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棚田康司「バンドゥン スケッチ」

  • 2016/04/06(水) ~ 2016/05/14(土)
  • 棚田康司「バンドゥン スケッチ」_1

    12のトルソ No.1 不安少年のトルソ 2015 マンゴー材に彩色、銀箔 48 × 26 × 17.5 cm © TANADA Koji / Courtesy Mizuma Art Gallery

  • 棚田康司「バンドゥン スケッチ」_2

    12のトルソ No.8 少年になった木 あるいは 木になり始めた少年 2015 マホガニー材、銀箔 26.5 × 26.5 × 16 cm © TANADA Koji / Courtesy Mizuma Art Gallery

ミヅマアートギャラリーでは4月6日(水)より棚田康司展「バンドゥン スケッチ」を開催いたします。

2012年から13年にかけて練馬区立美術館、伊丹市立美術館を巡回した個展『たちのぼる。』では棚田の20年に渡る活動が網羅的に紹介されました。
展覧会タイトルの『たちのぼる。』という言葉にある通り、震災後の日本において、あらゆる試練に遭遇しつつも上昇していくイメージ、また上昇して欲しいという思いが集約されました。

時代の流れと常に寄り添いながら制作をする棚田は、より深い探究心を持って、昨年10月にインドネシアのジャワ島西部の都市、バンドゥンへ渡りました。
本展で展示されるのは、2ヶ月におよぶ滞在中に制作された12体の少年少女のトルソです。
トルソシリーズは、新たな表現の実験の場であり、新鮮な感情や発想を反映しやすく、自身の作品においてスケッチ的な存在だと棚田は言います。
慣れない環境での制作は苦労も多かったと振り返りますが、現地に生まれ育った木と真摯に対話を重ね、空気に触れながら彫り出された作品群からは、新たな出会いや発見、日本人であるとともにアジア人であるという視点の広がりを持った棚田の手の痕跡が見て取れます。

また本展では、バンドゥンの記憶を辿りながら帰国後に制作した最新作の立像一点も発表されます。重力に抵抗しながら凛と立ち上がる像は、時間や空間を越えて、取り巻くすべてを包容しているようです。
環境や文化によって生まれる差異や共通点を探りながら、棚田が何を見て何を感じたのか、是非ご覧ください。

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基本情報

※掲載内容が変更となっている場合があります。最新情報については、会場・主催者の公式サイト等でご確認ください。

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