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あなたの方法が間違ってない? プロが教える紫外線対策講座

「SPF」「PA」「UPF」って何? 知らなきゃ損する、紫外線にまつわる数値の常識

新しい日焼け止めを買おうと薬局に行った時に、ふと気になったんです。

「日焼け止めに書いてある『SPF』『PA』って何!?」

今までは、効果がありそうだから数値が高い「SPF50 PA+++」を買ってたんだけど、この数値の意味って実はよく知らないんですよね。だから、気になったらいてもたってもいられない。美容家の山本未奈子さん、「SPF」「PA」について教えて!

「実は、『SPF10』と『SPF50』のように数値が違っても、紫外線を遮る効果は同じなんですよ」

…えっ、数値が高い方が効果が高いわけじゃないの?

「SPF」「PA」の数値は、効果ではなく時間の差!?

日焼け止めを買う際は、「SPF」「PA」の表示もしっかりチェック!

「数値の話をする前に、まずは『SPF』と『PA』の違いを説明しましょう。紫外線には『UVA』『UVB』『UVC』の3種類があります。地球の表面まで届いていない『UVC』は気にしなくて大丈夫なんですが、『UVA』は肌の奥まで達し、シワやたるみの原因になります。『UVB』はシミやそばかすの原因に。そして、『SPF』が『UVB』、『PA』が『UVA』に対する表示なんです」

だから、「SPF」「PA」と表示が2つあるんですね。では、先ほどの「効果は同じ」って話の続きをお願いします。

「『SPF』は1~50、『PA』は+~+++の段階がありますが、どちらもこの数値が表しているのは、日焼けが始まる、つまり紫外線の影響を受け始める時間の差なんです。『SPF』の場合、『SPF1』で20分といわれています。なので、『SPF1』の日焼け止めを塗って屋外にいたら、約20分ほどで日焼けし始めるというわけです。ちなみに、『SPF25』で8時間、『SPF50』で16時間といわれますが、これは平均的な日射量で計算した値なので、天気やいる場所によって前後します」

そういうことだったんだ。でも、それだったらやっぱり「SPF50 PA+++」を塗っていれば大丈夫じゃないの?

「いいえ。数値が高いものほど肌への負担が強くなるので、毎日の使用はおすすめしません。平日オフィスワークが中心の方であれば、『SPF25 PA++』くらいで十分。ただ、レジャーなどで1日屋外にいるような日は『SPF50 PA+++』を塗るなど、状況や環境によって塗る日焼け止めを使い分けられるとベストです」

なるほど。数値が高いからいいってわけではなく、賢く選んで使うべきなんですね。

衣類に記された『UPF』が日焼けを防ぐ!?

気になる数値といえば、洋服に付いていた「UPF50+」という表示。どうやらこれも紫外線に関する数値っぽいので、調べてみました!

「UPF」とは、紫外線対策の先進国であるオーストラリアやニュージーランドで用いられている衣類の紫外線保護係数。つまり、その衣服が紫外線や日焼けからどのくらい肌を守ってくれるかを表しているんです。

数値は「50+~40」「35~25」「20~15」の3段階に分かれていて、この数値が表しているのは「SPF」「PA」と同様、日焼けするまでの時間の差。例えば、10分間紫外線を肌に浴びてできた日焼けと同じ程度の日焼けをするのにかかる時間が算出できるんです。表示が「UPF50」であれば、10分×UPF値50=500分。つまり、その服を着ていると、同じ程度の日焼けをするのに500分かかるということになります。

日本のアパレル企業でも、「UPF」を取り入れているところは増えているよう。すでにUVカットシャツなども出回り始めているから、「UPF」が定番化する日もそう遠くないかも。

紫外線に関する数値を正しく理解して、日焼け止めや洋服をうまく活用できたらいいですよね♪ では、とりあえず「SPF25 PA++」の日焼け止めをゲットしてきま~す。

取材に協力いただいた方

山本未奈子(やまもと・みなこ)

美容家、MNC New York Inc.代表取締役。英国ITEC認定ビューティースペシャリストとして外国で活動後、日本に拠点を移し、美容ブランド「Simplisse」を発表。現在は、美容をテーマにした講演や執筆活動など多方面で活躍。オフィシャルブログ「美人への道」も更新中(http://ameblo.jp/beautytips)。

http://www.simplisse.jp/

掲載内容は2011/07/21時点の情報です。

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キノ子プロフィール

キノ子

とあるローカル新聞社にて美容記事を担当する記者キノ子。美の真相を追い求め東奔西走する熱血記者です。