都心のオアシス、芝公園に穴場のパワースポットが!

芝公園周辺は都心なのに緑が多く、癒される場所です。増上寺の五百羅漢展(五百羅漢の衆生を見下す視線にゾクゾクしました)に行ったあと、周辺を一人ぶらぶらしてみました。

▲勝運黒本尊(秘仏の阿弥陀如来)をお祀りした安国殿。毎年三回ご開帳になるそうで、黒光りしたご本尊が拝めます。

▲勝運黒本尊(秘仏の阿弥陀如来)をお祀りした安国殿。毎年三回ご開帳になるそうで、黒光りしたご本尊が拝めます。

増上寺は徳川家の菩提寺で、浄土宗大本山という格式の高いお寺だけあって、建造物も立派です。


本殿の横に、ひときわ新しい建物が。「勝運黒本尊」をお祀りしたお堂ですが、こちらの「勝運お守り」が「KAT-TUN」に通じるとして、KAT-TUNファンの聖地になっているとジャニーズファンの友人に聞いたことがありました。黒い柱と黒い本尊がCOOLで、KAT-TUNっぽいです。


行った日は平日だったのですが若い女性が2人ほど。KAT-TUNファンでしょうか?

下がっている絵馬を拝見すると中には「KAT-TUNの10周年が素敵な一年になりますように」「勝運=KAT-TUNが輝き続けますように」と、自分のことでなくKAT-TUNの幸せを祈っている絵馬があって、その献身的なファン魂に感銘を受けました。

都内最大級の規模!増上寺の隣にある前方後円墳「丸山古墳」

▲全長106mの前方後円墳は見た感じちょっとした丘でした。都心にこんなに自然豊かな場所があるとは……。

▲全長106mの前方後円墳は見た感じちょっとした丘でした。都心にこんなに自然豊かな場所があるとは……。

増上寺の隣の芝公園には、丸山古墳という5世紀頃に造られた前方後円墳がひっそり存在しています。遠目には、人工的な丘でした。


墓地というと陰気な感じがしますが、古墳だといにしえの古代ロマンスポットのイメージになるから不思議です。南武蔵の族長の墓だとされていますが、現代人が登ってもあまり怒らなそうというか、とっくに成仏していると思われます。

トレーニングにも使える!? 古墳を走って鍛える男子学生たちの姿も

▲前方後円墳の前の広場で準備運動する男子高生たち。放射線状に並んでいて、一見何かの儀式かと思いました。

▲前方後円墳の前の広場で準備運動する男子高生たち。放射線状に並んでいて、一見何かの儀式かと思いました。

先客は犬の散歩をしている近所のご婦人と、部活のトレーニングしている男子高生。側臥位で体をねじる謎の準備運動をしている男子を横目に、古墳の奥に足を踏み入れてみました。ゆるい階段が続いていて、ハイキング気分で登れます。登山ではなく登墳、いいかもしれません。でも上まで行くとそれなりに見晴らしがよく、木々の隙間からビルが見えます。


伊能忠敬の碑や虎の像などが脈絡なく鎮座する古墳の上の広場。人の気配を感じなかったのに、頂上には若者の集団がいて意表を突かれました。何かの振付けの練習をしていたようでした。ここまで登ってくる人は少ないので、練習をするには穴場です(利用料も無料ですし……)。古墳、意外に使えます。


そうしているうちに、男子高生たちが古墳の坂を使っての縦横無尽なトレーニングをスタート。坂を走って上り下りしたり、古墳の周りを走り回ったり……。適度な負荷が体を鍛えます。古墳は部活など様々な練習に利用され、現代人の健康を保つのに貢献しているようです。古墳ジム、ありがたいです。そして何より、走り回る男子のエネルギーを吸収して、元気になれました。また疲れたらここで精気を高めたいです。

【辛酸なめ子連載】東京タワーの足元に古墳!? 前方後円墳のパワーでソロ充電_70718
都立芝公園
  • 所在地

    東京都港区 芝公園1・2・3・4丁目

  • 最寄駅

    芝公園

  • 電話番号

    03-3431-4359

※2015年11月時点の情報です。

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※本記事内の情報は2015年11月27日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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