている人も多いのでは?

そんな人におすすめなのが、渋谷にある国境なきレストラン「TOKYO FAMILY RESTAURANT」。前菜は北欧、メインは中東…といった多国籍料理が次々に現れる空間で、なんと35ヶ国のビールまで楽しむことができます。

いっそ海外に一人旅!…にはちょっと勇気が持てないあなたも、世界のビールと料理で予行演習を楽しんでみては?



世界中の料理を、季節ごとに楽しめるコースで旅気分が楽しめる!


こちらの「TOKYO FAMILY RESTAURANT」では、アラカルトはもちろんのこと、世界各国の料理をコースで楽しめる「World Food Travel」をオーダーすることができます。

今回は、この冬のコース(2,000円/2人前〜)を注文して、世界のビールとともにいただいてみました。




TOKYO FAMILY RESTAURANT



最初の一皿目は、前菜7種類がワンプレートになって運ばれてきます。

こちらは、それぞれ違う国の料理になっていて、この一皿だけで7ヶ国の食文化が詰まっているんです。



【チェコ】チェコ風チーズマリネ


TOKYO FAMILY RESTAURANT



1品目はチェコ風のチーズマリネから。こってりとして、香りの強いチーズです。

食感はねっとりとしていて、口の中でとろけていくような感覚とともにやってくる、深いコクがたまりません。



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こちらの料理は、料理と同じチェコの「BUDVAR(バドバー)」(800円)というビールと一緒にいただきました。

実はこのビール、あのアメリカのビール「バドワイザー」誕生の元となったピルスナービールなんだそう。

芳醇な香りは、ビールとしての完成度の高さを感じさせられます。苦味が少なく、喉越しもすっきりしているので、ビール初心者でも飲みやすいビールです。

世界的なビールは、旅好き女子が押さえておいて間違いない一本です。



【ロシア】ビーツとポテトのサラダ


TOKYO FAMILY RESTAURANT



2品目は、真っ赤なビーツの色が美しいボテトサラダ。

ほっくり崩れるじゃがいもとビーツの食感に、ほのかな酸味が加わって、いくら食べても食べ飽きない味わいです。肉や油っぽさががほとんどないので、さっぱりとしています。



TOKYO FAMILY RESTAURANT



一緒にいただいたのは「BULTIKA 3(バルティカ)」(900円)というビール。ロシアで唯一、全国販売されているという、ロシアの国民的なラガービールです。

透き通った味わいに、スッキリとした喉越しは、どんな料理でも合わせやすそう。ビーツとポテトのサラダにこのビールを合わせれば、きっとロシアの景色が見えるはず!?



【ギリシャ】黒目豆のサラダ


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3品目は、ギリシャの料理。白豆なのに芽が出ている部分だけ黒いのが特徴的な、黒目豆のサラダです。

豆の味がびっくりするほど濃くて、塩味が控えめでも、しっかりとした食べごたえがあります。

ハーブの香りも、黒目豆の風味を包み込むようで、互いの個性を活かし合うような味わいを楽しめます。



【グルジア】グルジア風キノコとクルミのマリネ


TOKYO FAMILY RESTAURANT



4品目は、グルジアのキノコとクルミのマリネを。見た目では想像がつかないほど酸味がきいていて、ハーブのさわやかな香りとクルミの風味がマッチした素晴らしい一品です。

キノコの食感が感じられ、噛みしめるほどにキノコの旨味と香りが口の中に広がっていきます。



【ノルウェー】サーモングラベラクス


TOKYO FAMILY RESTAURANT



お次の5品目は、調味液に生のサーモンを漬け込んだ、ノルウェーの家庭料理。食感はねっとりととろけるようで、サーモンの身から脂の甘みを感じることができます。

それでいて、ディルやピンクペッパーの香りがすっきりとして印象強く、魚介の臭みは一切感じさせません。



TOKYO FAMILY RESTAURANT



こちらの料理も、ノルウェーのビール「モンプラジール ペールエール」(980円)とともにいただきました。スタイリッシュなボトルがかっこいいですね。

一口飲むと、口の中にホップの苦味が残り、あとにはグレープフルーツのようなフレッシュな香りが鼻を抜けていきます。この柑橘のような風味が、魚介の香りにぴったり合いますね。



【スウェーデン】ユールシンカ


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6品目のユールシンカとは、スウェーデン式の豚ハムのこと。本国では、クリスマスディナーの定番料理なんだそうです。

表面にかけられたパン粉のサクサク食感が、繊維質のこまかい豚の脂身と相性抜群です。小さく切り分けられていますが、肉の味が濃いので、一口あたりの満足度はかなり高いです。



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ちなみに、ユールシンカのカット前はこのように、パン粉をまぶしたハムのような状態です。



【チュニジア】ベーコンとなつめのグリル


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前菜7品目は、ナツメをベーコンで巻いてグリルしたチュニジアの料理。ナツメの甘さと、ベーコンの強い塩気とのバランスがばっちりの一品です。

ベーコンを噛みしめると中から飛び出す、ナツメのとろりとした食感もやみつきになりそう。甘いものとベーコンって合うの…と不安になりますが、これを食べればきっと納得するはず。

ナツメは中国では漢方、韓国では薬膳料理にも使われるなど、美容や健康にもいい食材なので、ヘルシー志向の女子にはうれしいかぎりです。

ここまでがワンプレートの前菜で、ここからはいろんな一皿料理を食べていきます!



【レバノン】フムス&自家製ミニピタパン


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中東の定番料理のフムスとは、ひよこ豆のペーストのこと。栄養価が高くて低カロリーとあって、セレブの間で話題になり、日本でもじわじわブームになっています。

ただの豆のペーストと聞くと、なんとなく単調な味を想像しますが、ひよこ豆の香り、旨味が存分に引き出されていて、香り高いオリーブオイルが全体の味を引き締めてくれています。

もっちり歯ごたえのあるピタパンと一緒に味わえば、食べごたえも抜群です!



【パレスチナ】ファラフェル


TOKYO FAMILY RESTAURANT



続いては、パレスチナ料理のファラフェルと、トルコ風の春巻き。こちらは1皿に入ってサーブされますが、まずはお皿の右側にある丸い形のファラフェルからいただきます。

ファラフェルとは、豆から作る小さなコロッケのようなものです。



TOKYO FAMILY RESTAURANT



一口かじると、食感はまるでお肉を食べているかのようです。さわやかなハーブの香りに、あとからやってくる辛みがさらに食欲をそそり、パクパクと食べてしまいそう。

一緒にいただいたビールは、「タイベ・ゴールデン」(850円)。タイベ村という場所で作られている、パレスチナ唯一のビールなんだそうです。

ホップの苦味と、クリアな飲み口が感じられるだけでなく、口の中にほんのりと麦の甘みが感じられ、他のビールとは一味違う個性を感じさせられます。



【トルコ】トルコ風春巻き


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トルコ風春無きは、揚げ物の香ばしさに、ミントの風味が不思議とマッチしていて、油っぽさやしつこさをほとんど感じさせません。

中には、肉やハーブ、玉ねぎのほかにチーズが入っているのですが、このチーズがミントの香りの後にやってきて、味に変化を作り出しています。

一緒にいただいたビールは、「エフェス」(780円)。

トルコビールの代表格とも言えるエフェスは、流通量No.1というだけあって、飲みやすい味わいで、日本人好みのスッキリした飲み口です。

喉越しのあとにやってくる淡い苦味と、ふわっと鼻を抜けるホップの香りは、上品ささえ感じさせます。



【スウェーデン】ヤンソンスフレステルセ


TOKYO FAMILY RESTAURANT



次のメニューは、スウェーデンの伝統的な家庭料理「ヤンソンさんの誘惑」。ベジタリアンだったヤンソンさんでも食べてしまったほどおいしい!といういわれのある料理なんだとか。

見た目はただのクリーミーなポテトグラタン…かと思いきや、アンチョビのしっかりとした香りが鼻を抜けていきます!

塩味もほどよくきいていて、ビールのおつまみにもぴったりの一品ですね。



【モロッコ】チキンと杏、アーモンドのタジン、クスクス


TOKYO FAMILY RESTAURANT



日本でも一時、大ブームとなったタジン鍋は、モロッコのもの。

タジン鍋には、大ぶりの鶏肉やアーモンドなどが入っています。煮込んだ杏のねっとりとした食感が独特な味わいです。

これだけでも美味ですが、クスクスが口の中を転がっていく食感と組み合わさると、さらに美味しく食べられます。

とろりとした杏が、クスクスを包み込む食感はきっと、未体験の味になるはず!


そのほか、日替わりの惣菜セットとビールがセットになった「おつまみセット+THIS IS LAGAR」(1,200円)など、ちょい飲みにぴったりのメニューもあるので、ソロ活女子はふらりと立ち寄ってみるのもおすすめですよ。



お店は渋谷駅から徒歩約10分!


TOKYO FAMILY RESTAURANT



ちなみに、こちらの「TOKYO FAMILY RESTAURANT」へのアクセスは、東京メトロ渋谷駅15b出口を出て、歩道橋を渡って六本木通りの坂をまっすぐ登っていきます。

「渋谷二丁目」という信号が見えたら右に曲がり、20メートルほど歩くと、左手に見えるビルの中に「TOKYO FAMILY RESTAURANT」の文字が見えるはずです。



TOKYO FAMILY RESTAURANT



ビルの一角にあるとは思えない広々とした入り口を入ると、フレンドリーな店員さんが迎え入れてくれるので、お一人様でも安心ですよ。



TOKYO FAMILY RESTAURANT



店内に入るとすぐカウンター席があり、珍しい海外のビールを飲みながら、一人で遠い異国の地に思いを馳せる…なんて使い方もできます。

ランチタイムの後、15:00〜はカフェタイムになるので、テーブル席でゆっくり今度の旅のプランを考えるなんて使い方もおすすめです。もちろんグループで利用するのにもぴったり。

店員さんは海外暮らしに精通した方も多いので、お店に余裕がありそうだったら質問してみてくださいね。きっと喜んで答えてくれますよ!



<まとめ>


TOKYO FAMILY RESTAURANT



大人のファミレス「TOKYO FAMILY RESTAURANT」なら、異国情緒たっぷりの空間で、多国籍料理とビールを楽しむことができます。

旅好きなソロ活女子も、これから旅に出てみたいソロ活女子も、ぜひ一度訪れてみてくださいね。



TOKYO FAMILY RESTAURANT
住所:東京都渋谷区東1-3-1 カミニート20 3F
TEL:03-3797-3355
営業時間:月~木12:00~23:00(LO 22:30)、金12:00~24:00(LO 23:00)、土・祝18:00~24:00(LO 23:00)
定休日:日曜
最寄り駅:渋谷



◆取材・文/上瀧 将郎(じょうたき まさお)

料理研究家・小説家。フードクリエイティブファクトリー所属。 大学時代に小説を出版、ライティング業で学費の一部を稼ぐ。某大手メーカーを退職後、現在は料理研究家の道を邁進中。 料理を始めたきっかけは、小学生のときに共働きの両親の為に夕食を作ったとき、とても喜んでもらえたことがうれしかったから。その後、高校時代に1年間単身アメリカに留学したことで、日本の食を大切にするための仕事をしたいという思いがいっそう強まり、料理研究家への道を歩み始めた。 理念は「世界に1つでも多くの幸せな食卓を創り出す」こと。

連載:バイトッツ!レシピコンテンツ「ジョーさんのジョー出来!」 著書:覇将の戦旗(KKベストセラーズ)

【Twitter】https://twitter.com/syokojiro

(編集:河瀬璃菜/フードクリエイティブファクトリー http://foodcreativefactory.com/


※メニュー、価格、サービス内容は2017年2月9日時点の情報です。





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※本記事内の情報は2017年02月09日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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