【ワカコ酒】ついにBSジャパンにて最終回…第12夜放送のミヤザキ商店&魚貞ではしご酒。実際に常連気分を味わってみた!

“女一人呑み”をテーマとした、人気グルメ漫画のドラマ版『ワカコ酒』。今回は、2度目の訪問となる「ミヤザキ商店」、そしてドラマ中に何度も登場し、ワカコが常連として通う「逢楽」のモデル店、「魚貞」で、鮮魚と美味しい日本酒をいただくべく、はしご酒にトライしてきました!

© 2015「ワカコ酒」製作委員会

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1軒目:ミヤザキ商店

「はい、いらっしゃいませ~!」。元気あふれる挨拶がやっぱり心地よい。中野富士見町駅から徒歩1分、コスパ抜群の焼き鳥居酒屋「ミヤザキ商店」にやってきました。この後、「魚貞」を訪ねる予定なので、今回は軽く一杯の予定です。ワカコのように、少量注文でキレイにいただく「大人のたしなみ」にも挑戦!

カウンターに腰掛けると、とりあえず生ビールと焼き鳥の「レバー」を注文。目の前では店員さんがテキパキと働いていて、焼き鳥がジューッと焼けるいい音と食欲をそそる香りが立ち込めています。生ビールをゴクゴクゴクッと飲みながら、レバーの味を思い出し、お腹が一気に空いてきました。

お待たせしました、と手渡された「レバー」は、キラキラ輝くタレの艶めきも、とろけるような舌触りも前回食べたあの時のまま。ゆっくりじっくり丁寧に焼き上げるから、この味を出せるのです。う・ま・い~!『ぷっしゅーーー!!』。その美味しさに、ビールをすっかり飲み干しながら、勢いづいて「ラムレッグ」と「プチトマト豚焼」、「しそチーズの豚巻」をオーダー。お酒は、富士見中野町ならではの「富士見ハイボール」と迷ったものの、女性にオススメという「アップルハイボール」に決定!軽く一杯のつもりが二杯目に突入です。

アップルハイボールは、アップルワインを炭酸で割ったもの。ほのかな甘味とスッキリした喉越しで、確かに女性好み。第9夜のワカコを真似て、焼きあがったラムレッグとプチトマトを両手に持ち「長嶋食い」しながら、ハイボールをゴクゴク。甘さの増したトマトもジューシーで旨い!大人のたしなみをすっかり忘れ、 交互にパクパクしながら、『ぷしゅー!』。

カリッと炙られた豚肉+しそ+チーズの組み合わせも、間違いない味。モグモグと最後の一本、「しそチーズの豚巻」を平らげ、前回は叶わなかった、ワカコお得意(?!)の「長嶋食い」も達成し、エンジンがかかったところで、いよいよ「魚貞」へ向かいます。


ミヤザキ商店

住所:東京都杉並区和田1-17-9

最寄駅:中野富士見町駅より徒歩1分

2軒目:魚貞

店構えから美味しそう!これが第一インパクト。手慣れた風を装って、粋に暖簾をくぐり抜けると、「いらっしゃい」と大将と女将さんが温かく迎えてくれました。都営新宿線幡ヶ谷駅から徒歩約1分。“馴染みの客”がしみじみ飲むのにふさわしい、地酒と魚の旨い店。ドラマの中でワカコが足繁く通い、何度も登場した居酒屋なので、これまで以上に胸が高鳴ります。

カウンター席に通されると、おしぼりがサッと出されます。あぁ日本酒が飲みたい。お勧めを尋ねると、「『尾根越えて』なんていかがでしょう」、第1夜でワカコが呑んでいた銘柄に興味津々。女性にオススメというその日本酒と、ワカコも食べた「刺身盛り合わせ3点盛り」、「菜の花のお浸し」、「イカの塩辛(自家製)」を注文し、一息つくと、お店の中をゆったり見回してみました。

カウンターの上には、築地の仲卸の名がたくさん刻まれた、豪華な「千社額」が掲げられていて、培われてきた歴史を感じます。カウンターの真後ろには、大きな鯨のイラスト(部位の説明付)や昭和レトロなポスターが飾られた、小上がりのお座敷が。天井に配されたまぁるい形の照明が、店の趣に華を添えています。BGMにはラジオが流れていて、そのボリュームも心地よく、いつの間にかすっかりお店に馴染んできた気分。

間もなく、『尾根越えて』の冷やとお通しが運ばれてきました。今日のお通しは、マグロの山かけ。くちどけの良い新鮮なマグロブツに、粘り気のある山芋と長芋のとろろをたっぷり絡めて一口。すかさず冷やを手酌で一杯。う~ん、美味しい!!『ぷしゅーーー』。のっけから、ワカコおなじみの決まり文句が飛び出しました。期待がどんどんふくらみます。

愛媛の地酒『尾根越えて』は、約1万本の限定生産という希少な日本酒。やわらかな口当たりで、甘すぎずさっぱりとした飲み心地の、非常に飲みやすいお酒です。こんな素敵な日本酒に出会えて幸せ!『ぷしゅー』。幸福感をかみしめていると、お浸しと塩辛、お刺身が目の前に丁寧に並べられました。

さっそく、旬の菜の花を口にし、日本酒をちびり。からしの辛味と菜の花独特の風味がお酒と相まって、大人の味覚を刺激します。お次は、コリコリのヒラメと脂がのったブリに薬味をちょっとつけて、連続でパクリ、そしてお酒をゴクリ。新鮮なお刺し身とお酒を旨いと感じる感覚、これぞ日本人!お酒の旨味を一段と引き立ててくれる「イカの塩辛」は、なめらかな舌触りと絶妙な塩加減がたまりません。『ぷしゅーーー!!』。

幸せに包まれていると、常連さんが、1人、また1人とやってきました。静かに杯を傾ける方、板前さんとの会話を楽しむ方、人それぞれに思い思いの時間を過ごしています。ツウだなあ。一緒に肩を並べているなんて、まるで私も常連になった気分!

日本酒と相性の良い肴が続くので、お酒は進み、気分も上々。テキパキと手を動かしながらも会話に付き合ってくれる大将と相談しながら、「なめろう」を注文。追加した日本酒も残り少なくなったので、麦焼酎「佐藤」も水割りでいただくことにしました。

トントントントンとリズムよく鯵をたたく音がします。そろそろ味噌と混ぜているころかな?そうして出てきた「なめろう」は、ボリュームもたっぷり!ワカコも幸せそうにいただいた「なめろう」は、鯵の旨味たっぷりで味噌の風味も豊か。まさに酒飲みのための一品です。そう、渋~い肴を好きに楽しめるのが、ソロ活の醍醐味♪

すると突然、ショーケースに入っているものが気になりだしました。尋ねてみると、熊本の珍味「山うに豆腐」と「厚焼き玉子」なのだそう。大将の計らいで、少~し味見をさせてもらえました。初めて口にする豆腐の味噌漬け「山うに豆腐」は、濃厚なチーズのような味わい。焦げ目のついた甘めの厚焼き玉子は、まるでクレームブリュレのような味。こんな厚焼き玉子、食べたことがない。うまい、うますぎる~!!『ぷしゅー!!』今度は絶対一番に頼もう!

焼酎を飲み干しながら、時折、合わせ味噌の入った鍋をクルクルとかき混ぜる大将の後ろ姿に、「美味しいもののオンパレード、本当にありがとうございます。幸せです」、と思わず頭の中で一礼していました。

新しい味覚とたくさん出会えた「魚貞」では、約100種類ものメニューが楽しめるそう。低カロリーでスタミナたっぷりの鯨料理も人気なんだとか。ぜひまた来よう、今度はどんな味と出会えるかな~。

ほろ酔い気分で帰路につく姿は、もはや立派なソロ活女子に違いない!いつになく楽しく、誇らしい気持ちで、お店を後にしました。

今回のソロ活はいかがでしたか?「魚貞」は、美味しいお酒と肴をゆったり楽しめるお店。他のお客とも程よい距離感が保たれていて、一人でも落ち着ける、居心地抜群の空間です。お酒や料理についても、気さくな大将や優しい女将さんに気軽に相談できるのも安心。
ワカコのように、「いつものあの店に顔を出そう」と思えるお店があると、なんだか自分に自信がついたような気分になれますよ。


魚貞

住所:東京都渋谷区幡ヶ谷2-8-13

最寄駅:幡ヶ谷

【ワカコ酒】もいよいよ最終回を迎えました。
番組内でワカコが楽しんだ“ソロ活”を実際に体験してみて、1人だからこそ味わえる醍醐味をたくさん知ることができました。日本全国にソロ活女子の輪がもっともっと広がって、ワカコのような『ぷしゅーッ!!』を ぜひ楽しんで貰えたらなと思います。

© 2015「ワカコ酒」製作委員会


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ワカコ酒

26歳、OLのワカコ。仕事を終えると、うまい酒とうまい肴を求めて、女ひとり酒場をさすらう。偶然見つけたお店でも、迷うことなく暖簾をくぐる「呑兵衛女子」という、まさにソロ活のベテラン。酒と料理に恵まれたその瞬間、彼女の口からは感嘆の『ぷしゅー』が漏れるのであった。ワカコ、至福の瞬間である。
テレビ東京:4月2日より 毎週木曜日 27時05分より放送スタート/RCC中国放送:毎週木曜日 25時08分より放送中
主演:武田梨奈  野添義弘、鎌苅健太
製作:2015「ワカコ酒」製作委員会(エスピーオー/BSジャパン/RCC中国放送)
原作:「ワカコ酒」新久千映(月刊コミックゼノン/ノース・スターズ・ピクチャーズ刊)
© 新久千映/NSP 2011 © 2015「ワカコ酒」製作委員会

[文・撮影:倉田千穂/編集プロダクション studio woofoo]

本記事内の情報に関して

※本記事内の情報は2015年03月27日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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