日曜日に「地下鉄(メトロ)に乗って」を観てきました。まず感想を言ってしまうと、とてもおもしろかった。ぼくは東京好きだしタイムスリップものも好き。ましてや東京メトロを舞台とした物語で、しかも浅田次郎さんの原作。観に行かないわけにはいかないですよねぇ。実を言うと、既に原作を買って読んでました。2003年に「壬生義士伝」という映画に出会い、その原作者に興味を持ち、その著作群の中からぼくがまず選んだのが、その『壬生義士伝』と、この『地下鉄(メトロ)に乗って』。それが映画化されるというのだから期待しないわけがない。
原作の『地下鉄(メトロ)に乗って』は1994年に発表されたもので、ちょうどそのころ、赤い丸ノ内線が廃止になるというので話題になっていたはず。岡本綾さんの8月23日の投稿でも丸ノ内線の話題に出ていますが、この本=映画の中で丸ノ内線は重要な役割を担っています。ぼくもこの赤い丸ノ内線は大好きだったんですよ。今あれを見ようとしたらアルゼンチンに行くか、東西線葛西駅にある地下鉄博物館だけなんでしょうね。
あのころ、ブエノスアイレスで第二の人生(車生?)を送る前にもう一度見ておきたい、写真に撮りたいと、フィルムの一眼レフを首からぶら下げて荻窪線方南町支線の方南町駅まで行き、営団地下鉄(当時)の車庫に並んだ赤い丸ノ内線や、クレーンでぶら下げられたその車両などを撮影したように記憶しています。帰りは中野富士見町駅を使ったはずで、ということはおそらく、みち子(岡本さんが演じた女性)のウチのそばをぼくは知らず知らず通っていたんでしょう。
原作はたぶん、発表された1994年(と過去)が舞台なんですよ。でもこの映画は今を描いている。そのズレがあるものだから、この映画では、堤真一さん演じる小沼真次は原作にはないケータイもキャリーバッグも使う。 が、年齢は原作の設定通り40歳ちょいのままだから、物語が始まる1964年の段階で少年〜青年になっていることからすれば年齢が合わなくなってしまう。映画を見ていてそこに引っかかる人もいるかもしれませんが、ぼくはこれのおかげで、浅田次郎さんの原作であるだけではなく、篠原哲雄監督の作品へと昇華したと感じています。
それってなぜ?その答えは次回に・・・。
気持ち:楽しい!
GOOD:11
コメント:4
投稿日:2006/10/24 08:17:13
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