今回のお散歩コースをチェック!

日本橋の定番を巡る。大人のための「半日お散歩コース」_1224703

本記事では日本橋の名所や定番スポットを中心に巡るコースをご提案。三越前駅発、日本橋駅着、お昼前~夕方の半日コースです。


【コース紹介】※カッコ内は徒歩移動の目安時間やルート

三越前駅→(直結)→①日本橋三越本店→(4分)→②蛇の市本店→(6分)→③日本銀行金融研究所貨幣博物館→(5分)→④日本橋→(6分)→⑤ぺしゃわーる→(6分)→⑥榮太樓總本鋪 日本橋本店→(2分)→日本橋駅

【昼前】見どころいっぱい!重要文化財指定の老舗百貨店へ/①日本橋三越本店

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散歩のスタートは東京メトロ・三越前駅から。まずは駅名にもなっている「日本橋三越本店」へ向かいます。


こちらは延宝元(1673)年の創業以来、長い歴史を積み重ねてきた老舗百貨店「三越」の本店。昭和10(1935)年に6年の歳月を費やし増築改修された建物は、平成28(2016)年に国の重要文化財にも指定されました。

  • ▲入り口脇には「ライオン像」が鎮座

    ▲入り口脇には「ライオン像」が鎮座

  • ▲「天女像」

    ▲「天女像」

ショッピングはもちろん、館内全体に歴史やアートが散りばめられており見どころが満載。


たとえば本館1階では、入り口に佇み来店客を迎える三越のシンボル「ライオン像」(写真左)、中央ホールにそびえ立つ「天女(まごころ)像」(写真右)など、圧倒的な存在感を放つ彫刻作品を見ることができます。

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また、屋上の「日本橋庭園」内には、江戸の三井越後屋時代から三井家の守り神として崇拝されてきた「三囲神社(みめぐりじんじゃ)」が。大正3(1914)年に同館の屋上に分霊がお祀りされて以来、商売繁盛と幸運をもたらす神として今も親しまれているので、ぜひ参拝を。

日本橋三越本店
  • 所在地

    東京都中央区日本橋室町 1-4-1

  • 最寄駅

    三越前

  • 電話番号

    03-3241-3311

【昼】ちょっと奮発して伝統ある江戸前すしのランチをいただく/②蛇の市本店

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おなかが空いたら、日本橋三越本店から4分ほど歩いて「蛇の市本店」へ。明治22(1889)年に日本橋北詰の魚河岸に屋台「蛇の目鮨」として創業した江戸前すしの老舗です。


創業当時には作家の志賀直哉も贔屓にしており、初代店主を親しみを込めて「蛇の目の市ちゃん」と呼んでいたことから、のちにその愛称が店名になったのだとか。

  • ▲「月(江戸前鮨8貫と巻物)」

    ▲「月(江戸前鮨8貫と巻物)」

  • ▲「江戸前ばらちらし」

    ▲「江戸前ばらちらし」

そんな「蛇の市」の江戸前鮨は、砂糖を使わない赤酢の酢飯のシャリが特徴。また、創業当時から継ぎ足されるツメ(タレ)を使った穴子も店自慢のネタの一つです。


ランチでは、そんな伝統ある江戸前すしが4,000円弱で楽しめます。オススメは、自慢の穴子や人気の漬けマグロなどを楽しめる「月(江戸前鮨8貫と巻物)」や、宝石箱に例えられる「江戸前ばらちらし」など。


2020年に新装開店しており、老舗でありながら気取らない雰囲気のため、気軽に立ち寄りやすいのもポイント。少し奮発して日本橋ならではの名店でとっておきのランチを楽しんでみて。

蛇の市本店
  • 所在地

    東京都中央区日本橋室町 1-12-10

  • 最寄駅

    三越前

  • 電話番号

    03-3241-3566

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【昼過ぎ】1億円ってどれくらい重い?無料の博物館で“お金”を学ぶ/③日本銀行金融研究所貨幣博物館

▲展示風景

▲展示風景

おなかが満たされたら、日本の中央銀行があるこの街ならではの博物館へ行ってみましょう。江戸桜通りを6分ほど歩いて向かうのは「日本銀行金融研究所貨幣博物館」。


日本銀行本店本館の向かいに位置するこちらは、日本のお金の歴史についての所蔵資料を分かりやすく展示しているスポットです。

日本橋の定番を巡る。大人のための「半日お散歩コース」_1224713

豊臣秀吉や徳川家康が造幣を命じた金貨(大判)の実物を見た後にその重さを体感したり、明治時代に発行された最初の日本銀行券を見た後に現在の日本銀行券の偽造防止技術について体験したり、1億円の実際の重さを体感したりと、本物の資料を見ながら学べる点が魅力です。


入館料が無料なのもうれしいポイント。知的好奇心を刺激される展示を見て回りながら、身近なお金への理解を深めてみては。

日本銀行金融研究所貨幣博物館
  • 所在地

    東京都中央区 日本橋本石町1-3-1 日本銀行分館内

  • 最寄駅

    三越前

  • 電話番号

    03-3277-3037

【昼過ぎ~おやつ時】クルージングも可!街のシンボル橋を渡ってみる/④日本橋

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地名の由来にもなっている、街のシンボル的存在「日本橋」は定番お散歩コースに外せないチェックポイント。貨幣博物館から5分ほど、日本橋三越本店新館の脇を通って向かいましょう。


歴史ある橋の上から日本橋川を眺めたり、橋に鎮座する獅子像や麒麟像をじっくり見てみてたりと、日本橋らしい光景を楽しむことができますよ。

  • ▲写真提供:日本橋クルーズ

    ▲写真提供:日本橋クルーズ

  • ▲写真提供:日本橋クルーズ

    ▲写真提供:日本橋クルーズ

天気の良い日なら日本橋発着の観光船でクルーズを楽しむのもオススメ。


たとえば「日本橋クルーズ」による「お江戸TOKYOクルーズ®️45分コース」では、日本橋から上流に向かい江戸城石垣を遠望して江戸時代の歴史を学ぶAコース、日本橋から下流に向い隅田川に出て佃島の歴史を学ぶBコースから選択可能です。


公式サイトや電話から予約可能なので、散歩コースに事前に組み込んでおくのもアリですね。

日本橋クルーズ®|神田川クルーズ®|㈱東京湾クルージング
  • 所在地

    東京都中央区日本橋1-9先(日本橋船着場)

  • 最寄駅

    日本橋

  • 電話番号

    03-5679-7311

  • 備考

    ※予約は公式サイトや電話から可能。日本橋で過ごす一日のプランに、ぜひ組みこんでみましょう。

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【おやつ時~夕方】井上靖ゆかりの喫茶店で贅沢な時間を過ごす/⑤ぺしゃわーる

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次は、昔ながらの喫茶店「ぺしゃわーる」で一休みを。橋を渡り切ってから国道20号線を南下し、日本橋2丁目の信号で左折した先にあります。


作家・井上靖が名づけ親という同店。シルクロードの歴史と文化に魅了されて旅を重ねた井上靖は、旅人の疲れを癒やすオアシス都市の名前をこの喫茶店に贈ったのです。

日本橋の定番を巡る。大人のための「半日お散歩コース」_1224719

同店を訪れたらぜひいただきたいメニューの一つは、栗菓子の美味しさで知られる長野の有名店、小布施堂の「モンブラン」。まろやかな栗の風味が口中に広がります。ドリンクは国立市のコーヒー豆販売店「カイルアコーヒー」の豆を使ったデミタスがオススメです。


まさに日本橋のオアシスといえるような、心地よい静けさの漂う店内でゆったりとした時間を過ごしてみて。

ぺしゃわーる
  • 所在地

    東京都中央区日本橋 3-1-4 日本橋さくらビルB1F

  • 最寄駅

    日本橋

  • 電話番号

    03-3242-1212

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【夕方】自分土産も贈り物も!江戸時代から続く菓子店へ/⑥榮太樓總本鋪 日本橋本店

  • ▲写真提供:榮太樓總本鋪​​ 日本橋本店

    ▲写真提供:榮太樓總本鋪​​ 日本橋本店

  • ▲写真提供:榮太樓總本鋪​​ 日本橋本店

    ▲写真提供:榮太樓總本鋪​​ 日本橋本店

せっかく日本橋に来たので、帰る前に日本橋らしいお土産を調達しましょう。ぺしゃわーるから6分ほど、八重洲仲通りを北上して日本橋川と平行に歩けば「榮太樓總本鋪​​ 日本橋本店」に到着です。


2020年にリニューアルオープンした同店は、文政元(1818)年創業の菓子店「榮太樓總本鋪」の本店。江戸時代の町屋をイメージした木の温もりあふれる店内には、代表的な生菓子などのほか、榮太樓總本鋪の展開ブランドの商品がそろっています。豊富な品ぞろえに思わず目移りしてしまうはず!

▲写真提供:榮太樓總本鋪​​ 日本橋本店

▲写真提供:榮太樓總本鋪​​ 日本橋本店

お土産にもオススメなのが、パッケージに東京の名所が描かれた「榮太樓飴 東京名所缶」。黒飴(写真左上)と梅ぼ志飴(写真右上)には、今昔の日本橋の風景がそれぞれ描かれています。


江戸時代からの製法を守り続けている飴は、もちろんその味も絶品。砂糖の熱分解により生じる“カラメル”を主体とした複雑な風味が、独特のコクを生み出すのだそう。歯に付かずカリカリと軽やかに噛み砕けるキレの良さもポイントです。


銘品を購入したら散歩は終了。2分ほど歩き、東京メトロ・日本橋駅から電車に乗って家路に着きましょう。

榮太樓總本鋪 日本橋本店
  • 所在地

    東京都中央区 日本橋1-2-5

  • 最寄駅

    日本橋

  • 電話番号

    03-3271-7785

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