さて「エミリー・ウングワレー展」展覧会レポートの後編は作品の見どころをご紹介していきましょう。
儀礼のためのボディ・ペインティングや砂絵を描いていたエミリーが、カンヴァスに向かったのは晩年のほんの8年間だけですが、短い間にめまぐるしく作風を変化させています。初期のころは点描が多くみられ、やがて力強く美しい曲線が描かれるようになります。
ただの点や線と思われるかもしれませんが、実はこれヤムイモの種や根っこを表現しているんです。
例えば黒と白のコントラストが印象的な「ビッグ・ヤム・ドリーミング」(写真