弱い冬の光は冷たい風に煽られて、うすら寒い日になってしまっている。
下町の、ある楽器店を訪ねようとしているのだ。
目的とする楽器店は北綾瀬駅で下車し、徒歩5分くらいの場所に有る。
つまり、千代田線の綾瀬駅で「乗り換え」をしなければいけない・・
北綾瀬行きのホームは綾瀬駅の中にある。行き先を示す電光表示に目をやると、0と書かれてある。つまりは0番線という事らしい。
このホームは昼間には異界への入口、夜には終わりのない闇への回廊としてそこにある。酩酊のあげくに帰宅をすると、冷蔵庫の上に置かれた時計は出かけ