150本の桜並木のライトアップと夜景「東京ミッドタウン」

アーチ状の橋から桜並木を眺める(東方向)

ザ・リッツ・カールトン東京やサントリー美術館を併設する「東京ミッドタウン」。この敷地内を横断するさくら通り沿いには、ソメイヨシノやヤエベニシダレなど、合計約150本が咲き誇り、夜には美しくライトアップされる。

特に、ガーデンテラスとミッドタウン・ガーデンを繋ぐアーチ状の橋は、夜桜を見下ろせる人気ポイントとなっているが、花見シーズンにはかなり混雑することも。そんなときは、さくら通り沿いに夜桜鑑賞しながら、芝生広場方面へ向かってみよう。

コートヤードと芝生広場を結ぶ橋

200mほど歩くと、芝生広場とコートヤードを結ぶ橋が見えてくる。ここは、人もまばらとなり二人で落ち着いて過ごせる雰囲気。オレンジ色に染まった東京タワーも眺められる。桜のライトアップは23時までなので、仕事帰りのデートにもおすすめだ。

東京ミッドタウン(お花見情報)
住所:港区赤坂9-7-1
最寄駅:六本木/乃木坂
ライトアップ:17:00~23:00
定休日:なし
利用料:無料



桜の花絨毯も楽しめる夜桜スポット「毛利庭園」

毛利庭園の雰囲気

六本木ヒルズ内、東京ドーム約3分の1の広さを誇る回遊式の日本庭園「毛利庭園」は、毛利池や渓流のせせらぎなど、自然を感じながら夜桜が楽しめるスポット。六本木ヒルズが誕生する前から根を張るソメイヨシノは、桜色の柔らかな光に包まれ幻想的な雰囲気に。遊歩道に沿って敷かれた芝生はフットライトで照らされており、夜でも安心して散策できる。


桜と六本木ヒルズを見上げる

さらに、ここでは、夜桜を見上げれば迫力ある六本木ヒルズ森タワーが目に飛び込んでくる。日本庭園の和の空間から、近代的な夜桜が愉しめるというわけだ。
美術館や映画館、レストランなどデートスポットも充実している六本木ヒルズ。休日デートなら、昼から待ち合せて、昼と夜で異なる桜風景を楽しむのもいいだろう。

また、毛利庭園は、実は散り始めの時も見逃せない。舞い落ちた桜の花びらで、水面が覆われる花絨毯の風景は見事。敢えて、散り始めに夜桜を見に行こうと誘い、彼女を驚かせてみては。

六本木ヒルズ(毛利庭園)

住所:港区六本木6-9
最寄駅:六本木
ライトアップ:17:30~23:00
定休日:なし
利用料:無料



東京タワーと夜桜を楽しめる穴場ポイント「六本木ヒルズ ヒルサイド」

毛利庭園と東京タワーを望む(東方向)


隠れた眺望ポイントの雰囲気

六本木ヒルズの展望台の入口でもあるミュージアムコーンとハリウッドビューティプラザを結ぶ階段は、隠れた眺望ポイント。ここからは、東京タワーをバックに、毛利庭園の夜桜を見下ろせる。眺望ポイントしてはあまり知られておらず、花見シーズンでも混雑とは無縁の穴場スポットだ。

また、毛利庭園の水面に反射する夜桜も見逃せない。ピンク色に輝く池は、いつまでも眺めていたいような美しさである。
ちなみに、「ヒルサイド」に隣接したエリアには、本記事でも紹介している「ローズガーデン」がある。デートの締めにふさわしいスタイリッシュな空間となっており、あわせて訪れてほしい。

六本木ヒルズ ヒルサイド

住所:港区六本木6-10
定休日:なし
利用料:無料



夜桜とあわせて立ち寄りたい、おすすめ「夜景」スポット

六本木ヒルズ屋上にある、海抜270mのオープンテラス型の展望回廊「スカイデッキ」では、東京タワー、レインボーブリッジ、東京スカイツリーなど都内の名所を360度見渡せる。暖かな春風に吹かれながら、きらめく光の海を二人で堪能しよう。

六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー 「スカイデッキ」
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 52F
最寄駅:六本木
営業時間:20:00まで
入場料:1,500円(室内展望室)+500円(スカイデッキ)
営業時間:[屋内展望台 平日・休日]10:00~23:00(最終入館22:30)、[屋内展望台 金・土・休前日]10:00~25:00 (最終入館24:00)、[スカイデッキ]11:00~20:00 (最終入場19:30)

ハリウッドビューティプラザに隣接した場所にある「ローズガーデン」。パブリックアートである巨大なバラがシンボルであり、緑に囲まれた小さな広場になっている。ここからは東京タワーや毛利庭園を見下ろせる。無料で入れて、時間制限がないのもうれしいところ。

六本木ヒルズ ローズガーデン
住所:六本木ヒルズ6-10
最寄駅:六本木
営業時間:なし
定休日:なし


文・写真提供:縄手 真人


縄手 真人(夜景写真家、夜景フォトグラファー)
縄手 真人(夜景写真家、夜景フォトグラファー)

縄手 真人(夜景写真家、夜景フォトグラファー)

夜景倶楽部代表、新日本三大夜景・夜景100選事務局代表。国内外、約2,000ヶ所の夜景スポットを取材。テレビ・雑誌など多方面で活躍。講演会、写真提供などを行う。ウェブサイト「こよなく夜景を愛する人へ」、「夜景ワールド」運営。
http://yakei.jp/

https://twitter.com/yakei

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※2016年3月9日時点の情報です。スポットの情報は変更になる場合があります。

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※本記事内の情報は2016年03月10日時点のものです。掲載情報は現在と異なる場合がありますので、事前にご確認ください。
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