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源実朝公の作をはじめとする和歌が、平安の昔より伝わる古式にのっとり、神職によって詠みあげられるお祭りです。
披講とは、詩歌に曲節をつけて詠み上げることで、本来、和歌は披講することを前提としています。披講の諸役には読師(どくじ)・講師(こうじ)・発声(はっせい)各1名、講頌(こうしょう)4名があり、読師は司会役、講師が全句を節をつけずに歌を詠み上げた後、発声の先導によって講頌が唱和する、という形式で行われます。披講は平安時代より宮中に伝わってきた古式ゆかしい行事。鎌倉時代の鎌倉においても源頼朝公が花見の宴を催した際に、管弦詩歌の儀を行ったという記述が『吾妻鏡』に見られ、また源実朝公に至っては家集『金槐和歌集』を遺すほど和歌に精通し、文人将軍として知られています。このような故事をもとに、鶴岡八幡宮では、春3月、舞殿において『献詠披講式』が執り行われます。披講式はご神前に和歌を献詠する神事として執り行われ、披講の諸役は宮中歌会始披講会の先生方の指導を受けた鶴岡八幡宮神職が、武家の都・鎌倉の歌会に相応しく直垂に引立鳥帽子という出立ちで務めます。披講される和歌は毎年、実朝公の1首、他は公募に依ります。
【露店の有無】
あり
※日時・場所・出演者、イベント参加に関する条件や料金等が変更になる場合があります。事前に会場・主催者までお問合せいただくか、公式サイト等で最新情報をご確認ください。
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