しゃぶしゃぶは大勢で食べるもの、そう思っている方が多いのではないでしょうか。しかし、六本木にある「しゃぶ八」という店では、なんと、“一人しゃぶしゃぶ”が楽しめるのだとか。ソロ活を楽しむものとしては聞き逃せないですよね。大きな鍋で一人贅沢に肉をしゃぶしゃぶするのか…お店の雰囲気はどうなのか…。謎多きお店に、ソロ活初心者のライター石部が、実際に行ってきました!

噂のお店は、六本木駅から徒歩1分。高級割烹を思わせる隠れ家的な雰囲気

▲落ちついた雰囲気の店がまえ


▲色味も雰囲気も落ち着く店内。奥には個室も有


▲カウンター席、テーブル席のほか、掘りごたつの席も


▲丸い穴が開いたフタを外すとコンロが現れます


店に入ると、一人ひとり、自分専用鍋が設置できるようになっているテーブルが目に入ります。カウンター席でも一人鍋が目の前に設置されるなんて、なんだか贅沢ですね。都内でこのようなスタイルでしゃぶしゃぶが食べられるのは恐らく「しゃぶ八」のみ。普段はなかなか一人では食べることができないからこそ、多くのお客さんが一人で訪れるそう。

『産地変動「特産特上豚」コース(税抜2980円)』、『贅沢「黒豚+和牛」ミックスコース(税抜5980円)』など、コースメニューが豊富ななかでも私が注文したのは、スタッフさんおすすめの『利き豚「豚肉全種類堪能」コース(税抜4980円)』。豚肉4種類(産地変動国産豚・岩手県産岩中豚・山形県産三元豚・最高級かごしま黒豚)の食べ比べができるもので、お肉のほか、野菜も締めのうどん(もしくは雑炊、カレーつけ麺)、デザートも付いているのでお得。

注文をした後、わくわくしながら待っている間、先にお通しである「石原裕次郎も愛した平塚明太子(激辛)」が運ばれてきます。一品料理のメニューにあるこの明太子は、ネーミングの通り、裕次郎さんの大のお気に入りの明太子の種類だったそうで、たびたびお取り寄せをしてはお酒のおつまみにしていたのだとか。


▲ファンの間ではこの辛さがたまらない、とも言われているそう


一口食べてみると……、これがけっこう辛い!!
辛いものは割といける筆者でも思わずビックリしてしまうほどでした。ただ、辛さのなかにも、ほのかに旨味や甘さを感じることができて、とっても味わい深い逸品。
常連の間では人気の商品なのだそうですが、確かにこれは病みつきになりそうです。

豚肉の登場。いよいよソロしゃぶデビュー!

明太子に舌鼓を打っていると、目の前にお鍋がセットされ始めました。火も付けられてしばらくすると、待望のお肉が運ばれてきました!!


▲目の前にセットされるひとりサイズのお鍋


▲見事な美しいピンク色をしたお肉たちの登場!野菜もたっぷり添えられています。
お肉の種類は、左から、産地変動国産豚・岩手県産岩中豚・山形県産三元豚・最高級かごしま黒豚


同じ豚肉と言っても、産地が違うだけで見た目も全然違うんですね。並んでいると、その違いがよくわかります。では早速、いただきま〜す!


▲満を持して、お肉を鍋の中へダイブ!


▲しゃぶしゃぶ…


▲どーーーん!


▲秘伝のタレと九条ネギはおかわり自由!


5秒程しゃぶしゃぶすれば、もう食べごろ。美しいピンク色だったお肉は、まるでマジックのように色が変わっていく瞬間はたまりません。
熱々のお肉は秘伝のゴマダレにつけていただきます!
んーーー!甘みがあって柔らかくって、とってもおいしい!!
しゃぶしゃぶといえば胡麻ダレを連想する人が多いと思いますが、「しゃぶ八」では、白味噌と酒粕などを使った秘伝のタレに、九条ネギをたっぷりかけたタレで食べます。これがとってもマイルドで、ネギと合わせるとさらにさっぱりした風味が漂って絶妙なんです。

「豚肉の味の違いなんて、分かるかな?」と思っていたのですが、全然違います。
歯切れがよく、噛めば噛むほど甘みが溢れてくる国産豚(撮影時は高知県産)。キレイなピンク色をした、脂身が甘くとろける岩中豚。きめが細かく、甘みの中にもコクのある三元豚。旨味が強く、口の中でまろやかに溶けていくかごしま黒豚。味は全部違うけど、どの豚肉もおいしい! これはぜひ食べ比べてみて欲しいですね。いや〜こんなおいしいお肉を独り占めできるなんて、幸せですね。


▲野菜もグツグツ。一人なので、自分の好きなペース・タイミングで食べられてストレスフリー!


▲見事な霜降り!


▲とろけるおいしさの和牛。脂の旨味も上品!


せっかくなので、メニューにもある和牛(税抜き3,500円)も追加!
今度は豚肉のサッパリした味わいとは打って変わって、濃厚な味わい。上質な脂がのっていて、口に入れると溶けてしまうほどの柔らかさは、まさに感涙もの。思わず厨房にいる料理長さんに「すっごいおいしいです!」と声をかけてしまったほど。

けっこうなボリュームがありましたが、あまりのおいしさに女性である筆者でもペロリと完食!

締めは、うどん・雑炊・豆乳カレーつけ麺の3種類から選べます。さらに、嬉しいことにデザートのアイスも4種類から選ぶことができます。わたしは「だだ茶豆アイス」をチョイス!


▲今回注文したのは、豆乳カレーつけ麺。


▲豆乳が入っているのでとってもまろやか! こちらもペロッと完食♪


▲豆のつぶも残っていて、クセになるおいしさです!


最後にいただいた温かいお茶は、心をほっこりさせてくれて、幸福感でいっぱいになりました。
ソロしゃぶしゃぶがこんなに素晴らしいものだったとは……。


▲爽やかな店員さんと、優しい料理長さん。ごちそうさまでした!


味も素晴らしかったですが、働いている方も気持ちのいい方ばかり。特に料理長さんは、どんな質問にも笑顔で答えてくださって、とても気さく! ステキな料理長さんが、人見知りの上に六本木という空気に緊張していた私の心をほぐしてくれました。



<まとめ>

大勢で一つの鍋をつつくスタイルも賑やかで愉しいのですが、なにかと気を使って正直面倒くさいですよね(笑)。でも一人なら、自分が食べたいときにお肉を食べ、誰にも邪魔されずにしっかり味をかみしめながらしゃぶしゃぶを堪能できました! 絶好のソロ活スポットへ、是非みなさんも足を運んでみてくださいね。


ライター:石部千晶(女子部JAPAN(・v・))


『しゃぶ八』

東京都港区六本木3-11-7 海上ビル4F
TEL:03-6447-0509
営業時間:
月~金・祝前日18:00~翌5:00(L.O.4:00)
日・祝日18:00~24:00(L.O.23:30)
年中無休
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※本記事内の情報は2016年01月07日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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